喫茶店のお客さん観察日記:第11回~競艇に行ってきた編~
喫茶店のお客さん観察日記:第11回
~競艇に行ってきた編~
日曜日の午後1時
東京都府中市の競艇場にある喫茶店にて
・グレーなオジサン
競艇場にいるオジサンたちは、ドレスコードかっていうぐらい「グレー」「ベージュ」「紺」の色の服ばかり着ている。ボートの6色を目立たせるためなのか?
60代後半と思われるこの男性も例外なく、グレーのキャップ&ベストとベージュのチノパンでコーディネート。
キャップ率、なんだかやたらポケットが付いているベスト率も高い。
・歯がないオジサン
前歯がないと見ているこちらはすごく気になってしまうけれど、本人はそんなことより戸田競艇場のレースに夢中。
この日は戸田の舟券も場外発売していて、ベテランさんたちは2会場分予想しなければいけないので、大忙しなのだ。
・哀愁のオジサン
お店の片隅でお茶(無料)だけ飲んでいる60代後半のオジサン。
背中から哀愁が漂いすぎて、「今日のレースどうでしたか?」なんて決して聞けやしない。
初競艇場楽しかった! 舟券買うときとか、予想屋に予想を聞くときとか、へえ~っていうシステムがたくさんあったのだけれど、マンガに描ききれなかったのが残念。
場内に昭和の黒幕・笹川良一の銅像があって、なぜ?と思ったら、彼は日本船舶振興会を設立した“日本競艇の父”的な人だったのですね。興味深いです。
この連載は、ゆめ子が全国津々浦々いろんな喫茶店を巡って、ナイスなお客さんをレポートしています。
次回は11月5日(水)配信予定です。