【三碗コンプリート!】国宝「曜変天目」関西~東京三館めぐりの旅に行ってきた。
ようやく初夏らしくすがすがしい日が続くようになりましたが、アートファンのみなさま、いかがお過ごしでしょうか。
時間がどんなにあっても足りない!と、うれしい悲鳴をあげたくなるほど見に行きたい展覧会がたくさん開催されて、スケジュール調整に頭を悩ませている方もいらっしゃるかと思いますが、この時期の注目は何といっても三つの美術館・博物館でほぼ同時期に展示されている
国宝「曜変天目」三碗そろい踏み
です!
こんなめぐりあわせは二度とないかもしれません。
この貴重な機会に三碗コンプリートしてみてはいかがでしょうか。
そこで今回は、国宝「曜変天目」が展示されているMIHO MUSEUM、奈良国立博物館、静嘉堂文庫美術館の展覧会の様子をお伝えしながら、三碗コンプリートの旅にご案内したいと思います。
国宝「曜変天目」の詳しい解説は、「いまトピアート部」部長、人気アートブロガー Takさんのコラムをご覧ください。
【激レア】チャンスを逃したら一生後悔!?世界に3碗しか存在しない「曜変天目」を同時公開!
さて、それぞれの会場の会期をあらためて見てみましょう。
3月21日~5月19日 MIHO MUSEUM(滋賀県甲賀市)
「大徳寺龍光院 国宝 曜変天目と破草鞋」
4月13日~6月2日 静嘉堂文庫美術館(東京都世田谷区)「日本刀の華 備前刀」
4月13日~6月9日 奈良国立博物館(奈良市)
「国宝の殿堂 藤田美術館展-曜変天目茶碗と仏教美術のきらめき-」
三館の中で、MIHO MUSEUMの展示は5月19日で終わってしまうので、まずはMIHO MUSEUMに行く計画を立てた方がよさそうです。
公共交通機関を使う場合、JR京都駅からJR琵琶湖線各駅停車で4駅目の石山駅から帝産バスで約50分。土日祝だけしか運行しないバスもありますので、ご注意ください。詳細は同館ホームページをご覧ください。館内の混雑状況も出ています→MIHO MUSEUM
MIHO MUSEUMでは重要文化財「耀変天目」にも注目!
MIHO MUSEUMの特別展「大徳寺龍光院 国宝曜変天目と破草鞋」では、国宝「曜変天目」はじめ、龍光院400年の歴史の中で伝えられてきた頂相(ちんぞう 禅僧の肖像画)、墨蹟、経典、仏具、掛軸、茶道具などの至宝が展示されています。まさに龍光院400年の全容が一挙に公開される展覧会です。
そして、MIHO MUSEUMは、古代エジプトからローマ、中国はじめ国際色豊かな常設展示も充実しています。中でも、同館が所蔵する重要文化財「耀変天目」(耀は日ヘンでなく光ヘン)も中国西域の部屋で展示されているのでこちらも見逃せません。虹色に輝く「耀変天目」をぜひご覧になっていただければと思います。
奈良国立博物館「藤田美術館展」は質量ともに充実!
関西圏以外の方は、MIHO MUSEUMと奈良国立博物館をセットで回るのが効率的ですが、どちらの展示も質量ともに充実しているので、それぞれの会場に滞在する時間に余裕を見て旅行の計画を立てるといいでしょう。
「藤田美術館展」の見どころは2月に都内で開催されたプレス内覧会のレポートで紹介していますので、今回のコラムでは館内の様子を中心に紹介していきたいと思います。
プレス内覧会の様子はこちらです。
国宝「曜変天目」だけじゃない!見どころ満載の「藤田美術館展」の全貌とは。
※館内は撮影禁止です。掲載した写真は、プレス内覧会で美術館より特別の許可をいただいて撮影したものです。
※展示作品は、すべて藤田美術館所蔵です。
第1章 曜変天目茶碗と茶道具
展示は9章構成になっていて、会場に入ってすぐのコーナーには茶道具が展示されています。
ここでお出迎えしてくれるのは、かわいい亀の香合。これは、藤田美術館のコレクションを築いた藤田傳三郎氏が長年あこがれ続けていて、亡くなる直前に入手した「交趾大亀香合」です。
重要文化財《交趾大亀香合》(全期間展示)
こちらは伊賀焼の「銘 寿老人」。この花入も、こうやって見ると七福神の寿老人のように見えるから不思議です。
重要文化財《古伊賀花生 銘 寿老人》(全期間展示)
続いて第2章へ。
あれ?第1章のタイトルが「曜変天目茶碗と茶道具」なのに、曜変天目がない!どこへ行ったのだろうとあたりを見渡してみると・・・見つけました!
