木村拓哉の最新主演作『未来への10カウント』のヒロイン役は、本人待望の満島ひかり。何故一流の女優たちはキムタクと共演したいのか?

2022/4/28 16:00 龍女 龍女

⑤『ビューティフルライフ』(2000年1月~3月)

木村拓哉主演のドラマでTBSでの金字塔と呼べる作品だろう。
こちらの脚本も『ロングバケーション』と同じ北川悦吏子である。
美容師・沖島柊二は、車椅子の図書館司書・町田杏子と恋におちる。

演じたのは常盤貴子(1972年4月30日生れ)だ。
北川悦吏子がTBSで1995年に書いた『愛していると言ってくれ』でヒロイン役を務めた。
そのスタッフが暖めていた企画で、続投することになったようだ。


(『ビューティフルライフ』の1シーンから引用 イラストby龍女)

木村拓哉が美容師を演じることになったのは、先にカリスマ美容師のブームがあったからだ。
表参道近くの青山で美容院を経営するのが一流の美容師のステイタスであった。


⑥『CHANGE』(2008年5月~7月)

35歳の史上最年少の首相朝倉啓太を演じた。

政治家の野望を持つ元財務相のキャリア官僚で朝倉の秘書・美山里香を深津絵里(1973年1月11日生れ)が演じた。


(『CHANGE』の1シーンから引用 イラストby龍女)

木村拓哉との共演は、『空から降る一億の星』(2002年4月~6月)以来である。
明石家さんま演じる刑事の妹役が深津絵里で、容疑者が木村拓哉だった。
最後は悲しい結末になってしまう恋人の役だったので、こちらは政治モノだがコメディだったので、安心して観ていられた。

深津絵里はこれ以降、軸足を映画舞台中心に置き、連続ドラマは『カムカムエヴリバディ』(2021年12月~2022年3月)まで出演しなかった。

このドラマの脚本は福田靖(1962年生れ)である。
木村拓哉と組むのは『HERO』以来だった。
最新作『未来への10カウント』で三度目のコンビを組む。

さて今度は映画で共演した人たちを観ていこう。

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