木村拓哉の最新主演作『未来への10カウント』のヒロイン役は、本人待望の満島ひかり。何故一流の女優たちはキムタクと共演したいのか?

2022/4/28 16:00 龍女 龍女

③『協奏曲』(1996年10月~12月)


(『協奏曲』のイメージ写真から引用 イラストby龍女)

主役は田村正和(1943~2021)だが、
ヒロイン宮沢りえ(1973年4月6日)を巡って三角関係を繰り広げる。
田村正和と木村拓哉は、建築家とその弟子を演じ、宮沢りえは弟子の恋人である。

脚本の池端俊策は大河ドラマ『太平記』(1991年)に宮沢りえを出演させている。
宮沢りえは映画・舞台・ドラマと日本を代表する俳優の一人である。
1994年には『四十七の刺客』で、高倉健(1931~2014)の相手役を演じている。


④『ラブジェネレーション』(1997年10月~12月)


(イラストby龍女)

相手役は松たか子(1977年6月10日生れ)だ。
初共演は『ロングバケーション』で、松たか子は主人公の瀬名秀俊(木村拓哉)の後輩のピアニスト奥沢涼子を演じた。

広告代理店のサラリーマン片桐哲平(木村拓哉)とOLの上杉理子(松たか子)のラブストーリーである。
このドラマは大滝詠一(1948~2013)が歌った『幸せな結末』が大ヒットした。
彼女とは名コンビとなり、『HERO』(2001年1月~3月)で再び共演している。

俳優木村拓哉の最大の特徴は、モノマネ芸人ホリが実際言ったかどうか分からないが
「ちょ、待てよ」
と表現したように、リアクションにある。
長台詞を語るより、相手役に対しての反応の間が抜群に上手い。
所属していたアイドルグループSMAPの中でも歌が一番上手かった。
ミュージシャンとしての経験から間の取り方が上手いのが最大の長所になっている。
相手役として松たか子とのコンビネーションが特によかったのは、彼女もミュージシャンでもあるからだろう。

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