なんと会場内に曜変天目専用の「VIPルーム」が作られていたのです!
ガラスの丸窓の向こうにおそるおそる入ってみると、
上から照明が照らす独立ケースが見えてきて、
ケースの中をのぞきこむと、小さなお碗の中に広がる大きな宇宙!
国宝《曜変天目茶碗》(全期間展示)です。
国宝の茶碗の輝きに酔いしれつつ第2章に進みますが、《曜変天目》の部屋は最後の楽しみにとっておいてもいいかもしれません。
第2章 墨蹟と古筆
こちらは、禅宗の高僧の筆跡「墨蹟」と平安から鎌倉期に書かれた和様書道の名品「古筆」のコーナー。
第2章展示風景
ここで注目したいのは、現存する最古の詩画軸、国宝《柴門新月図》。
室町時代に禅僧の間で流行した、水墨画の上部の余白に漢詩を書く詩画軸の落ち着いたたたずまいが、なんとも言えない雰囲気を醸し出しています。
右 国宝《柴門新月図》 左 重要文化財《大燈国師墨蹟 偈語》(いずれも前期展示)
第3章 物語絵と肖像
こちらは絵巻のコーナー。
展示ケースの上のパネルに場面ごとのストーリーの説明があるので、パネルを追って絵巻を見ていくと物語の流れがよくわかります。
国宝《玄奘三蔵絵》展示風景(巻第一、二が前期、巻第三、四が後期展示)
こちらは赤い袈裟を着た玄奘(右)が高昌国に到着した場面です。
国宝《玄奘三蔵絵》(部分)
こちらは肖像のコーナー。
下の写真のうち、右の4幅が《真言八祖像》(前期4幅、後期3幅展示)、左の2幅は、かつては大伽藍を誇っていましたが、明治の廃仏毀釈で廃寺になった奈良の内山永久寺に伝わった国宝《両部大経感得図》(藤原宗弘筆)(前期展示)です。
第4章 仏像
快慶作で奈良・興福寺に伝わった重要文化財《地蔵菩薩立像》(全期間展示)。
やさしいお顔を拝見していると、なんとなく心が和んできます。
《四天王立像》(右)と《十二神将立像》(左 5軀)(いずれも全期間展示)
第5章 尊像と羅漢
ここでの注目は奈良・西大寺伝来と伝えられる全長3メートルの「仏像彩画円柱」8本(全期間展示)。
近くでよく見ると、色鮮やかな仏様が描かれているのがわかります。
第5章展示風景
第6章 荘厳と法具
キラキラ輝く国宝《仏功徳蒔絵経箱》(前期展示)
第7章 仏典
奈良・薬師寺に伝来した国宝《大般若経(薬師寺経)》(半期巻き替え)。
第8章 面と装束
こちらには能や舞楽に使われるお面や装束が展示されています。こちらはお面のコーナー。
どことなくユーモラスな青鬼のお面。
《追儺面 青鬼》(前期展示 後期は赤鬼が展示されます。)
第9章 多彩な美の殿堂
藤田美術館のコレクションはとにかく幅が広いです。弥生時代の銅鐸や、古墳時代の埴輪の枕まであります。
右 《流水文銅鐸》、左 重要文化財《埴製枕》 (いずれも全期間展示)
陶製の宝船。縁起物なので家に飾りたいです(笑)。
《宝船置物》伝野々村仁清(全期間展示)
さて、「藤田美術館展」はいかがだったでしょうか。質も、量も、それにコレクションのバリエーションも豊富なので、とてもすべては紹介しきれません。ぜひその場でゆっくり時間をとってご覧になっていただければと思います。
自然光に輝く曜変天目(稲葉天目)
そしてもうひとつの曜変天目茶碗は、東京世田谷の静嘉堂文庫美術館で見ることができます。
※館内は撮影禁止です。掲載した写真は内覧会で美術館より特別の許可をいただいて撮影したものです。
曜変天目はロビーに展示されています。窓の外には武蔵野の趣きを残した森が広がり、天気がいい日は富士山を背景に曜変天目を見ることができるかもしれません。
静嘉堂文庫美術館では現在、「日本刀の華 備前刀」展が開催されています。こちらも注目の展覧会です。
展覧会の様子は別の機会にあらためて紹介しますので、お楽しみに!
