底を押すとニョキッと出てくる!静岡県民に愛されている川根の「お茶羊羹」
静岡土産と言うと安倍川餅?うなぎパイ?他にもおさえておきたい品があります。静岡のお土産の中で、お茶好きの筆者が推す品は「お茶羊羹」です。(もちろんお茶が一番ですが。)
案外ノーマークのこの「お茶羊羹」、お茶処静岡が本領発揮した絶品の和菓子になります。抹茶羊羹もありますが、抹茶ではなくて煎茶を使った羊羹はくどくなくお茶の風味が爽やかな品です。
茶処静岡県内には茶羊羹がいくつもありますが、上級茶を生産する川根の茶羊羹が有名です。静岡県の大井川上流域の川根地区(旧川根町、川根本町)の一帯は、山間部の昼夜の寒暖差や川霧など、良質なお茶が生産するのに適しており、香気が優れた上級茶の産地です。
その川根茶で作った茶羊羹の中でも、人気なのが「三浦製菓」のお茶羊羹です。
茶つぼのような筒型の一口サイズの羊羹で、その形から静岡県民に愛されている品です。また、一口サイズのためお土産にも最適で、県外の人たちにも好評です。
そして伝説の茶羊羹見つけた!!!「久しぶりに食べる!羊羹はこれが一番美味しいと思う! pic.twitter.com/2SuMZGYEu6
— にゃつぺっぺ7月京都旅行(予定) (@n_t__p_777) 2015, 4月 28
もはや伝説の茶羊羹になっています。羊羹界のレジェンドです。この羊羹めっちゃ美味しいんですよ。静岡県民ならばわかりますよね。 pic.twitter.com/NZLbeiD5Ug
— 青木真也 | Shinya Aoki (@a_ok_i) 2014, 6月 25
外側のパッケージには「三浦製菓」のお茶羊羹の最大特徴が記載されています。
「底の部分を押し上げてお召し上がり下さい。」
上の白い厚紙をとって、筒状の容器の底を親指で押し上げると、中のお茶羊羹が上から出てくるしくみなのです。
底から押し上げた部分を食べるので手が汚れず便利です。このパッケージを考案した店主の方に拍手です。
ヌルッと押し出してから食べる、川根の茶羊羹。 pic.twitter.com/sbllqsQT
— nori (@cafe_charleston) 2012, 1月 17
底を押すと緑色の羊羹がヌルッと上から出てきます。押し出しすぎないように加減しましょう。
ちなみに、お皿に出すとこんなかんじ。湯飲みに入ったお茶がそのまま固まったようです。
川根茶を粉末にして羊羹の中に練り込んでいるので、所々に小さなお茶が透けて見えます。
お店によるとお茶羊羹を味つけするには、風味の強い苦み、しぶみの調和のとれた川根茶は最適とのこと。
お値段も手ごろな3個、5個入りの少量セットから、箱入りの10個、20個セットなどが揃っているので、お好みや用途によって選べます。
【再入荷】三浦製菓のお茶羊羹 この時期のお茶受けに。 pic.twitter.com/vNd43nueKy
— D&D SHIZUOKA (@d_d_SHIZUOKA) 2015, 4月 25
3個入りは気軽に購入でき、ばら撒き土産などにも使えます。自分用には3個ぐらいがちょうどいいかもしれません。10個セットなどの箱入りはおもたせとして持っていくのに最適です。静岡以外では入手は難しいので、何気にもらったらうれしいです。
「三浦製菓」のお茶羊羹には他にも栗入りお茶羊羹や、ゆず羊羹や小豆の羊羹(夕秋穂)といった物もあります。
栗入りお茶羊羹もあるよー 美味しいやつ!! pic.twitter.com/Q88oLaoKwV
— ほゆ (@HOYURU) 2014, 10月 2
栗とお茶は相性が良いので、間違いなさそうです。◆茶羊羹専門店「杉本屋」の川根茶100%の茶羊羹
川根茶羊羹といえば他にもまだまだ名店があります。
