SF映画には名建築がよく似合う!

2020/10/28 21:03KINKIN

映画をみていて、そこに出てきた建物の雰囲気がとても良かった!と思ったことはありませんか?この建物どこにあるのだろう?という視点で映画を見るのも面白いです。

そこで、映画に出てくる世界の名建築を幾つか紹介したいと思います。




マリン郡 (カリフォルニア州)庁舎(Marin County Civic Center)
Wikipedia「Marin County Civic Center」より


まずはアメリカの有名建築家、フランク・ロイド・ライトが設計した建物「マリン郡庁舎」。官公庁の建物とは思えないような独特な建物です。


マリン郡 (カリフォルニア州)庁舎(Marin County Civic Center)
Wikipedia「Marin County Civic Center」より

この建物が出てくる映画、ご存じの方も多いかもしれません。近未来SF映画の「ガタカ」です。イーサン・ホーク、ユマ・サーマン、ジュード・ロウと出演者もすごい。


「ガタカ」 イーサン・ホーク (出演), ユマ・サーマン (出演), アンドリュー・ニコル (監督, 脚本) Amazonより

遺伝子で人の優劣が評価されてしまう時代。宇宙へあこがれる「不適正者」がどの様に宇宙を目指すか……。と言うスリリングなお話です。建物が近未来の世界感とマッチしています。




ソロモン・R・グッゲンハイム美術館
Jminvさんによる写真ACからの写真


続きまして「ソロモン・R・グッゲンハイム美術館」。ニューヨークにある有名な美術館建築です。こちらも「マリン郡庁舎」と同じフランク・ロイド・ライトが設計したもの。


ソロモン・R・グッゲンハイム美術館
Wikipedia「Marin County Civic Center」より

こんな有名な建物、映画に出ていたっけ?と思うかもしれませんが、なんと「メン・イン・ブラック」にちらっと出てくるのです。


「メン・イン・ブラック」 トミー・リー・ジョーンズ (出演), ウィル・スミス (出演), バリー・ソネンフェルド (監督) Amazonより

「メン・イン・ブラック」シリーズの1作目、エイリアンを追いかけるシーンでこのらせん状のスロープが映っています。ニューヨークが舞台の映画なので他にもどんな場所が映っているか探すのも面白いかもしれません。




ブラッドベリー・ビル(Bradbury Building)
Wikipedia「Bradbury Building」より


さて、次は「ブラッドベリー・ビル」。ロサンゼルスにあるジョージ・ワイマン設計の雰囲気あるビルです。何かで見たことがあるのではないでしょうか?


ブラッドベリー・ビル(Bradbury Building)
Luke Jones氏による“Bradbury Building, interior, ironwork.jpg” ライセンスはCC BY 2.0に基づく
Wikipedia「Bradbury Building」より

ここは映画「ブレードランナー」で科学者のセバスチャンが住んでいるビルとして出てきます。このビルは他にも多くの映画やCMの撮影でいるようです。


「ブレードランナー」 ハリソン・フォード (出演), ルトガー・ハウアー (出演), リドリー・スコット (監督)  Amazonより

この「ブレードランナー」には先に出てきたフランク・ロイド・ライト設計の建物「エニス・ハウス」も出てきます。フランク・ロイド・ライト建築はSF映画に好まれているのでしょうか。




アブラクサス館(Espaces d'Abraxas)
Chabe01氏による“Détails Espaces Abraxas Noisy Grand 4.jpg” ライセンスはCC BY-SA 4.0に基づく
Wikipedia「Espaces d'Abraxas」より


こちらはリカルド・ボフィル設計の「アブラクサス館」(フランス)。同じリカルド・ボフィル設計の「ウォールデンセブン」(スペイン)という建築も実は同じ映画に出てくるのです。


「未来世紀ブラジル」 ジョナサン・プライス (出演), ロバート・デ・ニーロ (出演), テリー・ギリアム (監督)  Amazonより

これらの建築は映画「未来世紀ブラジル」に出てきます。このリカルド・ボフィルという建築家、日本でも「銀座資生堂ビル」「ラゾーナ川崎」を手掛けています。




淡路夢舞台
丸岡ジョーさんによる写真ACからの写真


MOA美術館(エスカレーター部)


最後に日本の建物です。熱海にある美術館「MOA美術館」(静岡県)と有名建築家 安藤忠雄が設計した「淡路夢舞台」(兵庫県)の二つ。これらは同じ映画に出てきます。


MOA美術館(美術館建築部)


MOA美術館(エスカレーター部)

これらは映画「ロスト・エモーション」に出てきます。なお、「MOA美術館」は美術館建築部を竹中工務店が設計施工、エントランスからのエスカーレーター部を鹿島建設が設計施工をしています。上の写真はエスカレーター部分。この映画は私はまだ見ていないのでそれぞれのどの場所が映画に映っていたのかは不明。


「ロスト・エモーション」 ニコラス・ホルト (出演), クリステン・スチュワート (出演), ドレイク・ドレマス (監督)  Amazonより

リドリー・スコット製作総指揮のこの映画は日本でもロケが行われ長岡造形大学狭山池博物館なども出てくるようです。ちょっと見てみたいですね。


映画に出てくるシーンも最近はCGが多いかもしれませんが、この様なリアルな建物を見て、その映画を思い出すこともしたいですね。


ソロモン・R・グッゲンハイム美術館

名建築、有名建築家つながりでいまトピアート部メンバーの以下の建築関連コラムも併せてどうでしょう?


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