三館同時に公開しているのは5月19日までです。ぜひこの機会に曜変天目をコンプリートしてみましょう!
こちらのコラムではガチャガチャの曜変天目も紹介しています。
【国宝の茶碗が自宅に!?】今話題の「曜変天目」をゲットしよう!
時間がどんなにあっても足りない!と、うれしい悲鳴をあげたくなるほど見に行きたい展覧会がたくさん開催されて、スケジュール調整に頭を悩ませている方もいらっしゃるかと思いますが、この時期の注目は何といっても三つの美術館・博物館でほぼ同時期に展示されている
国宝「曜変天目」三碗そろい踏み
です!
こんなめぐりあわせは二度とないかもしれません。
この貴重な機会に三碗コンプリートしてみてはいかがでしょうか。
そこで今回は、国宝「曜変天目」が展示されているMIHO MUSEUM、奈良国立博物館、静嘉堂文庫美術館の展覧会の様子をお伝えしながら、三碗コンプリートの旅にご案内したいと思います。
国宝「曜変天目」の詳しい解説は、「いまトピアート部」部長、人気アートブロガー Takさんのコラムをご覧ください。
【激レア】チャンスを逃したら一生後悔!?世界に3碗しか存在しない「曜変天目」を同時公開!
さて、それぞれの会場の会期をあらためて見てみましょう。
3月21日~5月19日 MIHO MUSEUM(滋賀県甲賀市)
「大徳寺龍光院 国宝 曜変天目と破草鞋」
4月13日~6月2日 静嘉堂文庫美術館(東京都世田谷区)「日本刀の華 備前刀」
4月13日~6月9日 奈良国立博物館(奈良市)
「国宝の殿堂 藤田美術館展-曜変天目茶碗と仏教美術のきらめき-」
三館の中で、MIHO MUSEUMの展示は5月19日で終わってしまうので、まずはMIHO MUSEUMに行く計画を立てた方がよさそうです。
公共交通機関を使う場合、JR京都駅からJR琵琶湖線各駅停車で4駅目の石山駅から帝産バスで約50分。土日祝だけしか運行しないバスもありますので、ご注意ください。詳細は同館ホームページをご覧ください。館内の混雑状況も出ています→MIHO MUSEUM
MIHO MUSEUMでは重要文化財「耀変天目」にも注目!
