オトナだって夢を見る!ファンタジー系の展覧会オススメ5つ

2019/5/29 20:40 KIN KIN
今年は注目すべきファンタジー的要素の展覧会が幾つもあります。今まででも世田谷文学館「ヒグチユウコ 展 CIRCUS」(2019/1/19-3/31)やBunkamura ザ・ミュージアム「クマのプーさん展」(2019/2/9-4/14) などが開催されていました。

それらに共通するのは子どもも楽しむことが出来る世界観を、大人でも楽しむことが出来るように見せているというところ。展覧会によっては大人向きへ振り切ってるようなものもありますね。


こどものためだけじゃ勿体無い!オトナのための絵本と展覧会のススメ
https://ima.goo.ne.jp/column/article/5872.html

ちょうど一年前くらいに大人向け絵本に関する展覧会の紹介をしましたが、今年は大人のためのファンタジー的展覧会を都内近郊のものご紹介したいと思います。

大人になった今でもファンタジーな世界が好きな人は多いですよね。ええ、つらい現実から目をそらせ……いや、夢を見るため、大人になってからわかることもあるんですよね。




ムーミン展 THE ART AND THE STORY
https://moomin-art.jp/
森アーツセンターギャラリー
4/9-6/16

さて、まずは現在開催されている展覧会として最強のファンタジーコンテンツであるのがこの「ムーミン」。展示の作品量も圧倒的な大満足な展覧会でした。


『たのしいムーミン一家』(講談社文庫)
トーベ・ヤンソン (著), 山室 静 (翻訳)


原作の原画などがフィンランドの「ムーミン美術館」から来ています。原作のシニカルな雰囲気は大人になった今だから楽しめるところ。今年の3月に埼玉県の飯能にオープンしたテーマパーク「メッツァ・ムーミンバレーパーク」も話題です。


ムーミンテーマパーク「メッツァ」
https://metsa-hanno.com/

ここら辺の内容についてはいまトピで虹さんが詳細なレビューを描いていますのでそちらを参考にして下さい。また、私が以前書いたムーミン小説本の紹介も併せてどうぞ。


まさに【決定版】今度の「ムーミン展」は魂を揺さぶる!
https://ima.goo.ne.jp/column/article/7031.html


ムーミンの原作がすごい!ムーミン小説版オススメ4選。
https://ima.goo.ne.jp/column/article/6364.html




ショーン・タンの世界展 どこでもないどこかへ
http://www.artkarte.art/shauntan/
ちひろ美術館・東京
5/11-7/28

次に、ちひろ美術館で開催しているショーン・タンという絵本作家の展覧会もオススメです。こちらは絵本と言っても、比較的大人向けの世界。細やかな絵とシュールな展開の話の組み合わせがたまりません。


アライバル
ショーン・タン (著), 小林 美幸 (翻訳)


子どものような目線を持ちながら、クリエイティブを追求しているこの作家さんの世界観は本当にすごい。多才なその技量から生み出される作品たちにニヤリとしてしまいます。

かわいく不思議な生き物たちも居るので子ども連れでも楽しめることは間違いなし。この美術館、絵本カフェや絵本図書館、こどものへやなどがあり、ベビーカーの貸し出しもしています。子ども連れに優しい美術館だと思います。




高畑勲展─日本のアニメーションに遺したもの
http://www.ghibli.jp/event/takahata/
東京国立近代美術館
7/2-10/6

大人でも子ども楽しむことが出来る、といえばジブリアニメ。そのジブリの中でも新しい表現を求め、こだわりのある世界観を創り上げていた故 高畑勲監督の展覧会です。


かぐや姫の物語
高畑勲 (監督)


『かぐや姫の物語』(2013年)は遺作になりましたが、デジタルの技法で作られながらも手描きや水彩画と言った風合いを追求した作品になっていて、その絵の美しさは今までに見たどのアニメとも違っていました。

高畑監督の演出に注目した展覧会、そのこだわりを垣間見ることが出来そうです。大人目線によって舞台裏を覗く感じで鑑賞できるかも。




みんなのレオ・レオーニ展
https://www.asahi.com/event/leolionni/
東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館
7/13-9/29