川根の茶羊羹おいしいよ。手で食べるとベタベタになるけど… pic.twitter.com/fq87VAVuXA
— ヘルベチカ西野行博 (@10chf) 2014, 8月 28
どことなく上品な佇まいのこちらは、昭和24年創業の茶羊羹専門店「杉本屋」の茶羊羹です。丸い筒型ではなくサイコロ型です。川根本町、千頭駅前通り沿いに店舗はあります。川根茶を使った羊かんを食べたい方にオススメ!川根本町スイーツマップに掲載予定の千頭駅前にある「杉本屋」さんの手作り茶羊かん。銘茶処で生産される茶羊羹は色、味、香り共に絶妙の逸品です。詳細はこちら!http://t.co/Wt33mDX3 pic.twitter.com/fJJQGWtD
— 川根のみのりん (@eco2kawane) 2012, 1月 12
包装を開けると緑色のサイコロ型の羊羹がお目見え。川根茶100%の羊羹は、色、味、香りともに絶妙の逸品です。こないだ寸又峡で買ってきた茶羊羹、ウイスキーにめっちゃ合うんですやね(=-ω-)ノ日 pic.twitter.com/cvgCC9cexy
— 伊豆の酔いどれ (@izunoyoidore) 2014, 12月 7
川根茶の玉露のような濃厚な味とウイスキーがあわさるとどんな風になるのか、気になるところです。◆意外にある!?日本各地のお茶羊羹
ご紹介した三浦製菓、杉本屋以外にも静岡には様々なお茶羊羹がありますが、他にもゆるキャラとコラボしたものも。
今、浜松なう
出世大名家康くんのお茶羊羹ゲット pic.twitter.com/2e52e2dNRq
— すずき さとし幕張ハリウッド両日 (@zky12) 2015, 3月 22
浜松生まれのゆるキャラ「出世大名家康くん」のお茶羊羹です。静岡といえば徳川家康公。出世大名家康くんが「お茶にはカテキンが入っているのじゃ」とお茶をPRしています。「出世大名家康くん」の茶羊羹がどこまで出世するか、あたたかい目で見守っていきたいと思います。
調子こいてありとあらゆる一口サイズのお茶羊羹を購入し食べ比べたのですが、僕はやぶきたさんが好みです pic.twitter.com/j8bZbB9N5C
— 羆人 (@higumazin) 2015, 3月 24
お茶羊羹だけでもこんなに!お茶の品種の「やぶきた」の茶羊羹もあるようです。一口ずつ食べ比べると、プチ贅沢気分が味わえます(笑)筆者も以前食べ比べをしてみましたが、お茶羊羹の色がそれぞれ微妙に違うのがわかります。色だけでなく、味や香り、食感も違うので面白かったです。
茶処静岡には茶羊羹の一口サイズを各社で工夫をこらしてます!伊豆長岡にも清水市にも静岡・浜松にも『青春18』なら幾つかの『茶羊羹』食べ比べも楽しいですなぁ~ RT @shikimizu @tonchi_jin あの羊羮は美味しいですぞ
— 根本利巳 (@tonchi_jin) 2011, 11月 21
静岡県内でも伊豆長岡や清水、静岡、浜松と各地でお茶羊羹は販売されています。静岡以外にも八女、知覧、さらには、台湾など、各地の茶処にも茶羊羹はあります。認知度はあまり高くはないお茶羊羹ですが意外と各地にあります。その地域のお茶や、お店ごとによって風味が変わるので、食べ比べてみるのも楽しいかもしれません。
まだお茶羊羹を食べたことのない方は、お茶のお供にお茶羊羹を一度試してみては。
◆三浦製菓
住所:静岡県島田市川根町家山717-5
TEL:0547-53-2073
定休日:水曜日(祝祭日のぞく)
営業時間:8:30~17:30
◆杉本屋
住所:静岡県榛原郡川根本町千頭1216-13
TEL:0547-59-2222
定休日:なし
営業時間:7:00~19:00
(satomin@日本茶インストラクター)
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