次のNHK朝ドラ『らんまん』は宮﨑あおいが担当!美輪明宏、内村光良、竹内まりやから『舞い上がれ!』のさだまさしまで、朝ドラのナレーターを振り返ってみた
『だんだん』(2008)の竹内まりや(1955年3月20日生れ)
(竹内まりや イラストby龍女)
島根と京都を舞台に離ればなれになった双子のヒロインの物語。
主役は三倉茉奈と三倉佳奈(1986年2月23日生れ)である。
竹内まりやは、島根出身と言うことでナレーターを引き受けたのだろう。
夫の山下達郎は、『ひまわり』(1996)で、『ドリーミング・ガール』を主題歌として提供している。
竹内まりやは、『だんだん』の主題歌として『縁の糸』を書き下ろした。
挿入歌として提供した、マナカナが歌った『いのちの歌』 は、東日本大震災が起った2011年以降好まれて歌われるようになった。
『ひよっこ』(2017)の増田明美(1964年1月1日生れ)
(増田明美 イラストby龍女)
茨城県と東京を舞台に、高度経済成長期に集団就職した女性を描いた物語である。
主役は有村架純(1993年2月13日生れ) である。
主な時代が1964年の東京オリンピック前後だったために、ロス五輪代表の元マラソン選手で現在は解説者の増田明美が選ばれた。
増田明美の解説は、マラソン選手の私生活を盛り込んだある意味どうでも良い情報のオンパレードで、非常に面白い。
その語り口が面白がられて、ナレーターに起用されたようだ。
ちなみに、シドニー五輪の女子マラソンの金メダリストの高橋尚子は最初、増田明美の解説の真似っぽかったが、今は正統派のペース配分や走るときの姿勢を中心とした解説をしている。
増田明美の解説は、マラソンの解説としては邪道だと考えても良いだろう。
しかしこのお陰か、バラエティ番組のナレーションとしても活躍している。
『舞い上がれ!』(2022)のさだまさし
(さだまさし イラストby龍女)
空とパイロットに憧れて、五島列島と東大阪を舞台にした物語である。
主役は福原遥(1998年8月28日生れ)である。
さだまさしは、長崎県出身ということで起用された。
五島列島の名物、ばらもん凧という設定の語りである。
しかし、方言を使ったナレーションではない。
この頁で取り上げたナレーターは皆、方言は使わず標準語で語っている。
ドラマの展開を説明をする役割も担っている。
登場人物とは一定の距離を置いているのだろう。
さだまさしと朝ドラの関係は、『カムカムエブリバディ』(2021)で、NHKの英語講座の人気講師だった平川唯一(1902~1993)を演じた事に始まっている。
さだまさしは日本で最もコンサートを行っている有名ミュージシャンなので、時間を拘束されるドラマには滅多に出られない。
コロナ禍でスケジュールが空いたことから、実現したのだろう。
民放のドラマ『石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー』(2022年7月~9月)では弁護士を演じた。
朝ドラでは、ナレーターの存在が世界観の構築に重要なことが分かったと思う。
朝食をとりながら観る時間帯のドラマでもあるので、ナレーターの存在は、ついつい見逃しがちな内容を振り返ったり、確認するのに役にも立っている。
だから、時に声の仕事でもある歌手が起用されることも納得する。
次の朝ドラの『らんまん』(2023年4月スタート)では、『純情きらり』のヒロイン役を務めた宮﨑あおいが担当するそうだから、非常に楽しみだ。
今後もナレーターに注目して、朝ドラを観てみよう。
※最新記事の公開は筆者のFacebookとTwitterにてお知らせします。
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(竹内まりや イラストby龍女)
島根と京都を舞台に離ればなれになった双子のヒロインの物語。
主役は三倉茉奈と三倉佳奈(1986年2月23日生れ)である。
竹内まりやは、島根出身と言うことでナレーターを引き受けたのだろう。
夫の山下達郎は、『ひまわり』(1996)で、『ドリーミング・ガール』を主題歌として提供している。
竹内まりやは、『だんだん』の主題歌として『縁の糸』を書き下ろした。
挿入歌として提供した、マナカナが歌った『いのちの歌』 は、東日本大震災が起った2011年以降好まれて歌われるようになった。
『ひよっこ』(2017)の増田明美(1964年1月1日生れ)
(増田明美 イラストby龍女)
茨城県と東京を舞台に、高度経済成長期に集団就職した女性を描いた物語である。
主役は有村架純(1993年2月13日生れ) である。
主な時代が1964年の東京オリンピック前後だったために、ロス五輪代表の元マラソン選手で現在は解説者の増田明美が選ばれた。
増田明美の解説は、マラソン選手の私生活を盛り込んだある意味どうでも良い情報のオンパレードで、非常に面白い。
その語り口が面白がられて、ナレーターに起用されたようだ。
ちなみに、シドニー五輪の女子マラソンの金メダリストの高橋尚子は最初、増田明美の解説の真似っぽかったが、今は正統派のペース配分や走るときの姿勢を中心とした解説をしている。
増田明美の解説は、マラソンの解説としては邪道だと考えても良いだろう。
しかしこのお陰か、バラエティ番組のナレーションとしても活躍している。
『舞い上がれ!』(2022)のさだまさし
(さだまさし イラストby龍女)
空とパイロットに憧れて、五島列島と東大阪を舞台にした物語である。
主役は福原遥(1998年8月28日生れ)である。
さだまさしは、長崎県出身ということで起用された。
五島列島の名物、ばらもん凧という設定の語りである。
しかし、方言を使ったナレーションではない。
この頁で取り上げたナレーターは皆、方言は使わず標準語で語っている。
ドラマの展開を説明をする役割も担っている。
登場人物とは一定の距離を置いているのだろう。
さだまさしと朝ドラの関係は、『カムカムエブリバディ』(2021)で、NHKの英語講座の人気講師だった平川唯一(1902~1993)を演じた事に始まっている。
さだまさしは日本で最もコンサートを行っている有名ミュージシャンなので、時間を拘束されるドラマには滅多に出られない。
コロナ禍でスケジュールが空いたことから、実現したのだろう。
民放のドラマ『石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー』(2022年7月~9月)では弁護士を演じた。
朝ドラでは、ナレーターの存在が世界観の構築に重要なことが分かったと思う。
朝食をとりながら観る時間帯のドラマでもあるので、ナレーターの存在は、ついつい見逃しがちな内容を振り返ったり、確認するのに役にも立っている。
だから、時に声の仕事でもある歌手が起用されることも納得する。
次の朝ドラの『らんまん』(2023年4月スタート)では、『純情きらり』のヒロイン役を務めた宮﨑あおいが担当するそうだから、非常に楽しみだ。
今後もナレーターに注目して、朝ドラを観てみよう。
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