4月スタートの朝ドラ、黒島結菜主演『ちむどんどん』は「朝ドラあるある」の宝庫だった!?

2022/4/14 22:00 龍女 龍女

朝ドラあるある⑦
地元出身のベテラン俳優が脇を締める


方言が飛び交う地方が舞台の朝ドラ。
脇を固める地元出身の俳優は、現場の空気感をまとめる重要な役割がある。

過去2作とも沖縄県が舞台の朝ドラに出ている俳優が今回も出ている。
落語家として、立川志の輔の弟子・志ぃさーを名乗る藤木勇人(1961年1月9日生れ)である。


(金城順次役の藤木勇人 イラストby龍女)

仲間由紀恵主演『テンペスト』にも出ており、方言指導も兼ねている。

筆者は沖縄に一度も行ったことがないので、大事な情報源は『秘密のケンミンショー』である。
それによれば、沖縄は、結婚式でかなり遠い親戚まで集まって100人以上出席する風習を持っている。
『ちゅらさん』にも出てきた「ゆんたく」。井戸端会議のような集まりも日常的に行われているそうだ。
沖縄という土地の空気感を出すには、たった一人の沖縄出身者だけでは足りない。
他の地方を舞台にした朝ドラよりも、沖縄出身の俳優の出演者数が多い。
これも『ちゅらさん』と共通する。

沖縄で家族の中で強いと言われるおばぁが、今回は二人も出てくる。
新垣のおばぁ(きゃんひとみ)と、安室のおばぁ(あめくみちこ)である。
『ちゅらさん』ではガレッジセールのゴリ(本名・照屋年之。沖縄芸能界の名門一族、照屋家の一人。映画監督でもある)がメインキャラクターの一人だった。
『ちむどんどん』では、相方の川田広樹の方がハンバーガーショップの店長として登場するそうだ。


いよいよ最後は地元出身以外の俳優が脇役を演じるときのあるあるを探してみた。

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