MIHO MUSEUMの特別展「大徳寺龍光院 国宝曜変天目と破草鞋」では、国宝「曜変天目」はじめ、龍光院400年の歴史の中で伝えられてきた頂相(ちんぞう 禅僧の肖像画)、墨蹟、経典、仏具、掛軸、茶道具などの至宝が展示されています。まさに龍光院400年の全容が一挙に公開される展覧会です。
そして、MIHO MUSEUMは、古代エジプトからローマ、中国はじめ国際色豊かな常設展示も充実しています。中でも、同館が所蔵する重要文化財「耀変天目」(耀は日ヘンでなく光ヘン)も中国西域の部屋で展示されているのでこちらも見逃せません。虹色に輝く「耀変天目」をぜひご覧になっていただければと思います。
展覧会概要
MIHO MUSEUM「大徳寺龍光院 国宝 曜変天目と破草鞋」
開催期間 3月21日(木・祝)~5月19日(日)
休館日 月曜日、4/30、5/7 ※ただし4/29、5/6は開館
開館時間 10時~17時(入館は16時まで)
入館料 一般 1,100円、高・大生 800円 小・中生 300円
(20名以上の団体は各200円割引)
MIHO MUSEUM「大徳寺龍光院 国宝 曜変天目と破草鞋」
開催期間 3月21日(木・祝)~5月19日(日)
休館日 月曜日、4/30、5/7 ※ただし4/29、5/6は開館
開館時間 10時~17時(入館は16時まで)
入館料 一般 1,100円、高・大生 800円 小・中生 300円
(20名以上の団体は各200円割引)
奈良国立博物館「藤田美術館展」は質量ともに充実!
関西圏以外の方は、MIHO MUSEUMと奈良国立博物館をセットで回るのが効率的ですが、どちらの展示も質量ともに充実しているので、それぞれの会場に滞在する時間に余裕を見て旅行の計画を立てるといいでしょう。
「藤田美術館展」の見どころは2月に都内で開催されたプレス内覧会のレポートで紹介していますので、今回のコラムでは館内の様子を中心に紹介していきたいと思います。
プレス内覧会の様子はこちらです。
国宝「曜変天目」だけじゃない!見どころ満載の「藤田美術館展」の全貌とは。
※館内は撮影禁止です。掲載した写真は、プレス内覧会で美術館より特別の許可をいただいて撮影したものです。
※展示作品は、すべて藤田美術館所蔵です。
第1章 曜変天目茶碗と茶道具
展示は9章構成になっていて、会場に入ってすぐのコーナーには茶道具が展示されています。
ここでお出迎えしてくれるのは、かわいい亀の香合。これは、藤田美術館のコレクションを築いた藤田傳三郎氏が長年あこがれ続けていて、亡くなる直前に入手した「交趾大亀香合」です。
重要文化財《交趾大亀香合》(全期間展示)
こちらは伊賀焼の「銘 寿老人」。この花入も、こうやって見ると七福神の寿老人のように見えるから不思議です。
重要文化財《古伊賀花生 銘 寿老人》(全期間展示)
続いて第2章へ。
あれ?第1章のタイトルが「曜変天目茶碗と茶道具」なのに、曜変天目がない!どこへ行ったのだろうとあたりを見渡してみると・・・見つけました!
なんと会場内に曜変天目専用の「VIPルーム」が作られていたのです!
ガラスの丸窓の向こうにおそるおそる入ってみると、
上から照明が照らす独立ケースが見えてきて、
ケースの中をのぞきこむと、小さなお碗の中に広がる大きな宇宙!
