カンタン夏バテ予防!「ワキ&股関節のばし」で熱を発散、快眠にも
暑~い夏に困る、体に熱がこもる感覚はだるくてツライもの……!
体内の熱を逃がしやすくするカンタンポーズで夏を乗り切りましょう。
筆者がヨガの先生から教わった「ワキと股関節をひらいて伸ばす」熱にがしテクニック。
先生も習慣にして、体に熱を溜め込まないようにしているとか。
どうして伸ばすだけで熱を逃がすことになるのか、その仕組みをカンタンにイラストで解説します!
体の中の熱は、血液に乗って流れています。体中に張り巡らされた血管に熱が送り届けられます。
暑くなると人間の体は、汗を出したり、体の表面(ヒフ)に血液を集めて体外へ熱を逃がす「放熱」という体温調節をします。
「ワキの下や股関節の近くには太い血管が通っていて、動かさずにいると血流が滞りがちになり、熱がこもった感覚になってしまいます」(田中院長)
ちなみに保冷剤をワキやそけい部に当てる「アイシング」は、その血管を冷やして深部体温を下げる方法です。
グーンと“開いて伸ばす”だけでも滞りが解放され、全身の循環がよくなってこもった熱を発散することに!
■超カンタンストレッチで夏バテ予防!
気だるい寝起きや、仕事中や休み時間など、気づいたときに行って「熱を逃がしやすい」コンディションに! 10秒~20秒を目安に気軽に行ってみてくださいね。
「ワキひらき」はついでに肩コリや背中コリの緩和にも!
「股関節ひらき」はむくみや冷え性の緩和や、腰痛予防にもつながります。
「ワキ」も「股関節」もグーンとひらいて伸ばせれば他のやり方でもOKです! 夜にリラックスしながら行うのもオススメ。簡単にでも体のこわばりをほぐすことで、快眠にもつながります。
腋下リンパ、そけいリンパもあるので、体全体のめぐりがよくなって疲労回復にもつながりやすくなります♪
健康に不安のある方は、無理せず様子をみながらトライしてみてくださいね。
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・監修・取材協力/田中千哉(for.R整体院 院長)