【鉛筆で描いてみた】しずくに注目!雨上がりの紫陽花
こんにちは。shirokumaです。
鉛筆で写実的なモノクロのイラストを描いてみたシリーズ2回目は、雨上がりの紫陽花です。
子どもたちと幼稚園に向かって歩いているときに見かけました。紫陽花の上を転がっているような雨粒がとても綺麗だったので、描いてみました。
下描きをしている途中で、紫陽花にしたことを後悔し始めました。
年齢のせいなのか目が霞んできて、途中でどこを描いているのか見失ってしまったので、描き直すことに。
↑二度目の下描き。
今度は見失わないように、全体を見るというよりは細部から徐々に広げていく感じで点を描くように少しずつ慎重に順番に形を追いました。
その後、輪郭線で形をはっきりさせました。
輪郭線をくっきりと引いたのには理由があり、今回は水に溶ける鉛筆というものを使ってみたからです。
画材店で偶然見つけたのですが、どんなものなのか試して見たくて購入してみました。水で輪郭線を溶かしたら、いい具合に濃淡がついて紫陽花の滲んだような色が表現できるのではと思ったのです。
しかし、うっかりしていて普通の溶けない鉛筆を使っていました。気づいたときにはもうだいぶ描き進めていました。
↑溶ける鉛筆に持ち替え、中心のメインの紫陽花は輪郭線、周りは面で形を確かめ、濃淡もつけて全体的にはっきりとさせました。
↑絵筆に水を含ませて鉛筆の粉を溶かします。
初めて使うので、メインではない広い面の部分で試してみました。
↑溶かした部分は消しゴムで消せると書いてあったのですが、軟らかい練りゴムではあまり消えなかったので、硬い消しゴムで調整しました。
↑全体的に水で溶かしてみました。
始めに間違えて普通の鉛筆を使ってしまっていたので、輪郭線が目立っています。再度鉛筆で描いたり水で溶かしたり、消しゴムを使ったりしながら調整していきます。
↑一番素敵だと思った部分が雨粒なので、そこからまず調整を始めました。
↑下描きのときに形を追いかけたつもりでしたが、描き進めていくうちに、細部の形など間違えている部分が色々と見つかり、消したり描いたりを繰り返しながら、調整していきました。
↑メインの紫陽花を目立たせるために、周りを暗くしました。こちらでほぼ完成です。
用紙サイズ/B5
制作時間/50~55時間くらい
描いても描いても進まず、途中で何度か心が折れそうになりました(笑)
そして最終形態が…こちら↓です!
前回は表面がツルツルした紙を使いましたが、今回は水に溶ける鉛筆を使ってみたかったので、水と相性の良さそうな少し表面の荒い紙を使ってみました。
凹凸があるので、鉛筆で描いた部分を滑らかにぼかせず紙の質感が出てしまい、水で溶ける鉛筆の良さも活かせなかったので、またリベンジしてみたいですが、しばらく紫陽花は遠慮したいかなと思います。
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