まつきょん
一番辛かったこととかありますか？


花盛友里
何やろう？専門のときとか学校内で写真をすごい褒められてて、特待生に選ばれたりとかしてて、 結構調子乗ってたんやけど、批評会みたいなんに出した時に「絶対褒められるわ」とか思いながらだしたら 写真家の先生にめっちゃボロカスに言われたんです。


まつきょん
ええぇぇ！それはなんで？


花盛友里
ムカついたんやと思う。私の写真に。ほんまにそういう感じ。「こんな写真撮ってるんやったら辞めろ」って言われて


まつきょん
ええ！怖っ！！！根性悪いですね(笑)


花盛友里
マジ怖いでしょ！一人の先生は最初見た時に「いいやん」って言うてたのに、もう一人の先生が「こんなんやってるんやったら辞めろ」って言いだしたら、その先生も「あかんな」ってなって

その人たち専門の先生じゃなくてほんまの写真家の人たちで、それもめちゃくちゃ悔しくて、 でも言ってることは間違いじゃないんやろうし、私も調子乗っとったらアカンなっていうのと、 その人たちが言ってることを自分に取り入れて自分らしさもなくさずにやっていかなあかんなって、かなりヘコんだんですけど、

専門学校の先生が見てくれてて、帰りに先生が「ああやって言われてたし、いろんな意見はあるけど、そのまま花盛はやっていけばいい」って言ってくれて。


まつきょん
それがあったから変わりましたか？


花盛友里
自分らしさは残さなあかんけど、こういう意見もあんねやっていうのはあった。

天狗になってたと思うし。褒められてたから。

学校の中だけじゃないんやなっていうのはすごい感じた。広い世界があるし、いろんな意見がある。
今は、ＳＮＳがあったりブログがあったりするから、発信できて批判もされるやろうし、 イイネの数で「これ、あかんねや」とかあるじゃないですか。そういうのあのころ全くないから。直接面と向かって言われる時代やから。

今は、なんかちょっとワンクッションおいて批判されるというか。こっちの人は褒めてくれてる、こっちは何か言ってるけど…みたいな。

面と向かって「これ、アカンで！」って言われることってあんまないから。今はいいなってメッチャ思う。いっぱい発信できて。