中嶋悟にアイルトンセナ…「ファンシー絵みやげ」で振り返るF1ブーム(2/2)
■ 鈴鹿サーキットとバイクもの
鈴鹿サーキットのファンシー絵みやげは他にもありますが、なぜかF1に乗っているキャラクターは見つかっておらず、すべてフルフェイスのヘルメットの二輪のライダーなのです。

↑砂時計のついた実用的なキーホルダー。LAST ONE LAP!

↑RIDE ON と書かれたフルフェイスヘルメットをかぶっている。

↑GRAND PRIX と書かれたフルフェイスヘルメットを持っている。
■ 鈴鹿サーキットのその他のキーホルダー
鈴鹿サーキットは観光地として家族連れも訪れるためか、まったくモータースポーツと関係のないファンシー絵みやげも売られていました。モータースポーツに興味のない子供にも、何かを買って帰らせようという戦略と思われます。

↑GANKOMONO。一体なんのキャラクターかは謎です。


↑TERU TERU BOZU。てるてる坊主キャラクターも鈴鹿サーキットに。

↑鈴鹿サーキット周辺はそこまで田園風景ではないが、案山子がモチーフのキーホルダーもある。
■ 白虎隊とモータースポーツ
あの幕末~明治維新期に非業の死を遂げた若者たちである白虎隊が、なぜか時空を超えてモータースポーツをさせられているという、とても行き過ぎたファンシー絵みやげがありますので最後に紹介します。

↑バイクが運転できる年齢なのか? ノーヘルでは? いやそもそも時代考証が!?

↑車が運転できる年齢なのか? サングラス? いやそもそも時代考証が!?

↑白虎隊グランプリは鈴鹿サーキットで行われている!? あとF1サーキットをF1サーカスにもじっているが、もじる必要ある!?
では、また次回。
(文と写真:山下メロ“院長”)
■ 保護のお願い
私は全国の観光地で保護活動を行っていますが、現地から消滅したファンシー絵みやげについては、皆様の家に残されたものが頼りです。もしご実家などの学習机の引き出しの中に眠っているものなどが見つかりましたら、是非ともご一報ください。ハッシュタグ #ファンシー絵みやげ での報告も待ってます。
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