昨年から各地(兵庫、新潟)に巡回し、現在広島で開催されている「レオ・レオーニ」展が東京へきます。レオ・レオーニと言えば絵本の『スイミー』が有名ですが、その幻の原画が来日するとのこと。


スイミー―ちいさなかしこいさかなのはなし
レオ・レオニ (著), 谷川 俊太郎 (翻訳)


絵本で使われた絵とは少し違う原画だとのこと。これは見たい!他にもねずみの『フレデリック』や『あおくんときいろちゃん』などの絵本やそのほかの活動を紹介する展覧会になっているようです。

しかし、この展覧会に限った話ではないですが、こう言うファンタジー系の展覧会はグッズにお金を使ってしまいそうです。大人だからこその大人買い……、我慢できるかしら?




みんなのミュシャ ミュシャからマンガへ ― 線の魔術
https://www.ntv.co.jp/mucha2019/
Bunkamura ザ・ミュージアム
7/13-9/29

今までとは少しファンタジーの方向性が違うかもしれませんが、紛れも無く、こちらもファンタジー性が高い展覧会です。美術の世界でも、グラフィックデザインの世界でも有名なミュシャの作品は今に至るまで色々なジャンルの作家へ影響を与えています。



この展覧会の作品リストを見ても、天野喜孝《ファイナルファンタジーXIV 嵐神と冒険者》、出渕裕《聖戦》 「ロードス島戦記」、山岸凉子《真夏の夜の夢》「アラベスク」などファンタジー界の重鎮達の作品が並びます。

子どもの頃に楽しんだ本やゲームへの影響を探して見ましょう。この「みんなのミュシャ」展の紹介をいまトピでTak(タケ)さんが書いていますのでこちらもご覧下さい。


コレもミュシャなの?ちがうの?どっちなの?「みんなのミュシャ」展で知る、影響力のスゴさ
https://ima.goo.ne.jp/column/article/6951.html




不思議のアリス展
http://www.alice2019-20.jp/
そごう美術館
9/21-11/17

そしてこちらは最高で永遠のファンタジーコンテンツであります「不思議の国のアリス」。神戸から始まり、夏は松本に、秋には横浜で開催されます(その後、福岡、静岡、名古屋、新潟へ巡回)。


不思議の国のアリス (角川文庫)
ルイス・キャロル (著), 河合 祥一郎 (翻訳)


作者のルイス・キャロル、最も有名な挿絵を描いたジョン・テニエルなどの資料を見ることが出来そうですね。そしてこの展覧会でも様々なアーティストへの影響を見ることが出来ます。

日本の画家である草間彌生、チェコの人形アニメで有名なヤン・シュヴァンクマイエル、絵本作家のエリック・カールなどがアリスに関わる本や作品を描いています。こちらも大人向け!



他にも現在、六本木ヒルズで「ピクサーのひみつ」展、クレマチスの丘にあるヴァンジ彫刻庭園美術館とベルナール・ビュフェ美術館でミッフィーの展覧会など、子どもだけに独占させたくない、オトナ心くすぐる展覧会が開催されています。今年はファンタジーな世界観にどっぷり浸かってみるのも良いのではないでしょうか?


PIXARのひみつ展 いのちを生みだすサイエンス
https://www.tokyocityview.com/pixar-himitsu-ten/
東京シティビュー
2019/4/13-9/16



クレマチスの丘へミッフィーに会いにいこう!
https://www.clematis-no-oka.co.jp/event/miffy2019.html

美術館に行こう! ディック・ブルーナに学ぶモダン・アートの楽しみ方
https://www.clematis-no-oka.co.jp/buffet-museum/exhibitions/1091/
ベルナール・ビュフェ美術館
2019/4/20-9/29

ミッフィーのたのしいお花畑 ディック・ブルーナが描くお花と絵本の世界展<br> https://www.clematis-no-oka.co.jp/vangi-museum/exhibitions/1154/
ヴァンジ彫刻庭園美術館
2019/4/20-9/29