（向田邦子賞受賞時の写真から　イラストby龍女）

今回のコラムのテーマは、脚本家・藤本有紀（1967年12月29日生れ）がNHKで過去手がけたオリジナル脚本のテレビドラマ4本の共通点についてだ。
その作品とは

朝の連続テレビ小説『ちりとてちん』（2007年10月～2008年3月大阪局）
土曜時代劇『咲くやこの花』（2010年1月～3月）
大河ドラマ『平清盛』（2012年）
木曜時代劇『ちかえもん』（2016年1月～3月）

の4つである。


最新作は、初の朝ドラヒロイン3人リレー形式の
『カムカムエヴリバディ』
でこちらもオリジナル。

彼女が得意とするドラマのテーマが、NHKという放送局に大変むいている秘密について分析してみよう。


最初は筆者が朝ドラの沼にはまった初めての作品である『ちりとてちん』についてである。