【食べるお茶】海苔ではなく茶葉をまるごと食べる新タイプのお茶漬けが1ヶ月限定で登場!

2018/5/2 10:00 satomin satomin

日本茶で新たな試みを次々と行なう東京茶寮を手掛けるLUCY ALTER DESIGNさん。

最近では以前記事でもとりあげた透明急須が世界的デザイン賞「レッド・ドット・デザイン賞」を受賞するなどその活躍も目覚しい。

今度は何を?と毎回楽しみだが、次に手掛けるのは、日本伝統のファストフード「お茶漬け」。

「東京茶寮」が1ヶ月限定でお茶漬けスタンドに!





お茶漬けといっても近年はお茶を使わない「だし茶漬け」が主流になっており、お茶を使った本格的な「お茶漬け」を現代のライフスタイルにあわせて提案したいと、足掛け1年掛かりで企画実施に至ったのだとか。
そして、4月28日にお披露目されたのが「お茶屋の本格茶漬け」です。




このお茶漬けの画像で、たっぷりとかけられた海苔のように見えるものは茶葉!

やわらかい新芽のみで作られた碾茶(てんちゃ)です。


碾茶は一般的にはスーパーや商店などでは見かけないお茶です。
しかし違った形状ではよく目にするもの…碾茶は抹茶の元になる茶葉なのです。石臼で碾茶を挽くことで抹茶になります。


製造工程で揉捻がないので茶葉は柔らかくヒラヒラしています。

柔らかい茶葉をまるごと食べるスタイルを開発。まさに「食べるお茶」です。


味のベースとなる出汁は、枕崎産かつおを使用した合わせだしが使われ、さらに東京茶寮のにこまる玄米が香ばしさをプラスします。

ご飯の上に碾茶と玄米をのせ、温かいお茶を注ぐと碾茶の香りが立ち昇る極上のお茶漬けです。





■お茶漬けといえばトッピング!

お茶屋の本格茶漬けは全3種。
定番の「鮭」から、貝の旨み「ほたて」、ちょっとリッチ感が味わえる「うなぎ」から具材が選べます。




どれを選ぶか迷いそうです。


LUCY ALTER DESIGNの谷本さんに、他にも試した具材はないかと伺うと、3つ以外にもメダイ(ヒラス)やマグロなど試したそうです。
最終的に選ばれた具材3種については「まずは王道と言えるものでバラエティがでるように選んだ結果」と話し、「まだ明かせませんが、他にもレシピ開発におけるある理由があります。」この先にも何かがあるかのような謎めいた一言が…今後にも注目です。


さらにお茶漬けにはわさびを入れたりしますが、今回の企画では+50円で「生七味」が加えられます。
お茶漬けをはじめはそのまま食べ、後半戦になったところで投入すると味の変化が楽しめます。

谷本さんに曰く「唐辛子というより、山椒がメインになっていてパンチ力のある味わいが(手前味噌ですが)激烈に旨いです」生七味を加えた味に自信を覗かせます。ぜひとも試してみたいところです。



■こんなの見たことない!ハンドドリップ日本茶で作るお茶漬け


なんとも美味しそうなお茶漬けですが、さらに美味しくする方法が!

追加注文(+150円)で、上からハンドドリップした日本茶をお茶漬けにかけることができます。



「ハンドドリップ日本茶で作るお茶漬け」のお茶は鹿児島の程よい甘みと渋みと花香を持つ「ゆめかおり」という品種のお茶です。






碾茶の茶葉を煎茶で抽出することでお茶の風味が重なり、より深みのあるお茶漬けに。
お茶屋ならではのお茶漬けと言えるのではないでしょうか。



イートインと同価格にてテイクアウトでの提供もあります。
テイクアウトのカップもお茶漬けとは思えないかわいさです。





■海苔の代わりに碾茶!「お茶屋の本格茶漬け」開発のきっかけとは?

LUCY ALTER DESIGNの谷本幹人さんにお話を伺いました。


- 「お茶屋の本格茶漬け」開発のきっかけを教えてください。

谷本さん:
今回、福岡県八女産の「おくみどり」の碾茶を使用しています。実際に碾茶を作る碾茶炉の見学、乾燥したての碾茶を食べ、感動したことが元になっています。そもそも、碾茶はかさばるため、また通常抹茶にすることが目的のため、一般には流通しません。逆にそこに目をつけ、かねてから「碾茶」をどうにか扱いたいと思っていました。





- それで今回「お茶屋の本格茶漬け」に海苔の代わりに碾茶を使ったというわけですね。

谷本さん:
碾茶のメリットは、煎茶の葉と異なり、葉脈や茎を取り除く為、柔らかく、煎茶・抹茶を凌ぐ香ばしい香りにあります。抹茶にしてそのまま食べることが目的なので、葉っぱのまま食べることができるんです。乾いた碾茶を口に入れて食べてみるのもとっても美味しいです!


- 碾茶の美味しさを楽しんでもらう為のお茶漬けというわけですね。

谷本さん:
普段はなかなかお目にかかれない碾茶を、贅沢にご飯の上にのせ、立ち上るカカオのような香ばしさを楽しみながらお湯を注いで愉しんでもらいたいです。お湯やお茶を注ぐ前にまずワンアクション、「碾茶の香りを嗅いでみてください」。




食べる際には香りを嗅ぐのを忘れずに!
お茶漬けの開発のきっかけが碾茶を作る碾茶炉の見学だったとは興味深いですね。


そんなこだわりの「お茶屋の本格茶漬け」が食べられるのは5月27日(日)まで。
三軒茶屋の東京茶寮が1ヶ月限定で、お茶漬けスタンド 東京茶寮になります。

毎日、お米がなくなり次第終了。早めに行くのがよさそうです。
お茶漬け好きも、お茶好きも、お茶屋の本格茶漬けを楽しんでみては。




・お茶漬けスタンド 東京茶寮
期間:4月28日(土)~5月27日(日)
営業時間:平日 13:00~20:00 土日祝 11:00~20:00
所在地:東京都世田谷区上馬一丁目34番15号
定休日:月曜日(祝日の場合翌日休み)
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(satomin@お茶ライター Teawriter)


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