4月スタートの朝ドラ、黒島結菜主演『ちむどんどん』は「朝ドラあるある」の宝庫だった!?
今回のテーマは、4月11日に始まったNHK朝の連続テレビ小説
『ちむどんどん』を取り上げる。
事前番組と第1回を観たら
「王道の朝ドラが帰ってきた!」
と思った。
なぜなら、「朝ドラのあるある」の要素がふんだんに練り込まれているからだ。
沖縄出身の食いしん坊のヒロインが、都会で料理の修行をするうちに郷土料理の大事さに目覚める。
そんなヒロインを含む四兄妹の人生を歩む姿を通して、沖縄の本土復帰から約50年間を描く。
筆者が最初に気になるのは、脚本家羽原大介(1964年11月27日生れ)である。
(琉球新報のインタビューに答える羽原大介 イラストby龍女)
朝ドラは『マッサン』(2014年10月~2015年3月)以来2作目である。
映画の代表作は
『パッチギ!』(2005年。井筒和幸監督と共同脚本)
『フラガール』(2006年。李相日監督と共同脚本)で、日本アカデミー賞脚本賞を獲得している。
特に『フラガール』は2001年に大ヒットした『ウォーターボーイズ』(監督脚本・矢口史靖)から始まる邦画復活のきっかけになった
青春コメディの決定版として評価されている名作である。
若い出演者たちが練習する過程を見せて、クライマックスでお披露目をする。
「ウォーターボーイズ方式」に則って制作された作品群の最高傑作だ。
今回の『ちむどんどん』の作り方もお手本になった朝ドラがある。
同じく沖縄が舞台の朝ドラ『ちゅらさん』(2001年4月~9月)だ。
何故そう筆者は考えるのか?
共通する設定があったので、後述する。
しかし、『ちゅらさん』は岡田恵和が得意なファンタジーを基調とする。
『ちむどんどん』は羽原大介が得意の社会派コメディに変わっている。
沖縄本土復帰50年を記念して制作されたドラマである。
ナレーターは、フリーキャスターの ジョン・カビラ(1958年11月1日生れ)を起用している。
父がアナウンサーでNHK沖縄放送局の前身の沖縄放送協会の会長だった。
川平朝清(1927年8月30日生れ)なので、企画にふさわしい人選だ。
舞台となる地名は、ファンタジー風味の『ちゅらさん』の沖縄本島の更に南にある八重山諸島の小浜島と具体的だ。
対して『ちむどんどん』は、沖縄本島の北部地域を表す「やんばる」
山原村(そん)とした架空の村名となっている。
羽原大介は、前作『マッサン』では朝ドラらしくない男性主役でヒロインが外国人女性だったドラマを書いた。
王道の朝ドラではどんな設定で作ったか?
現時点で分かる朝ドラあるあるが『ちむどんどん』の中では何にあたるか?
これから挙げていこう。
『ちむどんどん』を取り上げる。
事前番組と第1回を観たら
「王道の朝ドラが帰ってきた!」
と思った。
なぜなら、「朝ドラのあるある」の要素がふんだんに練り込まれているからだ。
沖縄出身の食いしん坊のヒロインが、都会で料理の修行をするうちに郷土料理の大事さに目覚める。
そんなヒロインを含む四兄妹の人生を歩む姿を通して、沖縄の本土復帰から約50年間を描く。
筆者が最初に気になるのは、脚本家羽原大介(1964年11月27日生れ)である。
(琉球新報のインタビューに答える羽原大介 イラストby龍女)
朝ドラは『マッサン』(2014年10月~2015年3月)以来2作目である。
映画の代表作は
『パッチギ!』(2005年。井筒和幸監督と共同脚本)
『フラガール』(2006年。李相日監督と共同脚本)で、日本アカデミー賞脚本賞を獲得している。
特に『フラガール』は2001年に大ヒットした『ウォーターボーイズ』(監督脚本・矢口史靖)から始まる邦画復活のきっかけになった
青春コメディの決定版として評価されている名作である。
若い出演者たちが練習する過程を見せて、クライマックスでお披露目をする。
「ウォーターボーイズ方式」に則って制作された作品群の最高傑作だ。
今回の『ちむどんどん』の作り方もお手本になった朝ドラがある。
同じく沖縄が舞台の朝ドラ『ちゅらさん』(2001年4月~9月)だ。
何故そう筆者は考えるのか?
共通する設定があったので、後述する。
しかし、『ちゅらさん』は岡田恵和が得意なファンタジーを基調とする。
『ちむどんどん』は羽原大介が得意の社会派コメディに変わっている。
沖縄本土復帰50年を記念して制作されたドラマである。
ナレーターは、フリーキャスターの ジョン・カビラ(1958年11月1日生れ)を起用している。
父がアナウンサーでNHK沖縄放送局の前身の沖縄放送協会の会長だった。
川平朝清(1927年8月30日生れ)なので、企画にふさわしい人選だ。
舞台となる地名は、ファンタジー風味の『ちゅらさん』の沖縄本島の更に南にある八重山諸島の小浜島と具体的だ。
対して『ちむどんどん』は、沖縄本島の北部地域を表す「やんばる」
山原村(そん)とした架空の村名となっている。
羽原大介は、前作『マッサン』では朝ドラらしくない男性主役でヒロインが外国人女性だったドラマを書いた。
王道の朝ドラではどんな設定で作ったか?
現時点で分かる朝ドラあるあるが『ちむどんどん』の中では何にあたるか?
これから挙げていこう。