【驚き】家電のシャープが茶葉を販売と話題に
「シャープ、茶葉を販売!」というニュースにお茶界隈の人たちがザワついています。
シャープがお茶メーカー「ヘルシオお茶プレッソ」用の碾茶(てんちゃ)の茶葉を発売すると発表しました。碾茶というのは抹茶の元になるお茶で、本来碾茶を石臼で挽くと抹茶になります。
・「なに言ってるかわからないと思いますが、弊社、茶葉の販売はじめます。」
なに言ってるかわからないと思いますが、弊社、茶葉の販売はじめます。 pic.twitter.com/j7kJ4n5fpT
— SHARP シャープ株式会社 (@SHARP_JP) 2015, 11月 11
このシャープの中の人のツイートに「目の付け所がシャープですね」といった目の付け所に感心するコメントが続々と寄せられています。
商品名は、そのまま「ヘルシオお茶プレッソで飲む抹茶 XZ-TNB01A」。
お茶プレッソで飲む茶葉 XZ-TNB01A は11月18日、全国の家電量販店または弊社の直販サイトで販売開始です。 pic.twitter.com/uUlmNMIGy0
— SHARP シャープ株式会社 (@SHARP_JP) 2015, 11月 11
上の画像のように、茶葉は碾茶独特の形状で、ぱっと見、焼きそばにかける青海苔っぽく見えます。
碾茶は製造工程の中に、煎茶などとは違って揉みの工程がないので、煎茶のように針状に長く細くよれた茶葉にはなりません。
また、摘採前に20日以上被覆をして日光を遮ることで苦み渋みの生成が抑制され、テアニンが多い甘み旨みが豊富なお茶になります。
香気は玉露と同様に覆い香(かぶせ香)があります。
「ヘルシオお茶プレッソ」はお茶の葉をすりつぶして丸ごと摂取できるというのが特徴で、カテキンなどの栄養が摂れる健康的な点や、ボタン1つで淹れられ茶殻も出ない便利なところが注目されている家電です。
お茶プレッソぶちゃー==ロ pic.twitter.com/zHuDQc3lQX
— SHARP シャープ株式会社 (@SHARP_JP) 2015, 11月 12
グリーン系の色味もあります。
今回、自宅で挽きたての抹茶を楽しみたい方向けに専用茶葉が販売されます。家電でいうところのサプライ・周辺機器的な立ち居地でしょうか。
Twitterでも、「プリンタのトナーみたいな感覚で受け取っております(笑)」や「なるほど、お茶プレッソのサプライ扱いなんですね(笑)」という声も。
@SHARP_JP プリンタのトナーみたいな感覚で受け取っております(笑)
— NYANKO (@lycea) 2015, 11月 11
@SHARP_JP なるほど、お茶プレッソのサプライ扱いなんですね(笑)
— G-Fact.JP 彷徨 (@GFactJP) 2015, 11月 11
自社製品専用の茶葉の販売を始めるシャープ。
家電メーカーが食品販売に参入ということで、世間でも驚きの声があがっています。
・「シャープは茶葉売るし、去年のCEATECでは東芝がキャベツ展示してたし、日本の家電業界は青物屋になってしまうのか」
シャープは茶葉売るし、去年のCEATECでは東芝がキャベツ展示してたし、日本の家電業界は青物屋になってしまうのか
— しめ (@denden_ms) 2015, 11月 11
シャープといえば液晶というイメージがありますが、まさかお茶を販売するとはだれも思っていなかった展開ではないでしょうか。
そのうちトースター用のパンや、炊飯器用のお米といった商品を売り出す家電メーカーも現れるのでしょうか。
■そんな世間の反響の中、Twitterではあらぬ方向で盛り上がっています。
ことの発端は、あのシャープの中の人のツイートです。
・「電機メーカーが茶葉を商品化したらガジェットっぽい型番がつくの、最高にクールと同時に最高に無粋」
電機メーカーが茶葉を商品化したらガジェットっぽい型番がつくの、最高にクールと同時に最高に無粋 pic.twitter.com/Mthw2qu76U