国宝《曜変天目茶碗》(全期間展示)です。
国宝の茶碗の輝きに酔いしれつつ第2章に進みますが、《曜変天目》の部屋は最後の楽しみにとっておいてもいいかもしれません。
第2章 墨蹟と古筆
こちらは、禅宗の高僧の筆跡「墨蹟」と平安から鎌倉期に書かれた和様書道の名品「古筆」のコーナー。
第2章展示風景
ここで注目したいのは、現存する最古の詩画軸、国宝《柴門新月図》。
室町時代に禅僧の間で流行した、水墨画の上部の余白に漢詩を書く詩画軸の落ち着いたたたずまいが、なんとも言えない雰囲気を醸し出しています。
右 国宝《柴門新月図》 左 重要文化財《大燈国師墨蹟 偈語》(いずれも前期展示)
第3章 物語絵と肖像
こちらは絵巻のコーナー。
展示ケースの上のパネルに場面ごとのストーリーの説明があるので、パネルを追って絵巻を見ていくと物語の流れがよくわかります。
国宝《玄奘三蔵絵》展示風景(巻第一、二が前期、巻第三、四が後期展示)
こちらは赤い袈裟を着た玄奘(右)が高昌国に到着した場面です。
国宝《玄奘三蔵絵》(部分)
こちらは肖像のコーナー。
下の写真のうち、右の4幅が《真言八祖像》(前期4幅、後期3幅展示)、左の2幅は、かつては大伽藍を誇っていましたが、明治の廃仏毀釈で廃寺になった奈良の内山永久寺に伝わった国宝《両部大経感得図》(藤原宗弘筆)(前期展示)です。
第4章 仏像
快慶作で奈良・興福寺に伝わった重要文化財《地蔵菩薩立像》(全期間展示)。
やさしいお顔を拝見していると、なんとなく心が和んできます。
《四天王立像》(右)と《十二神将立像》(左 5軀)(いずれも全期間展示)
第5章 尊像と羅漢
ここでの注目は奈良・西大寺伝来と伝えられる全長3メートルの「仏像彩画円柱」8本(全期間展示)。
近くでよく見ると、色鮮やかな仏様が描かれているのがわかります。
第5章展示風景
第6章 荘厳と法具
キラキラ輝く国宝《仏功徳蒔絵経箱》(前期展示)
第7章 仏典
奈良・薬師寺に伝来した国宝《大般若経(薬師寺経)》(半期巻き替え)。
第8章 面と装束
こちらには能や舞楽に使われるお面や装束が展示されています。こちらはお面のコーナー。
どことなくユーモラスな青鬼のお面。
《追儺面 青鬼》(前期展示 後期は赤鬼が展示されます。)
第9章 多彩な美の殿堂
藤田美術館のコレクションはとにかく幅が広いです。弥生時代の銅鐸や、古墳時代の埴輪の枕まであります。
右 《流水文銅鐸》、左 重要文化財《埴製枕》 (いずれも全期間展示)
陶製の宝船。縁起物なので家に飾りたいです(笑)。
《宝船置物》伝野々村仁清(全期間展示)
さて、「藤田美術館展」はいかがだったでしょうか。質も、量も、それにコレクションのバリエーションも豊富なので、とてもすべては紹介しきれません。ぜひその場でゆっくり時間をとってご覧になっていただければと思います。
【開催概要】
奈良国立博物館「藤田美術館展-曜変天目茶碗と仏教美術のきらめき-」
会 期 2019年4月13日(土)~6月9日(日)
前期 4月13日(土)~5月12日(日)
後期 5月14日(火)~6月9日(日)
会期中、一部の作品の展示替えがあります。
開館時間 午前9時30分~午後5時(毎週金曜日は午後7時まで)
入館は閉館の30分前まで
休館日 毎週月曜日、5月7日(火)
ただし、4月29日(月・祝)、5月6日(月・振休)は開館
観覧料金
当日 一般 1,500円 高校・大学生 1,000円 小・中学生 500円
前売・団体 一般 1,300円 高校・大学生 800円 小・中学生 300円
*団体は20名以上
*前売券の販売は終了しました。
*障害者手帳をお持ちの方(介護者1名を含む)は無料
*本展の観覧券で名品展(なら仏像館・青銅器館)もご覧になれます。
公開講座などの関連イベントや、国宝「曜変天目」を公開する三館を巡る相互割引などもあります。詳しくは奈良国立博物館公式サイトをご覧ください。
