都内で食べられる絶品ラムチョップ3選-年間19万本売れる下町のラムチョップ編-

2017/7/10 11:00 ブーストマガジン ブーストマガジン

極上のラムチョップを食べられる店を3軒紹介

ラム肉事情が大きく変わりつつある。ラム肉の需要が高まっており、美味しいラム肉を食べられる店が都内で急増中。調理方法や産地にこだわり抜いた極上のラム肉が食べられるのだ。今回は、そんな美味しいラム肉を提供する店の中でも、激ウマなラムチョップを食べられる店を厳選してご紹介!前回の2軒目に引き続いて、今回の3軒目は上野の老舗が出す醤油ベースのラムチョップだ。

3軒目:年間19万本売れる!醤油ベースが香ばしい日本式ラムチョップ


ジューシーで肉感が強い「ラムチョップ【タレ】」(税抜き390円)。男性であれば4、5本はペロリといける

銀座線上野駅から徒歩5分、不忍池からすぐの場所にある『下町バル ながおか屋』は、年間19万本ものラムチョップを売り上げ、開店前から人が並ぶほどの人気店だ。人気の秘密はその味付けにある。

オープンは2009年3月。「ラムチョップを下町・上野のソウルフードにしたい」という想いからスタートしたとあって、看板メニューはもちろん「ラムチョップのかぶりつきスタイル」(税抜き390円)だった。ただ、当時のラムといえば、フランス料理などで出てくる日本人にしてみればとっつきにくいイメージも。それを多くの人が気軽に楽しめるものに変えようと考案されたのが、醤油ダレのラムチョップだ。醤油をベースに、数種類の香辛料が入った秘伝のタレに一晩漬け込まれたラムは、日本人の味覚にマッチ。さらに、ダイナミックにかぶりつくスタイルがウケ、じわじわと市民権を得ていった。


「LAMBCHOP(ラムチョップ」の大きなロゴが目印

そしてもう一つ、クセが少なく新鮮なラム肉を使っているのもポイントだ。ラム肉は、草などのエサや育った場所の気候、風土によってクセや味が大きく変化する。また、鮮度や食肉にされる時期による差異も大きい。そうして「いろんな場所を視察して最もいいと選んだ」というラムは、ニュージーランドの南島産のもの。時期によってチルドと冷凍を使い分け、その時々で適切な保存方法を用いて輸送される。保存技術が進歩し、現在は冷凍を経た肉であっても、肉質や味を損なうことがほとんどないのだとか。なお、2015年からはタレのほかに、スペイン産の塩を使ったラムチョップも展開(アクセントにピクルスソース付)。このシンプルな味付けは、クセの少ない肉を使っているからこそで、その自信のほどがうかがえる。


ラムチョップは円型のカウンター席の内側で調理される。それを眺めながら飲むのも一興。一気に60本ほど焼くこともあるという

日本人にぴったりの味付けと、新鮮でクセが少ないラム肉を使うこと。この2点に特にこだわることで、今やたくさんの人がラムチョップを目当てに訪れるようになったという。

また店内の雰囲気にも注目したい。店舗は3フロアからなり、1階は王道のスパニッシュバル、2階はスタイリッシュ、4階はシックと、それぞれ雰囲気が異なる。そして、1階と4階はワインがメイン、2階は国産クラフトビールのタップが常に6~9タップ設置と、フロアによってオススメのアルコールが異なっている。そのため、シチュエーションや目当てのアルコールによって、フロアを選ぶ楽しみもあるわけだ。


1階(上)、2階(左下)、3階(右下)と、3つのフロアで雰囲気が異なる


2階にある特製サーバーで注がれたビールは特別な味わい。国産クラフトビールが常に6~9タップは常備されている。ただ、クラフトビールは2階でしかオーダーできないので注意


ラムチョップは同店の「漢方健康風ハイボール」との相性もばっちり。「ラムチョップ【塩】」(税抜き390円)とも言わずもがな

シチュエーションや訪れる相手を問わない下町バル ながおか屋。そして、上質の肉を使った同店のラムチョップは、ラム料理が気になるけどよく分からないという“ラムビギナー”や、ラムのクセや匂いが苦手な人でも、帰るころにはきっと虜になっているはず。

まとめ

ここまでラムチョップの魅力について紹介したが、ラム肉の魅力は味だけではない。実はもう一つ、牛や豚にはない魅力がある。それが「肉なのにヘルシー」ということ。ラム肉には、コレステロール値を下げる「不飽和脂肪酸」や、脂肪を燃焼させる「カルニチン」が多く含まれており、しかも低カロリー。また脂肪が体内に吸収されにくいという特徴があるという。これまで牛や豚ばかり食べてきたという人も、味も健康面もパーフェクトなラム肉を、この機会に経験してみてはどうだろう?

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