水木一郎、加山雄三からNight Tempo、藤井風まで2022年の日本の音楽シーンまとめ(40代以上向け)!

2022/12/23 17:00 龍女 龍女

シティーポップスブームの牽引者の一人、DJ Night TempoがTV出演


(DJでシティポップスブームの牽引者の一人、Night Tempo イラストby龍女)

すっかりYouTubeが、筆者が最も触れる映像メディアになってしまった。
その中で、2010年代前半の音楽のマイブームは昭和歌謡で、2010年代後半はシティポップスであった。
2016年頃から、恐らく筆者が最も聴いた日本の歌は
竹内まりや『プラスティック・ラブ』で間違いないだろう。

しかし、筆者はふと思う。
これは自分の意思で選んだ音楽だろうか?

この楽曲の不思議な魅力に惹かれた原因の一翼は、間違いなく韓国人DJの
Night Tempo(1986年生れ)が関係している。

TBSラジオの『ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル』か後番組の『アフター6ジャンクション』の中で名前を知ったような記憶がある。
不定期番組だが、毎回楽しみにしている星野源のNHKの音楽バラエティ番組
『おげんさんといっしょ』2022年8月18日の放送を観ていたら、思わず画面の前で大声で叫んでしまい、母親に叱られた。
名前だけしか知らなかったNight Tempoを初めて観られたからである。
「こんな顔しているんだ…」
アニメの登場人物かと思っていたら、実在の人物だと知って驚いたような心持ちである。

これはおげんさん一家の一員の隆子(藤井隆)が関係している。
鈴木杏樹が俳優デビュー前でロンドンで歌手活動したときのデビュー曲『We Should be Dancing』を、鈴木杏樹と藤井隆のデュエット曲にリメイクしたときに編曲に参加したからだ。
ほぼ初めて、藤井隆と鈴木杏樹がTVでパフォーマンスするに当たって、共演することになったのだ。

そしてその放送から3ヶ月経った11月15日。
『マツコの知らない世界』に「80's Japanese POPSの世界」の案内人として、Night Tempoがゲストとして登場した。
ここで何故韓国の青年が日本のポップスに目覚めていくのか詳しく語られていく。
韓国には、数年遅れで日本のポップスがカセットテープを通じて伝わった文化が90年代前半に存在していたことを知り、不思議な感覚を味わった。

そしてこの番組の山場は、後半のサプライズゲスト、菊池桃子(1968年5月4日生れ)の登場で最高潮になる。

その前段階として、Night Tempoの部屋の様子が撮影されている。
杏里のアルバムのカセットテープが同じ作品が何本も飾ってあるのにもマニア感が大きかったが、ポスターがやたらと菊池桃子が多いことに気づく。

こ、これは、菊池桃子はNight Tempoのミューズだな!
(ちょっと、表現をソフトにしてみました)

今後は、菊池桃子がかつてやっていたあのバンド、ラ・ムーのヴァージョン2.0をやりたいという野望を語った。

すでにAKB48の9月公演の楽曲提供をしていて、オリジナル楽曲を制作する態勢にうつったようだ。
Night Tempoの快進撃はまだまだこれからのようである。

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