割れない透明急須爆誕!銀座にオープンした「煎茶堂東京」が提案する新しい煎茶の楽しみ方とは?

2017/11/15 19:30 satomin satomin

こんにちは。365日毎日お茶を飲むsatominです。

「シングルオリジン」

コーヒーやワイン、チョコなどで最近よく聞かれるようになった言葉で、単一農園、単一品種の物ということ。

一般に流通している多くは、コストや品質の安定から、複数の農園や地域、物によっては品種などをブレンドしていることが多いですが、地域や農園ごとの違いや、品種ごとの違い、年ごとの違いをシングルオリジンで楽しむという方が増えています。「テロワール」といった言葉もよく聞かれます。


煎茶の世界にも数年前からシングルオリジンの波が押し寄せてきています。

昔から日本の(まさしく)お茶の間にあったお茶は、産地や品種を組み合わせてブレンド(合組み)したお茶でした。品質は安定していましたが個性のない、どこの産地か誰が作ったものかわからない大量生産のお茶が当たり前でした。

そんなこれまでの煎茶を現代のライフスタイルにあわせてリスタイルし、新たな楽しみ方を提案するシングルオリジン煎茶専門店「煎茶堂東京」が11月3日(金)に誕生しました。

以前コラムでも紹介したハンドドリップ日本茶専門店「東京茶寮」(三軒茶屋)を運営するgreen brewing(グリーンブルーイング)の直営店2店舗目です。



場所はGINZA SIXからも程近い銀座5丁目。通りに面した店舗は、白い壁に煎茶堂東京のロゴと店名が描かれたシンプルな店構え。




ガラスのドアを開け入店すると正面に大きく描かれた煎茶堂東京のロゴが目に入ります。




中央には白いカウンターが置かれ、この日はプレオープンだった為ゲスト用のフードなどが並んでいました。

左右の壁には商品が陳列され、入って右側にはカラフルな茶缶が。左側には水出し茶が入ったボトルが逆さまになって並んでいるのが実に印象的。煎茶バーのようです。


▲シングルオリジン煎茶の水出し試飲スペース


それぞれのボトルから試飲用カップに注いで試飲します。これは楽しくていろいろ飲み比べたくなります。
透明なボトルで煎茶の水色もよく見えるので、見た目だけでなく実用性も。


▲気になるお茶の水出し茶を試飲できる


白いカウンターの一番奥には黒いケトルが2つ並び、試飲用の温かい煎茶を淹れるスペースになっている。
煎茶堂東京では店内のすべてのシングルオリジン煎茶を試飲してから購入できるというのも嬉しいポイント。



お茶を淹れている手元を見ると、すごく気になるものが!!

急須ではなく透明な茶器…
取っ手のない急須「宝瓶(ほうびん)」のようなもので淹れている!




これは、煎茶堂東京オープンにあわせて開発された「透明急須」。
「究極にシンプルにお茶を淹れられる」ことをコンセプトに、現代のライフスタイルに合わせてデザインした1人用の急須なのだとか。

最大の特徴はその素材。
「特別な樹脂トライタンでできている」とLUCY ALTER DESIGNの谷本さん。





「トライタン???」

その正体を伺うと「成型しやすい新素材で、ガラスに比べて軽く、割れないのが特長です。」(谷本さん)
なるほど見た目はガラスのように透き通っているのに、持つと軽い!


トライタンは哺乳瓶やワイングラスにも使われているそう。
割れないのはもちろん、熱湯が入っている状態で持っても熱くない。温かいお茶はもちろん、氷を使った冷茶でも使えるという万能ぶり。
耐熱温度は100℃。取っ手がないので収納場所も小スペース!洗剤で洗え、食洗機もOK!

