キスマイ東京ドームコンレポ『2015 CONCERT TOUR KIS-MY-WORLD』に行ってきた

2015/9/23 19:00 柚月裕実 柚月裕実





藤北のギター、ニカ千のダンス、宮玉のBL、わたたいがワンちゃんに。そして会場が一体になったサプライズ! パワフルなステージに大興奮した東京ドーム。Kis-My-Ft2のコンサート『2015 CONCERT TOUR KIS-MY-WORLD』に行ってきた。

キスマイ4枚目のアルバムとなる『KIS-MY-WORLD』(7月1日発売)を引っさげて行われたツアー『2015 CONCERT TOUR KIS-MY-WORLD』。8月29日から京セラドーム大阪3daysを皮切りに、9月12〜13日の福岡 ヤフオク!ドーム、そして9月17日(木)〜9月20日(日)東京ドームでの4daysを終えた。

東京ドームでの4日間公演はキスマイ史上初のこと。43万5000人の動員を見込んだ今回のツアー。実際にドームの隅々までぎっしりとペンライトが光っていた。SMAP、嵐に続く“大物”を感じさせる規模感だった。


■ピースで元気な東京ドーム

9月17日(木)この日はツアーのラストを飾る東京ドーム公演の初日。そしてもうひとつ大きなイベント、北山宏光の30歳の誕生日だった。この日限りのサプライズステージが見られるのではないかと、頼りない勘を頼りに行ってきた。

この日は朝からあいにくの雨。グッズも予定より1時間ほど早めての販売となったが、それでも4〜5時間ほどかかったという。お目当てはキスマイベアというファンも多く、売り切れ情報がツイッターで流れてきた。




『KIS-MY-WORLD』というコンセプトどおり、キスマイの世界の扉を開くような、鍵の形をしたペンライト。これがのちに大きな役目を果たす。

オープニングに一人の男の子が登場し、大きな扉をファンの声援と共に開けた。上手側のスタンドからメインステージをじっと見つめて待っていたら、なんとバックステージから登場。やられた……。

しかもメンバー全員がいきなりフライング。その高さなんと45メートル!キスマイ史上最高の高さ。上から登場する率の高いキスマイだが、いきなり3階席に顔を見せるとは嬉しい演出。

キスマイのアイコンでもあるローラースケートで、スイスイと外周を駆け巡る。東京ドームほどの大きな会場になるほどローラーは重宝される。その代わり、双眼鏡であらかじめルートをキャッチしておく必要があるけれど、大きな会場で何度もメンバー7人を見ることができる。


■生でBL!? シンメのステージが充実しすぎ

今回は特に「シンメ」と呼ばれるペアでのステージが見ものだった。まず藤ヶ谷太輔と横尾渉の「わたたい」。犬の着ぐるみで登場。クールに見られる藤ヶ谷だが、Jr.時代から仲の良い横尾の隣で見せる笑顔が印象的。犬の姿のままフライング。

「ニカ千」二階堂高嗣と千賀健永は、ダンスとRAPが光っていた。千賀はマイケルジャクソンのお墓参りをするほどのファンで、ジャニーズに入る前からダンスをしていた実力の持ち主。二階堂も舞祭組のときとは打って変わり、RAPに磨きがかかっていた。

そして「藤北」藤ヶ谷太輔と北山宏光は着席スタイルでアコースティックギターを披露。これには事前に動いていたストーリーがある。シングル『KIS-MY-WORLD』の特典映像「キスマイミッション!」で二人に出されたお題が『ライブで盛り上がるパフォーマンスを考えて下さい』だった。

hideが好きという藤ヶ谷のために、hideが作曲する際に使っていたというアコースティックギターを北山がプレゼントした。北山もギターを購入し、二人で演奏することになっていた。一連の映像を見ていただけに、とうとう形になったのかと感激もひとしお。さらにギターの次は一転して『FIRE!!!』を披露。炎が似合うダンスナンバーで、藤北らしいエッヂの効いた世界観。今回、ギターセッションという新たな一面もみられて、藤北シンメに堕ちた身としては涙もののステージだった。

そして、最も驚いたのが「宮玉」の生BL。マンガの世界から飛び出してきたような宮田俊哉と玉森裕太。恋人つなぎに、壁ドン、ソファに座って宮田の膝枕をする玉森。レッドカーペットが敷かれ、大きなダイヤモンドリングで求婚。突然のBLに混乱したが、すぐに慣れた。……なぜだ。(次回のコンサートでもぜひ続きを)

前の3人に比べてなかなか注目されなかった後ろの4人。見かねたSMAP中居によるプロデュースで誕生した派生ユニットが舞祭組。持ち歌の全てが自虐的でお祭りソングという異色グループだ。CDデビュー以降、オリコン上位にCM、ドラマ出演と快進撃が続いたが、今回はなんとバンドスタイルで『やっちゃった』を生演奏で披露した。

宮田のドラム、千賀のキーボード、横尾がギター、二階堂がベースと、楽器を手にした舞祭組はお世辞抜きにカッコよかった。さらに9月20日のツアー最終日には“するめさん”(中居)がサプライズで登場。号外を配り、舞祭組のアルバム発売を知らせたという。見たかったー!

キスマイは7人のメンバー構成だが、単に前の3人と後ろの4人という括りだけではなく、ソロにシンメ、舞祭組と、知れば知るほどいろんな魅力に出会えるのだ。


■本人と一緒に「北山宏光生誕祭」気になるサプライズは?

ジャニーズファンの間では、本人不在の誕生日会が行われている。いつもと違って今日は本人と一緒!

実は開演前にサプライズの案内表示があった。『サクラヒラリ』で、座席にシールがついている人はペンライトを白色に、とのこと。一体どんな景色が見られるのかサプライズする側なのに楽しみ。

何も知らない北山がペンライトをつかったウェーブを伝える。いざ曲がはじまり、ウェーブが広がるとペンライトが赤と白に色分けされていく。客席には大きく「ヒロミツオメデトウ」の文字。見ている方だって感激。

センターステージに大きな箱が運ばれてくる。北山へのプレゼントだ。大きなフォトケーキには、北山のクールなアップと園児の格好をしたキュートな写真。そして「黒い箱」というヒントだけのプレゼント。この写真もプレゼントも藤ヶ谷チョイスだという。なんてこった! 驚いた様子の北山。今後、ラジオなどでこの時の心境を聞きたいものだ。


昨年は残念ながらキスマイのコンサートに行くことができなかったので、2013年12月の『SnowDomeの約束』以来の参戦となる。随分と曲も増えて、今回もNEWアルバムをひっさげてのコンサートとなったが、相変わらず昔の曲も大切に歌っているところにジンときた。

特にデビュー曲の『Everybody Go』は、これでスタートしたのだと感慨深いものがあった。デビュー以降、順調かつ衰え知らずのスピードで成長してきたグループ。曲の持つ疾走感ともリンクして、これからさらなる高みを目指そうとする勢いと、パフォーマンスに磨きをかける挑戦、二つの太い軸を感じた。

ファンのペンラの色や花道の照明がめまぐるしく変わるなど、カラフルで元気いっぱいのステージ。カッコよさとかわいさ、大喜利に生演奏、サプライズなどが詰まっていてまるで福袋のよう。懐かしさも成長も感じたキスマイのコンサート。楽しませてくれてThank youじゃん!

(柚月裕実)



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