「プリンプリン物語」作家が生んだ妖精&絶景「あじさい山」…おとぎの世界すぎる東京の町がスゴい

2017/7/14 22:00 スージー小江戸 スージー小江戸

②南沢あじさい山
武蔵五日市駅からZiZi&紫陽花のおとぎの世界に浸りながら歩くこと30分。「深沢小さな美術館」との分岐点に着いたら左手へ、その名もあじさい橋を渡ります。





たくさんのアナベルを背にした妖精コンビの歓迎を受け、そのままずっと道なりに。





6~7分歩くと「南沢あじさい山」のプラカードを掲げたZiZiが待っています。



その先の右側には食事や、予約すればピザや燻製作り体験ができるという深沢小屋さんが。



ただしこの日は残念ながら準備中。紫陽花の見ごろ期間は混雑しているようなのでゴハンや飲み物は持参が吉ですね。

さらに奥へ進み、アヒルがのんびりしている水辺を過ぎれば





いよいよ南沢あじさい山・入口に到着!



500円の文字が見えているのは入山料。今まで47年間は任意の協力金のみだったけれど、1万株の紫陽花を維持管理してちゃんと未来に継承していくために、今年から設定したのだそう。

「それでは、おじゃましまぁ~す」と入山し、最初に会ったZiZiがこちら。



まるで手に紫陽花を持って出迎えにきてくれているよう。何とも良いスマイルです。

ここからは紫陽花が見事に咲き誇り、絶景につぐ絶景!



細道の両側を埋め尽くす紫陽花は、夜にはライトアップも。



「畑の中もごらん下さい」と言われるがままに入ってみると…



本当に畑!だけども向こうに見えるは紫陽花。



それにしても、ここにいるのはみんな初々しく若いZiZiたち。
深沢小さな美術館で友永さんの奥様が「今年、15人くらいの新人があじさい山に行きましたよ」と言っていたのは、たぶんこの子たちのことですね。



畑の裏に抜けるとまた「あじさいの細道」が。



右は青、左はピンクと綺麗に分かれているけれど、狙って植えているのかな…?



細道をゆるく上がっていくと、東屋があってのんびり休憩できます。

その先の美林の斜面、一面を覆いつくすように紫陽花が咲いているのですが…どこを見ても美しい紫陽花に魅了され続けて、なかなか前に進めない!(嬉しすぎる悲鳴)







様々な種類の紫陽花が咲くなか、虫や蜂たちが大忙しで働いてるんだけど、どうみても寝落ちしてるっぽい虫も。。。



幸せそうで羨ましい!

さらに、紫陽花を愛で続けて道を登っていたらいつの間にか…



斜面を埋め尽くす青と白の紫陽花!目の前に広がる大絶景!!



紫陽花だけじゃなくスックと伸びた木々とのコントラストで、自然の、山の中にある紫陽花が際立って、「南沢あじさい山」オリジナルの特別な景観に。



さらに、そこここに当たり前のようにZiZiがいるもんだから、現実離れしたおとぎ話の世界にいる感覚はずっと続くという…





「フォトスペース」へのお誘いを受けたので上って眺めてみましょう。





圧巻のスケール!!でも、伝わりづらいので動画もどうぞ。


本当に「よくぞここまで植えた!」と、感心というか尊敬の念が胸に湧き上がってきます。ご本人、通称“ちゅういっちゃん”こと南澤忠一さんは御年87歳。いまなお紫陽花を植えているとのことで、南沢あじさい山の公式サイトで笑顔を拝見できます。

素晴らしい紫陽花の絶景が見られることに感謝しながら、何度も訪れ、大切にしていきたい場所ですね。

■南沢あじさい山
http://ajisai-yama.com/

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