『カムカムエヴリバディ』にも出演中の早乙女太一や梅沢富美男の他にも!?「大衆演劇」出身のアニメにも関わる意外な人物とは?

2022/2/3 22:00 龍女 龍女

ポケットモンスターのサトシ役・松本梨香(1968年11月30日生れ)

松本梨花は元々大衆演劇の新青座の座長の中村雄次郎が父で、舞台俳優を目指していた。
大人の舞台俳優を目指して、俳協養成所に入った。
養成所の同じ14期生に山寺宏一がいる。
卒業1年後。劇作家・井上ひさしが座付き作家のこまつ座の舞台を巡業中、兄が病死、自身も結核にかかり、ドクターストップがかかる。
舞台俳優の道を断たれてしまった。
松本は悩んでいるときに同期の山寺宏一に相談して、声優の道を歩むことになる。
声優はオーディションで役を決めるそうだ。
松本は1987年のデビューから4年目の1991年に『絶対無敵ライジンオー』で初の主演に抜擢される。
声優デビューの10年目に当たり役の『ポケットモンスター』のサトシ役を演じるようになる。
役の幅は広く、老婆から動物まで何でもこなすが、主役では少年役が目立つ。
本人のtwitterによれば大衆演劇時代に少年役も演じていた経験が生きていると述べている。


(松本梨香のtwitterの写真から引用。大衆演劇時代の姿。 イラストby龍女)

現在は、声優の第一人者の一人で後進の指導も行っているという。
筆者も大学生の頃は、『ポケットモンスター』のアニメを観ていたので、感慨深いものがある。
『ポケットモンスター』の主題歌の『めざせポケモンマスター』が口ずさめることに気づいた。
恥ずかしながら、大衆演劇の繋がりは、ほんの数ヶ月前に知った次第である。


(デイリースポーツ2020年11月11日の記事から引用 イラストby龍女)

最後は、早乙女太一よりは少し年上だ。
こちらも松本梨花と同様、大衆演劇から俳優の道へ転向した人物である。
おそらく日本映画界を引っ張っていくかもしれない伸びしろのある注目株を紹介しよう。

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