「なつかしの中学生カルチャー」ヤンキー文化後期の思い出
私が中学生だった頃
学校にはまだまだヤンキーがいっぱいいて
授業をさぼったり
半分以上の生徒がサボっているクラスもあった
かつあげをしたり
持ってないと言うと、意外とあっさり引き下がったり。
ヤンキーによっていろいろ。
他のクラスの授業を妨害したり
授業中突然先輩ヤンキーが乱入してきて、「とんねるずのみなさんのおかげです」のコントをやって、出て行ったことがあった。目的がわからなすぎる。
若い女の先生の授業中がねらわれやすい。
そのほかにも
シンナー吸ったりタバコ吸ったり、
後輩殴ったり、先生とケンカしたり、
教室に置いてあった財布盗んだり、
夜の校舎窓ガラス壊してまわったり、
盗んだバイクで走り出したり……
青春時代のエネルギー持て余している若人がたくさんいたわけです。
いまでこそ、「ヤンキー?ださっ」ってなるけど、当時は悪いこと=かっこいいみたいな雰囲気があって、不良男子はモテたし、世間的にもまだヤンキーとか暴走族とかは人気がありました。
そのころのスタイル↓
しかしこの頃からチーマー、コギャルがポコポコと発生し始めて、ヤンキー文化は徐々に衰退を迎えるのであります。
ヤンキー衰退前夜。そんな時代でした。
当時ハマった
ヤンキーが出てくるマンガ
『天使なんかじゃない』(集英社)
矢沢あい
厳密に言うと「元ヤンキー」が出てくるマンガ、です。
ヤンキーが登場する名作マンガをたくさん世に送り出してきた矢沢先生でしたが、ヤンキー文化の衰退をいち早く感じ取ったのか、脱ヤンキーマンガの本作を描いて大人気を博しました。私もハマりましたね、これ。
主人公冴島翠ちゃんの中学時代の同級生、ケンちゃんの短髪&もみあげ、細身のパンツ、キャスケットがすごいオシャレに感じられたものです。
晃のリーゼントがダサいみたいな位置づけだったりね。
この頃もう少女漫画界ではヤンキーの時代は終わっていたようです。
『SLAM DUNK』(集英社)
井上雄彦
説明不要の名作です。
ヤンキーがバスケをやるって新しいなあ~と思ってました。
このマンガのおかげでバスケブーム、エアジョーダンブームが起こったり、流川似のバスケ部員がモテたりしました。
『ゴリラ―マン』(講談社)
ハロルド作石
少女漫画では、時代が終わってしまったけれど、少年・青年漫画の方ではまだまだ熱いぜ!ヤンキーマンガ!特に講談社のマガジン系は衰え知らず。
『ゴリラ―マン』はヤンキー日常マンガの傑作です。
先日、私の実家からこのマンガの登場人物・藤本の似顔絵が大量に出てきました。私が中学時代せっせと描いていたものです。「私、藤本に恋してたんだ…」と思ってちょっと恥ずかしかった…。
『疾風伝説 特攻の拓』(講談社)
佐木飛朗斗/所十三
ヤンキーの時代はまだまだ終わらん!と言わんばかりに堂々と登場したこのマンガ。現役バリバリの暴走族のお話。
タイトルからして「特攻」を「ぶっこみ」と読ませるなど、当て字のセンスが素晴らしい!
こんな感じで、私の中学時代に流行ったもの、ハマったものをイロイロ紹介していきます。
これを読んでなつかしいと思った方、これもハマったな~というものがあれば教えてくださいー!