『カムカムエヴリバディ』にも出演中の早乙女太一や梅沢富美男の他にも!?「大衆演劇」出身のアニメにも関わる意外な人物とは?

2022/2/3 22:00 龍女 龍女

注目株・若葉竜也(りゅうや) (1989年6月10日生れ)

朝ドラ『おちょやん』(2020年後期)に登場する主人公竹井千代(杉咲花)の初恋相手の映画会社の助監督・小暮真治を演じた。
余談だが、この小暮のモデルは主に舞台演出家の杉本良吉(1907~1939)がベースになっているが、千代のモデル浪花千栄子(1907~1973)とは少ししか接点はないようだ。


(朝ドラ『おちょやん』の小暮真治。NHKアーカイブスから引用。 イラストby龍女)

大衆演劇の若葉劇団で幼少期は二人の兄と共に『チビ玉三兄弟』として子役として出ていた。
フジテレビのドキュメンタリーで密着取材されていた過去がある。
2000年には長兄・紫を座長として、弟妹とチビ玉五兄弟として新生若葉劇団として活動する。
TVドラマの子役としても、大河ドラマの『徳川慶喜』の主人公(慶喜を演じたのは本木雅弘)の幼少期の七郎麿で出演していた。
しかし、幼少期から親に芸を仕込まれることに反発心があり、思春期を迎えると俳優を辞めたいと思うようになったようだ。
次兄の市之丞はダンサーに転向。
若葉劇団としての活動は休止となる
竜也はTVドラマ『野ブタ。をプロデュース』(2005年10月~ 12月)や『マイ★ボス マイ★ヒーロー』(2006年7月~ 9月)の出演など、同世代の俳優との共演を通して、演じることの楽しさを見つけた。

筆者は全く認識していなかったが、以前にも若葉竜也の演技を観ていたことに気づいた。
前述した長瀬智也主演の『マイ★ボス マイ★ヒーロー』である。
おそらく役の出番の長さもあるが自然すぎる存在感もあったせいだろう。
特に『徳川慶喜』でふくよかな子役だった子が、シュッとしたイケメンに成長しているのに、ビックリしてしまった。


(1998年大河ドラマ『徳川慶喜』の七郎麿。NHKアーカイブスから引用。 イラストby龍女)

20代の活動は、主に映画での活躍が目立ってくる。
最新作は、今年の1月28日に公開した有村架純主演の『前科者』である。


大衆演劇とはかつて我々の生活の身近にあった小芝居であったようだ。
筆者が育った昭和の終わりの東京郊外ではすでに身近な存在ではなかったので一度も観たことが無い。

前述した梅沢富美男の兄である、梅沢武生が亡くなったばかりである。
大衆演劇がなくなってしまわない内に観てみたくなった。


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