今から始めるプラモデル作り 番外編 撮影編

2017/11/8 17:00 ブーストマガジン ブーストマガジン


連載形式で、プラモデルの作り方を教わっていく本シリーズ。講師のオオゴシトモエさんは、数少ない女性プロモデラーとして活躍中で、なんとこれまでに制作したプラモデルは1,000体以上。2000年にプラモを作る企画に参加したことがきっかけでプラモデルの魅力に開眼。以来、メディア露出のある初の女性プロモデラ―として多方面で活躍を続け、今年で18年目を迎える。

>>今から始めるプラモデル作り 第1回 工具・塗料編はコチラから<<
>>今から始めるプラモデル作り 第2回 接着編はコチラから<<
>>今から始めるプラモデル作り 第3回 スプレー塗装編<<
>>今から始めるプラモデル作り 第4回 部分塗装編<<
>>今から始めるプラモデル作り 第5回 デカール貼り編<<
>>今から始めるプラモデル作り 第6回 ウェザリング編<<

1/35ミリタリーミニチュアシリーズ「アメリカ戦車 M4A3E8 シャーマン イージーエイト(ヨーロッパ戦線)」を使って、プラモの組み立てや塗装などについて紹介してきた本シリーズだが、今回は番外編。街をジオラマに、完成したプラモの撮影を行ってきた。「ジオラマを作って室内で撮るんじゃないの!?」と思われるかもしれないが、ジオラマ作りは何だかんだお金も技術も必要で、何より時間がかかってしまう。それに、公園でも場所を選べばかなり雰囲気のある戦車の写真が撮れるのだ。今回、撮影した写真を参考に、是非外での撮影にチャレンジしてみてほしい。

ちなみに今回の撮影では、デジタル一眼レフとスマートフォンを使用した。どちらもそれぞれの良さが出ているので、見比べてみてほしい。まずは一眼レフで撮った写真からご紹介しよう。

1.プラモの撮影をしに都内某所の公園へ

どんな写真を撮りたいかにもよるが、戦車プラモの撮影を外で行うなら、公園はかなりおススメできるスポット。自然や古い建物もあって、プラモをそばに置くだけでも絵になる。ただ屋内と違って風や土埃もあるので、注意しながら撮影しよう。

2.公園に着いたら、早速撮影スタート!


公園に着いたら、スマホを片手に早速撮影スタート!

言うまでもないが、プラモは衝撃に弱い。外でそのまま持ち歩いていたら、風で部品が飛ばされてしまったり、落として壊れてしまうことも。そうしたアクシデントを防ぐために、外でプラモ撮影をするときは、こういったケースに入れて、緩衝材等で補強して持ち運ぶのがベターだ。プラモデルショップや100円ショップ等でも簡単に手に入るので、積極的に活用しよう。


大切なプラモをしっかり守るために、ケースに入れよう

3.まずは一眼レフで撮影!

公園の中を歩いていくと、早速プラモ撮影に良さげなスポットが! 撮影の際には、プラモを下から見上げるような角度で撮影するのがおススメ。人間が本物の戦車を見るときと同じようなアングルになるので、よりリアルな写真が撮れる。


石段や古い建物は戦車プラモとの相性良し!


こちらは今まさに障害物を乗り越えようとする戦車の動きをイメージした


自然にできたコケがいいアクセントになっている

上から撮る場合は、近くに葉っぱや小石などが写りこまないようにするのがポイント。プラモのサイズ感が分かるものが映っていると、一気にスケール感が損なわれてしまうので、注意しよう。


近くに葉っぱなどがあり、ちょっと安っぽい印象になってしまっている


近くに何もない方が、はるか上空から見降ろしているようなイメージで撮れている


下から見上げるように撮れば、ただの林もナウシカに出てきそうな森に大変身

4.スマホで撮影すると・・・?

高性能なカメラが搭載されている最近のスマートフォン。その実力やいかに・・・? ちなみにここに掲載している写真は全てオオゴシさんによるもの。撮り終わってから見比べてみたところ、スマホで撮った写真も一眼レフに負けず劣らず雰囲気が出ているいい写真ばかり。プラモデルを知り尽くしているオオゴシさんが撮っているということもあるが、全体的にクオリティー高めで、最近のスマホのすごさも実感した。


戦車の迫力がよく伝わってくる写真になっている


オオゴシさんも写真撮影に夢中


公園の土色によっても、写真の雰囲気が変わってくる。こちらは湿った赤土の上で撮影。様々な土の上で撮影して比べるのも楽しい


本来なら戦車が水辺のこんなギリギリを走ることはまずないが、さまざまなシチュエーションを再現可能なのがプラモ撮影の醍醐味だ

数時間にわたって公園の中を歩き回り、様々なスポットでプラモの撮影を行ったが、結果、非常に楽しかった。自分の中でシチュエーションを想像しながらプラモを動かしたり、写真を撮ったりしているとまるで子供の頃に戻ったかのような気持ちになってしまうのだ。作ったプラモを大切に保管しておくのもいいが、街でジオラマ撮影をしてみると、また違ったプラモの表情が楽しめるので、「ちょっとなら汚れてもいい」という方にはぜひおススメしたい。

これまで、この番外編を含めると全7回にわたって連載してきた“大人のプラモ”シリーズ、楽しんでいただけただろうか? プラモは、+αのちょっとした手間をかけることで、仕上がりに驚くほど差が出る。単なるおもちゃではなく、大人の趣味としてのプラモ作りを、この連載を通して少しでも知ってもらえたら幸いだ。今回は戦車について取り上げたが、ほかにも様々なジャンルがあるので、自分の好きなジャンルのプラモデル作りを、これからも是非楽しんでいってもらいたい。



>>オオゴシトモエさんの公式HP<<

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