最新作が上映中のスピルバーグの代表作『ジュラシック・パーク』『ジュラシック・ワールド』シリーズは、実は恐竜好きにとっては好きとはなれない映画である理由が分かった
もし、恐竜に興味の無い人に
「一番好きな恐竜は何?」
と質問された場合、想定している答えは
「イグアノドン」
である。
残念ながら、『ジュラシック・パーク』には登場しない。
(やっと、『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』に出てくると聞いて、頭を抱えた)
理由は簡単で、恐竜研究が始まったきっかけの種の一つだから。
また筆者が恐竜好きの女子小学生の時も、現在でも、イラストが描きやすい。
体を張って、すぐに3段階で恐竜の仮説モノマネもできる。
非常に分かり易い種類である。
コツは最初はタモリが得意なイグアナのモノマネのコピー。
2番目は70年代の想像図を真似て、前傾姿勢で立って親指を突き立てる。
最新は、相撲の立ち会いの待ったなしの姿勢に似ているが親指を地面に付けなければ、バッチリである。
1822年、イギリスの医師ギデオン・マンテル(1790~1852)は、イグアナの歯の形に似た化石を発見した。
ところが歯の化石の大きさは、イグアナの20倍の大きさであったと言う。
学名であるイグアノドンとは「イグアナの歯」と言う意味である。
後にイグアナとは関連性は薄い事が分かってきた。
ギデオン・マンテルは歯以外で角の化石が発見された事に注目し、アフリカの生息するサイのように鼻筋についていると仮説を立てていた。
ところが、マンテルの死後、1878年にベルギーのエノー州にあるベルニサール炭鉱から30体以上の完全な全身骨格化石が発見された!
恐竜の化石で全身骨格が発見される事は希で、30体もあった事は大発見である。
ここでとんでも無い事実が分かった。
角は鼻筋ではなく、親指だった。
この発見が大きく恐竜の想像図の変化をもたらした。
恐竜は当初爬虫類の先祖でトカゲのような生き物として考えられていたので、尻尾を引きずった姿勢で歩いている姿で復元されていた。
イグアノドンは前脚と後ろ脚の長さも異なっていたので二足歩行で復元されるようになった。
ところが他の恐竜の発見も進んでいくうちに、再び四足歩行に戻った。
非常に素早く動けそうな四足歩行に想像図が更に変わったのである。
(イグアノドンの想像図の変化 イラストby龍女)
次はそのきっかけになった恐竜の全盛時代に存在した鳥類の代表である始祖鳥について観ていこう。
「一番好きな恐竜は何?」
と質問された場合、想定している答えは
「イグアノドン」
である。
残念ながら、『ジュラシック・パーク』には登場しない。
(やっと、『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』に出てくると聞いて、頭を抱えた)
理由は簡単で、恐竜研究が始まったきっかけの種の一つだから。
また筆者が恐竜好きの女子小学生の時も、現在でも、イラストが描きやすい。
体を張って、すぐに3段階で恐竜の仮説モノマネもできる。
非常に分かり易い種類である。
コツは最初はタモリが得意なイグアナのモノマネのコピー。
2番目は70年代の想像図を真似て、前傾姿勢で立って親指を突き立てる。
最新は、相撲の立ち会いの待ったなしの姿勢に似ているが親指を地面に付けなければ、バッチリである。
1822年、イギリスの医師ギデオン・マンテル(1790~1852)は、イグアナの歯の形に似た化石を発見した。
ところが歯の化石の大きさは、イグアナの20倍の大きさであったと言う。
学名であるイグアノドンとは「イグアナの歯」と言う意味である。
後にイグアナとは関連性は薄い事が分かってきた。
ギデオン・マンテルは歯以外で角の化石が発見された事に注目し、アフリカの生息するサイのように鼻筋についていると仮説を立てていた。
ところが、マンテルの死後、1878年にベルギーのエノー州にあるベルニサール炭鉱から30体以上の完全な全身骨格化石が発見された!
恐竜の化石で全身骨格が発見される事は希で、30体もあった事は大発見である。
ここでとんでも無い事実が分かった。
角は鼻筋ではなく、親指だった。
この発見が大きく恐竜の想像図の変化をもたらした。
恐竜は当初爬虫類の先祖でトカゲのような生き物として考えられていたので、尻尾を引きずった姿勢で歩いている姿で復元されていた。
イグアノドンは前脚と後ろ脚の長さも異なっていたので二足歩行で復元されるようになった。
ところが他の恐竜の発見も進んでいくうちに、再び四足歩行に戻った。
非常に素早く動けそうな四足歩行に想像図が更に変わったのである。
(イグアノドンの想像図の変化 イラストby龍女)
次はそのきっかけになった恐竜の全盛時代に存在した鳥類の代表である始祖鳥について観ていこう。