最新作が上映中のスピルバーグの代表作『ジュラシック・パーク』『ジュラシック・ワールド』シリーズは、実は恐竜好きにとっては好きとはなれない映画である理由が分かった

2022/8/4 22:00 龍女 龍女

今回のテーマは 現在、シリーズ最新作『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』が上映中で、
この作品をもって『ジュラシック・パーク』『ジュラシック・ワールド』
それぞれ3部作、計6作品が完結した事である。

製作総指揮は80年代以降のアメリカ映画界を牽引してきた巨匠スティーヴン・スピルバーグ(1946年12月18日生れ)である。


(スティーヴン・スピルバーグ イラストby龍女)

最終作は一番、多くの種類の恐竜が出てくるそうだ。
現時点では観ていないので、内容には触れない。
正直、まともに映画館で観たのは『ジュラシック・パーク』の第1作だけである。
『ジュラシック・パーク』のテーマが恐竜と人間のバトルがメインになっている。
筆者は人間が登場する恐竜の映像には正直興味が無い事に気づいてしまった。
恐竜の生態を動物ドキュメンタリーのように眺める方が楽しい。

筆者は、小学校低学年の頃に恐竜にハマっていた。
上野の科学博物館に月1ペースで通っていた。

筆者は中学時代はすっかり熱が冷めて、実は洋楽に夢中だった。
それでも美術の授業で切り絵を教わると、恐竜を画題として選んだ。
今でも自宅のトイレに額装してある。
その様子を写真で撮影した。


(約30年前に筆者が描いた恐竜の切り絵。
左手前からアロサウルス、ヴェラキラプトル、アーケオプテリクス
右手前からブロントサウルス、イグアノドン、ティラノサウルス
 撮影by龍女)

高校生2年生の夏に、第1作目の『ジュラシック・パーク』が公開された。
映画館へ行って観賞すると、恐竜が大画面狭しと堂々と歩いている姿に感動した。
監修に本物の恐竜学者がついている。
人間と大きさの比率も正確なのだ

さて、30年前の切り絵について、話を戻そう。
恐竜好きならこの絵がおかしい事に気づく事だろう。
6種類の恐竜が生息していた時代は、バラバラである。
筆者が好きだった種類をあえて、1枚の絵にまとめて構成した作品である。


今回は久々に恐竜の絵に挑戦してみた。
偶然であるがシリーズ6部作と数字も一致している。
6種類を一つずつ描き直した、連続絵に仕立ててみよう。
約40年ぶりに、最新研究に基づく学研の恐竜図鑑
『恐竜 新版 学研の図鑑LIVE』(学研プラス)
を電子書籍版で購入した。
あの頃は図鑑では無く安い学習漫画を親に買って貰った。
今回は自腹で図鑑が買えて嬉しい。
1種類ずつ最新の研究に基づくイラストを参考にしながら複製画にならないよう、恐竜の研究の進化を分かり易く表現してみよう。

まずは恐竜研究の歴史の始まりになったあの恐竜の復元イラストを参考にして自分なりにアレンジしてみた。

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