もういいこと尽くめ!
まさしく現代生活にあった新しい茶器と言えそう。

東京茶寮の煎茶専用ドリッパーも革新的でしたが、透明急須もその先見性に驚かされます。





店内で透明急須を使って試飲の煎茶を振舞っていたLUCY ALTER DESIGN代表の青柳さんに、普通の急須との違いを伺うと、「味だけではなく視覚、水色が見える見た目が違う」と目の前の透明急須を指差す。

初めてみる茶器に使い方をたずねると実際に煎茶を淹れるところを実演してくれた。
茶缶からスプーンで茶葉を取り出し、天秤で重さを計った茶葉を透明急須の中へ入れる青柳さん。




「透明急須は注ぐと1人前120mlになるように作られています。」と電気ケトルの温度設定で沸かしたお湯を透明急須に注ぐ。「1分20秒待ちます。」と砂時計をひっくり返す。

待っている間も透明急須の中のお茶の色が見える。茶葉が開いていくのを眺めるのも楽しい。




1分20秒後、透明急須を片手で持ち、いくつかの茶碗に注ぎわけていく。




「口が広いので茶葉も入れやすく、洗いやすい」(青柳さん)といった特長もあるのだとか。

試しにお湯のはいった状態で触らせてもらったが熱くなかった。トライタンすごい!



◆すごいのは透明急須だけじゃない。テクノロジーと煎茶の融合!

洗練されたデザインの店舗は外観も内装も主に白地に黒の線でデザインされている中、カラフルな一角が!



色とりどりの茶缶が壁を埋め尽くす。それぞれのお茶によって色が違う。原色ではなく、かといって、和の色というわけでもなく、心地よい中間色や柔らかい色合い、見たことのない色味のものと実に様々。

この色、実は緻密に計算されて決められているというから驚く。
「独自のアルゴリズムによって個性豊かなシングルオリジン煎茶を数値化し、それぞれの茶葉を色彩表現に置き換えた」
聞いただけでは瞬時に理解できないが、なんだか近未来的でいままでの煎茶の世界にはなかった概念だ。
「これにより、茶葉の情報から固有の色が表され、言語を超えて茶葉の魅力を伝えるデザインとなりました。」
まさに、テクノロジーと煎茶の融合!!
その結果があのカラフルな商品陳列につながっているわけです。

公式ホームページにそのアルゴリズムを解説した動画があるので、気になる方はご覧ください。



▲シングルオリジン煎茶25種のアルゴリズムパッケージ


透明急須といい、この茶缶といいフォトジェニックだ。インスタ映えのある見た目はギフトにも最適。
シンプルで洗練されているので世代や性別も選ばない。日本全国の高品質なシングルオリジン煎茶でこだわりを見せ、なにより健康的。

価格的にも東京の銀座にあるのにもかかわらず、透明急須が3,500円、シングルオリジン煎茶各種(アルゴリズムパッケージ)が1,900円~、選べる5煎ギフトパックが2,100円と、目が飛び出る程の価格でもありません(全て税込み)。

贈った人のセンスも評価される神ギフトです。



▲「希少品種シングルオリジン煎茶5種セレクション」25種からお好みの煎茶を選べる



「割れる、かさばる、洗いにくい」そんな急須の煩わしさを解消。
「割れない、熱くない、省スペース、洗いやすい」という機能性を実現した透明急須。

お茶好きなら気になるのでは?ちなみに筆者も持ち運び用に1つ購入。
色々なところで淹れたての煎茶を愉しもうと目論んでいるところです。


日本人のソウルドリンク「煎茶」をもっと身近に、もっとイマらしくした「煎茶堂東京」。
最先端の煎茶のスタイルを目撃しに行ってみては。




▲茶缶がうっすら透ける風呂敷のような包装もかわいい



▲茶缶はスタッキングでき小スペース化!


・煎茶堂東京
住所:東京都中央区銀座5-10-10銀座マルシマビル1F
営業時間:11:00~19:00
定休日:なし(年末年始・お盆を除く)
ホームページ


(satomin@お茶ライター Teawriter)



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