【皆勤賞継続中!】伝説の浮世絵コレクションを見に行きませんか。

2023/8/17 22:04 yamasan yamasan

昨年12月に開館3周年を迎え、4年目に入った川崎浮世絵ギャラリー。



これまでに開催された展覧会は、前期後期があるのものはどちらもすべて見ているので、「皆勤賞」を記念して展覧会チラシや作品目録、購入した絵はがきやグッズなどを一つのファイルにまとめて「川崎浮世絵ギャラリーファイル」を作ってみました。



師走の定番「忠臣蔵」をテーマにした「江戸の華 大忠臣蔵」が開催されたのはちょうど開館2周年を迎えた時でした。

「川崎浮世絵ギャラリーファイル」の冒頭を飾るのはオープニング展「日本の宝、これぞ浮世絵!」のチラシ(下の写真右)。




この時は、前期後期で版画約90点、肉筆画約20点が展示される超豪華版の展示でした。上の写真左はオープニング展の魅力がいっぱい詰まった公式図録です。

川崎浮世絵ギャラリーは、希少な肉筆浮世絵から、役者絵、美人画、武者絵、そして新版画まで約4000点の豊富な浮世絵コレクションで知られる「斎藤文夫コレクション」が展示される美術館で、JR川崎駅北口のすぐそばにあるので、暑い夏も寒い冬も苦労することなく、雨の日も濡れずに行かれるというアクセスのいい場所にあります。

以前に斎藤文夫さんのコレクションが展示されていた「川崎・砂子の里資料館」が休館になってがっかりしていたのですが、川崎浮世絵ギャラリーがオープンしてとてもうれしく思ったことを今でもよく覚えています。

オープニング展の様子は、以前にいまトピのコラムで紹介していますので、ぜひこちらもご覧ください。

伝説の浮世絵コレクションが帰ってきた!
https://ima.goo.ne.jp/column/article/7806.html

川崎浮世絵ギャラリー公式サイト⇒川崎浮世絵ギャラリー

3周年を記念して、展示室に向かう通路には過去展のチラシが展示されていました。



開館以来、初代歌川広重の代表作 保永堂版「東海道五拾三次」や「名所江戸百景」などの人気シリーズ、葛飾北斎の代表作約260点が前期後期で展示された「大北斎展」、「型破りの絵師」歌川国芳の没後160年記念展、幕末から明治にかけて活躍した河鍋暁斎、人気シリーズ「月百姿」で知られる月岡芳年、光線画の小林清親、新版画の川瀬巴水はじめ3年間で20の展覧会、前後期を数えると31もの展示を見ることができました。

3周年の時に開催されていたのは幕末から明治にかけて活躍した楊洲周延の展覧会でした。




楊洲周延のことは知りませんでしたが、江戸時代には描くことが禁じられていた江戸城大奥の生活や行事を題材にした「千代田の大奥」シリーズはじめ、初めて見る作品を楽しむことができました。
有名な浮世絵師の名作シリーズだけでなく、今まで知らなかった浮世絵師の作品に巡り合うことができるのも川崎浮世絵ギャラリーのいいところです。

展覧会に行った時にもらえるプレゼントも楽しみの一つです。
下の写真は来館の方にプレゼントされる名刺サイズの出展作品カレンダー。下が楊洲周延展の時のものです。



裏面は川崎浮世絵ギャラリーの休館日がわかる半年分のカレンダーになっているのでとても便利。
ただし、数に限りがあるので無くなりしだい配布は終了します。とても人気があるので、会期の早めに行かれることをおすすめします。


展覧会関連図録や、絵はがき、クリアファイル、マスキングテープなどのオリジナルグッズも充実してます。

展覧会を見たあとは必ず展示作品の絵はがきを買って帰るのですが、3枚以上絵はがきを購入するとオリジナル封筒に入れてもらえるので、これも毎回の楽しみです。



オープニング展を紹介したコラムではダイカットポストカードの葛飾北斎《冨嶽三十六景》のうち「神奈川沖浪裏」をご紹介したので、今回は「凱風快晴」をご紹介します。



主な浮世絵師たちの展示作品がカラーで収録されている図録は永久保存版です。


月岡芳年《月百姿》や歌川国芳《木曽街道六十九次之内》のようにシリーズものがまとまってみられるのがうれしいです。




川崎浮世絵ギャラリーは、浮世絵ファンはもちろん、浮世絵に詳しくない方でも通い続けているといつの間にか浮世絵のことが好きになる、とても魅力的な美術館です。
「皆勤賞」をめざすとなると堅苦しくなってしまいますので、気軽にふらりと訪れてみてはいかがでしょうか。

「気楽にふらり」と訪れるのに強い味方は年間パスポート。
1年間有効で1枚3000円。観覧料が一般500円なので7回来れば元が取れますし、同じ展覧会を何回見ることもできます。


これで4代目となる年間パスポート。

展示室内は撮影禁止ですが、通路のパネルは撮影可なのもうれしいです。
来館記念にぜひ一枚!



いまトピのコラムではほかにも川崎の見どころを紹介しています。
川崎に来られたらぜひこちらも訪れてみてください!

初詣帰りにふらりと中国庭園を散歩してみた。
https://ima.goo.ne.jp/column/article/12104.html

【祝・100周年】駅チカのエンターテインメントスポットでプチ・ヨーロッパ気分!
https://ima.goo.ne.jp/column/article/12074.html