手越の王子様ぶり健在!NEWSのツアー「NEWS LIVE TOUR 2015 White」へ行ってきた

2015/6/17 21:45 柚月裕実 柚月裕実




慶ちゃんの肉体美とテゴにゃんのピアノに見惚れ、まっすーのハットに色気を感じてシゲ先生に恋をする……見応えありすぎなNEWSのコンサートへ行ってきた。

3月21日からスタートしたNEWSのコンサートツアー「NEWS LIVE TOUR 2015 White」が6月13・14日の東京ドーム公演でファイナルを迎えた。名古屋を皮切りに全国7ヶ所をまわり、トータルで25万5千人を動員した。

今回はニュー・アルバム『White』をひっさげて行われた通称「純白魂」と呼ばれるだけにとにかく白い! パンフレットもペンライトも、バッグも白。タオルも白地に「White」のエンボス加工。ふかふかのスリッパだって白。ホテルか!
ファンの洋服も圧倒的に白を取り入れたコーディネートが目立ち、見渡す限りの白、白、白なコンサート会場。清々しい気分だ。


■歌って叫んでクラップ!「TEAM WHITE」は忙しい!

いつもならばオープニングから止まることなくMCまで突っ走るが、今回は一曲目『MR.WHITE』を披露してからほんのわずかに間を設けた。……いつもと違う!

続いてラテンのリズムを取り入れた『ONE-for the win』も曲の後半に間を入れるなど、今までのコンサートとは明らかに違う演出。もう何が起こるかわからない!

『恋のABO』にアルバム収録曲の『NYARO』、『NEWSニッポン』などC&Rのある曲を重きを置いている印象。振り返ってみれば最初から最後までとにかく叫んだ。
例えば加藤とはこんな風に……(一部割愛)
加藤:「東京ドーム!」
ファン:\イェーイ/
加藤:「アリーナ!」
ファン:\イェーイ/
加藤:「サングラス」
ファン:\イェーイ/
加藤:「ハズせ(笑)」

中でも驚いたのが男性ファンの姿が多さ。加藤から「男子ー!」と振られると、野太い声がこだましたドーム。想像以上の大きな声にNEWSファンの幅広さを知った。

曲の合間に流れた映像も、ファンの拍手や叫び声のボリュームによって敵をやっつけるゲーム仕様。ただでさえメンバー同士の絡みや、投げチューにキャーキャー言ってるのに、喉を潤す暇もないくらいに叫んで手を叩いて、腹の底から笑って……。もう喉がカラカラ。


■何度も見たい!個性が光る4人のメンバー圧巻のソロ

ソロ曲のトップバッターをつとめた小山。ライザップならぬコヤザップの鍛えあげられた肉体美がとにかく印象的。素肌にジャケットを羽織った衣装で登場し、引き締まった体を演出に取り入れた。ジャケットをひらりと開ければ、まさに結果にコミットした美しい上半身が露わに。客席からは黄色い声援が漏れ、大人の魅力で釘付けにした。

『ESCORT』のタイトルどおり、ホテルマンに扮して“シゲアキワールド”にエスコートしてくれた加藤シゲアキ。ファルセットを盛り込んだ歌声で新たな一面を見せた。スタイルの良さも手伝って、実在したら一目惚れしてしまうくらいのステキ男子ぶり。ドラマティックな世界観で、人差し指を唇に当てる仕草が最高にキュートだった。

ステージ上に白いピアノが運ばれ、白いジャケット姿を羽織った手越が登場。自らピアノを演奏して『あなた』を歌い上げた。その姿は誰もが描く王子様像そのもの。美しい高音に滑らかなピアノ演奏でバラードを歌い上げた。日頃から「子猫ちゃん」「ラブラブしようね」なんて言ってのける手越は、バラエティからバラードまで、なんでもできちゃう王子様。

初めて見たジャニーズのステージ、Jr.時代に初めて出演したのが東京ドームと、誰よりもこの場所にこだわりを持っていた増田。念願のステージで『Sky Beautiful』を披露した。伸びやかな歌声が引き立つ、穏やかな始まりから、後半は一気にダンスナンバーへと変化するギャップ。歌って踊れるアイドルならではのステージだ。映像と衣装、そして増田の歌声が合わさり幻想的な世界観を演出。今回はバックダンサーをつけずに一人でステージに立ち、ファンを魅了した。

他にも4人が向い合いスタンドマイクで『SNOW EXPRESS』をうたったや『さくらガール』を熱唱。NEWS歴代の名曲も、新たな見せ方で聞かせてくれた。ステージや花道を練り歩くようにして、歌いながらファンと対面する時間を持ったり、MCでは加藤がソファ小山が猫になり、増田が手越にキス……なんて爆笑のMCがあったりと、NEWSとのデートはなかなか濃厚なものだった。


■\ひゃ~!/『チュムチュム』初披露

鳴り止まない会場の「NEWS」コールに答えたメンバー。インドテイストの衣装に着替えて、6月24日発売のニュー・シングル『チュムチュム』を初生披露。インドテイストの楽曲にのせてプラトニックな恋愛を歌うちょっと不思議な曲。イントロから面白がって聞いていると、Bメロからの色仕掛けにズドンとハマってしまう。メロディアスで心にしっかりと爪痕を残すキャッチーさはNEWSの得意とするところだ。

C&Rして手を叩いて、タオルブンブン回して騒いだあっという間の3時間。ラストは銀テープのシャワーにカラフルな風船が会場を彩った。Whiteをベースにした会場に舞い落ちるたくさんの風船は、NEWSの未来を表しているようだった。

2012年、4人になって初めてのコンサート『NEWS LIVE TOUR 2012 ~美しい恋にするよ~』に続いて、2013年もツアーとNEWS結成10周年の記念ライブを一日限りで東京ドーム公演を行った。そこで増田は「もうここに立てないかと思った」とタオルで顔を覆った2年前。これまでは「NEWSを守る」ことが大きな目的だったNEWS。しかしこのところ楽曲やステージ、インタビューや番組での発言の端々から強さや攻めの姿勢が感じられた。苦難を乗り越えて立った念願のステージには、夢を叶えたNEWSの堂々たる姿があった。


4人が腰を据えて挑んだ「NEWS LIVE TOUR 2015 White」。どんな物でも白いものを扱う時は「大切に扱わなければ」と少し気をつかうものだ。今回「White」をコンセプトに掲げたNEWSを、これまで以上に大切にしたいと思った。

「平日キャスター週末アイドル」のリーダー小山は「明日からも頑張れる?」と語りかけた。翌日からキャスターに戻ることを思えば、半端ない説得力。この人に言われたら心底、頑張ろうという気になる。そして「活動を止めずに走る」という宣言通り、6月24日のシングル発売にテレビ出演とファン活動を休ませてくれないNEWSが愛おしい!


(柚月裕実)



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