国宝9件の展示スケジュール
全期間展示(4月13日~6月9日)
「曜変天目茶碗」
「深窓秘抄」
「玄奘三蔵絵」(巻1・2:前期展示、巻3・4:後期展示)
「大般若経」(会期中展示替えあり)
前期のみ展示(4月13日~5月12日)
「柴門新月図」
「両部大経感得図」
「仏功徳蒔絵経箱」
後期のみ展示(5月14日~6月9日)
「紫式部日記絵詞」
「花蝶蒔絵陜軾」
奈良国立博物館「藤田美術館展-曜変天目茶碗と仏教美術のきらめき-」
会 期 2019年4月13日(土)~6月9日(日)
前期 4月13日(土)~5月12日(日)
後期 5月14日(火)~6月9日(日)
会期中、一部の作品の展示替えがあります。
開館時間 午前9時30分~午後5時(毎週金曜日は午後7時まで)
入館は閉館の30分前まで
休館日 毎週月曜日、5月7日(火)
ただし、4月29日(月・祝)、5月6日(月・振休)は開館
観覧料金
当日 一般 1,500円 高校・大学生 1,000円 小・中学生 500円
前売・団体 一般 1,300円 高校・大学生 800円 小・中学生 300円
*団体は20名以上
*前売券の販売は終了しました。
*障害者手帳をお持ちの方(介護者1名を含む)は無料
*本展の観覧券で名品展(なら仏像館・青銅器館)もご覧になれます。
公開講座などの関連イベントや、国宝「曜変天目」を公開する三館を巡る相互割引などもあります。詳しくは奈良国立博物館公式サイトをご覧ください。
国宝9件の展示スケジュール
全期間展示(4月13日~6月9日)
「曜変天目茶碗」
「深窓秘抄」
「玄奘三蔵絵」(巻1・2:前期展示、巻3・4:後期展示)
「大般若経」(会期中展示替えあり)
前期のみ展示(4月13日~5月12日)
「柴門新月図」
「両部大経感得図」
「仏功徳蒔絵経箱」
後期のみ展示(5月14日~6月9日)
「紫式部日記絵詞」
「花蝶蒔絵陜軾」
自然光に輝く曜変天目(稲葉天目)
そしてもうひとつの曜変天目茶碗は、東京世田谷の静嘉堂文庫美術館で見ることができます。
※館内は撮影禁止です。掲載した写真は内覧会で美術館より特別の許可をいただいて撮影したものです。
曜変天目はロビーに展示されています。窓の外には武蔵野の趣きを残した森が広がり、天気がいい日は富士山を背景に曜変天目を見ることができるかもしれません。
静嘉堂文庫美術館では現在、「日本刀の華 備前刀」展が開催されています。こちらも注目の展覧会です。
展覧会の様子は別の機会にあらためて紹介しますので、お楽しみに!
【展覧会概要】
静嘉堂文庫美術館「日本刀の華 備前刀」
会 期 2019年4月13日(土)~6月2日(日)
開館時間 午前10時~午後4時30分(入館は午後4時まで)
休館日 毎週月曜日(ただし4/29、5/6は開館)、5/7(火)
入館料 一般 1,000円 高校・大学生 700円 中学生以下無料
*20名様以上の団体は200円割引
関連イベントや、国宝「曜変天目」を公開する三館を巡る相互割引などもあります。詳しくは静嘉堂文庫美術館公式サイトをご覧ください。
静嘉堂文庫美術館「日本刀の華 備前刀」
会 期 2019年4月13日(土)~6月2日(日)
開館時間 午前10時~午後4時30分(入館は午後4時まで)
休館日 毎週月曜日(ただし4/29、5/6は開館)、5/7(火)
入館料 一般 1,000円 高校・大学生 700円 中学生以下無料
*20名様以上の団体は200円割引
関連イベントや、国宝「曜変天目」を公開する三館を巡る相互割引などもあります。詳しくは静嘉堂文庫美術館公式サイトをご覧ください。
三館同時に公開しているのは5月19日までです。ぜひこの機会に曜変天目をコンプリートしてみましょう!
こちらのコラムではガチャガチャの曜変天目も紹介しています。
【国宝の茶碗が自宅に!?】今話題の「曜変天目」をゲットしよう!