喫茶店のお客さん観察日記:第8回~朝通勤前のラッシュ編~

2014/9/10 11:00 ゆめ子 ゆめ子






喫茶店のお客さん観察日記:第8回
~朝通勤前のラッシュ編~

月曜日の午前7時
東京都世田谷区のとある喫茶店にて
※コーヒー1杯 250円~





・プロのサラリーマン


ワタクシ、いつもならこの時間まだ夢の中です。
しかし、世の中の企業戦士たちはキチンと起きて会社に向かっているどころか、電車に乗る前に喫茶店でお茶を飲んでいるのです。余裕のある大人!カッコイイ!

お店にいたサラリーマンのほとんどがこの「白いシャツ」「グレーのボトム」「黒の2WAYバッグ」スタイル。サブアイテムとして「メガネ」も多い。
この時点で社員証を付けてるオジサンがいた。会社に着くや否や仕事に取り掛かるためである(たぶん)。




・元プロのサラリーマン


サラリーマンの次に多い客層は、定年を迎えたと思われる男性。
早く目が覚めてしまうからなのか、現役時代を懐かしんでいるからなのか、混み合っている店にわざわざ入って、ゆったりと新聞や文庫本を読んだりしている。
現役サラリーマンと違って、ピリッとした緊張感は全く感じられない。
この層の男性は「シャツをズボンに入れない」という特徴がある。シャツを出すことによって、社畜からの脱却を表現しているのかもしれない。




・1番乗りな二人組


60代後半の男性二人組。店が開くと1番に入店し、いつもの席に座る。
一緒に並んでいるからといって仲良しかというと、そういうわけではなく座る席はバラバラ。
違う日に来た時も1番に並んでいたので、これが生きがいなのかもしれない。
他のサラリーマン客は15分くらいで席を立つのに、ゆっくり30分くらい新聞を読んでいた。





朝の喫茶店は想像以上にサラリーマンの世界で、秩序立っていました。戦士の貴重な休息時間を見ることができておもしろい朝でした。


この連載は、ゆめ子が全国津々浦々いろんな喫茶店を巡って、ナイスなお客さんをレポートしています。
次回は9月24日(水)配信予定です。