— SHARP シャープ株式会社 (@SHARP_JP) 2015, 11月 11
「ヘルシオお茶プレッソで飲む抹茶 XZ-TNB01A 」
品番のあるお茶は見かけますが、型番というのが家電メーカーっぽいと言えますね。
その型番から、いろいろは憶測や妄想が・・・。
・「品番が工業製品っぽい…。」
@SHARP_JP 品番が工業製品っぽい…。
— JUN (@jotaro12) 2015, 11月 11
家電ではなく、もはや工業製品。
・「型番のTNBは京田辺のお茶とか?w 産地の違うお茶があったら比べ飲みが出来て面白そうです」
@SHARP_JP 型番のTNBは京田辺のお茶とか?w
産地の違うお茶があったら比べ飲みが出来て面白そうですし(*´ω`*)
— はお @ほえほえ (@pan_tani) 2015, 11月 11
京都の京田辺市はお茶(宇治玉露・宇治抹茶)の産地です。
お茶なのだから、もっと和テイストの型番でも。
・「XZ-TNB01Aとかじゃなく「ゐー五六参」とかにならへんのかな。」
@SHARP_JP XZ-TNB01Aとかじゃなく「ゐー五六参」とかにならへんのかな。
— 西縁ゆかり@豆腐屋 (@radiosonde1gou) 2015, 11月 11
・「型番の最後Aってことは今後BかCまではあるな。」
@SHARP_JP 型番の最後Aってことは今後BかCまではあるな。
— 桜野 亜守香@ZRX400乗り (@asukasakurano) 2015, 11月 11
「XZ-TNB01A」の次は「XZ-TNB01B」!?最後は「XZ-TNB01Z」。。。
さらには、
このまま行ったら将来は家電量販店の一角に・・・という妄想もふくらみます。
・「そのうち茶葉の種類が増えて家電量販店に茶葉コーナーができるかも?」
@SHARP_JP そのうち茶葉の種類が増えて家電量販店に茶葉コーナーができるかも?
— もふもふ203ねこ派 (@maco_ikeda) 2015, 11月 11
あながち無いとはいえない画だなと思います。
昔は多くのお茶屋さんでは碾茶を仕入れて、店先でお客が必要な分だけ石臼で挽いて抹茶を販売していたこともあったとか。今では工場で挽きあげた抹茶が販売されていますが、芳しい挽き立ての抹茶を味わってみたいものです。
筆者は以前、静岡のお茶の郷博物館で碾茶を石臼で挽いたことがありますが、はじめて数分で音を上げてしまいました。体験用の小さな石臼でしたが重くて、ほんの少量の抹茶を挽くのも力仕事です。
上から碾茶をいれて石臼で挽くと、抹茶が下からでてきます。重い石臼を何十回まわしてもとれる抹茶は少量。。。
いまは機械がボタン1つで挽いてくれるなんて、便利な世の中になったものです。
多方面に影響を与えているシャープの茶葉販売開始。
お茶好きの筆者も一度は飲んでみたいものです。
シャープの中の人、ぜひgooいまトピで「ヘルシオお茶プレッソで飲む抹茶 XZ-TNB01A」のレビューをさせてください!
(satomin@日本茶インストラクター)
コラム後編はこちら
→ シャープの茶葉につけられた型番の謎が解明
■「お茶・日本茶・TEA」記事一覧
・【高級】1本1000円の瓶入り「お~いお茶 玉露」が話題!
・決定!今年最もおいしいお茶はコレ。日本茶アワード2015【受賞茶まとめ】
・【日本初上陸】台湾茶専門店「ゴンチャ」の裏技・通なカスタマイズはコレ!
・【重度?適度?】あなたのお茶好き度がわかる「日本茶依存度判定テスト」
・底を押すとニョキッと出てくる!静岡県民に愛されている川根の「お茶羊羹」
・お茶を丸ごと食べる!パリパリほろにが「新茶の天ぷら」
・神秘の島、東洋のガラパゴス「屋久島」のお茶はどんな味?
・まだコーヒー飲んでるの?世界的にいまお茶が熱い!全米で50店舗の日本茶カフェを展開