4月スタートの朝ドラ、黒島結菜主演『ちむどんどん』は「朝ドラあるある」の宝庫だった!?

2022/4/14 22:00 龍女 龍女

朝ドラあるある⑤
主人公を好きになる男性は二人以上


朝ドラは大河ドラマに次ぐ、NHKのドラマでは2番目に長い期間の半年間放送される内容だ。
視聴者の楽しみとして、主人公の恋愛模様も大きな山場の一つである。
シナリオの鉄則は、常に主人公を困難に導くことになるから、主人公に本命の相手がいたといてもすぐに成就してはつまらない。

事前に発表されている相関図を見ると、
相手役は宮沢氷魚(1994年4月24日生れ)で確定である。
この配役も、オーディションではなく、最初から決まっていたと考えられる。

何故なら彼は沖縄独特の民謡である「島唄」をタイトルにした1992年のヒット曲を出したロックバンドTHE BOOMのヴォーカルで作詞作曲した宮沢和史(1966年1月18日生れ)の息子である。

宮沢氷魚が演じる青柳和彦の父親の青柳史彦の職業が「民俗学者」としたのも、宮沢和史の音楽性が世界の民族音楽を取り入れていたからであろう。
役名の遊びとして、親子の名前(青柳和彦と史彦)の彦の上だけを足して続けて読むと、「和史」となるので間違いないだろう。


(青柳和彦役の宮沢氷魚 イラストby龍女)

第一回目で青柳和彦が1964年の沖縄にいられるのはたった三ヶ月間と台詞の中で説明されている。
切ない別れのシーンは用意されているのだろうか?

主人公の本役となる黒島結菜が登場するときの年齢は高校三年生に飛ぶ。
比嘉暢子にはもう一人幼なじみの男がいる。
豆腐屋の息子砂川智(さとる)(前田公輝)である。
事前番組で明らかになっているのは、この砂川智は比嘉暢子に片想いである。
しかし、主人公も知らない思わぬ展開があるのが、次のあるあるとなる。


朝ドラあるある⑥
主人公の恋のライバルは身近な人


砂川智に片想いをしているのが、暢子の妹比嘉歌子(上白石萌歌)である。


(暢子の妹・歌子役の上白石萌歌 イラストby龍女)

『ひらり』(1992年10月~1993年3月)のように姉妹の間に三角関係は成立するのか?
暢子はスルーしそうな気もするが。
しかし、暢子が上京して和彦に再会したときには同僚の新聞記者の恋人・大野愛(飯豊まりえ)がいるので東京での三角関係が観られそうな予感である。
こちらも『ちゅらさん』に同じ設定があった。
文也と同じ医者の恋人・西宮遙(小西真奈美)である。


最後はドラマ全体の出来を左右する脇役のあるあるを観ていこう。

    次へ

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6