過去には松本隆、松田聖子がプロデュース!ファミレスのロイヤルホストとコラボしたアルバムを9月21日に発売した藤井隆に次にコラボして欲しいのはあの超大物ミュージシャンだ!そのわけは

2022/9/22 15:30 龍女 龍女

福岡発祥のファミリーレストランのロイヤルホストとコラボしたのが、今回の藤井隆のアルバムである。


コンセプトとして、ロイヤルホストのグランドメニューを意識して構成したそうだ。
筆者は初回限定版で、ロイヤルホストのグランドメニューそっくりのスペシャルパッケージを購入した。
ロイヤルホストの料理の写真が並んでいるページをめくると歌詞が載っている。

なんで、数あるファミリーレストランチェーンの中でロイヤルホストを選んだのか?
と勝手に想像すると、やはり他のファミリーレストランにはない特別なブランド力がある点ではないか?と思えてくる。

中でもロイヤルのオニオングラタンスープは特別なメニューである。
1954年に来日したマリリン・モンロー(1926~1962)がロイヤルホストの前身となった「ロイヤル中洲店」で出されたオニオングラタンスープを気に入ったと言う逸話が伝わっている。
今も人気メニューとして残っている。
マリリン・モンローは歌手としてもヒット曲を持つ人気俳優だったから、「歌う俳優」と言う側面を持つ藤井隆自身にもすんなり受け入れられるイメージを持ったチェーン店なのであろう。

吉田豪のインタビュー(音楽ナタリー9月21日付)によると、藤井隆はロイヤルホストを運営する企業ロイヤルグループの飲食店(他に「天丼てんや」や「シズラー」)が好きだから決まったそうだ。
また、ロイヤルホストのグランドメニューの料理のメニュー構成の幅広さがこのアルバムで出したい幅広い音楽のジャンルと一致したからだと答えている。

全10曲の内、2曲目の『We Should be Dancing』は鈴木杏樹がKAKKO名義で出したStock Aitken & Watermanプロデュースの90年のデビュー曲をカバーして、本人とデュエットした作品。

3曲目の『アイリーン』は安部恭弘(1956年1月13日生れ)が1984年に発表した曲のカバー。アルバム『SLIT』内でしか発表されていない。
藤井隆は数年前にたまたまSpotifyで聞いて気に入ったのだそうだ。

5曲目の『おやすみ東京』は作詞家として「音葉」名義で鈴木京香が参加している。

4曲目『ヘッドフォン・ガール 翼が無くても』と9曲目『東西南北』には、元キリンジの堀込泰行が作詞作曲(9曲目の作詞は藤井隆と共同名義)で参加している。

8曲目『14時まえにアレー』と10曲目『Chocolate』は作詞に四季の会(関根勤・清水ミチコ・藤井隆・YOU)のメンバーで仲良しのYOUが参加している。
YOU(1964年8月29日生れ)はフェアチャイルドと言うバンドでヴォーカルを務めていた過去があるのでミュージシャンとして知っている人もいるだろう。
YOUの現在やっている音楽活動の一つが藤井隆の楽曲の作詞というのは、知らなかったので今回取り上げて良かった。


(吉本興業の宣材写真から引用 イラストby龍女)

さて、タイトルにあるように筆者が藤井隆にコラボして欲しいのは
ずばり松任谷由実(1954年1月19日生れ)である。
自動的にプロデューサーは夫の松任谷正隆と言うことになる。
本人は否定していたが、ユーミンに関して80年代の後半にこんな都市伝説があった。
深夜のファミレスで客の会話を聞いて歌詞にしている
である。
よくよく考えてみれば、彼女の優雅な生活様式を想像したら、今ならあり得ない話である。
ファミレスには行ったことはあるらしいが、歌詞を書くときは鶴の恩返しのように自宅の書斎?に隠れて書くそうである。
しかし、この噂を逆手にとって、実際にファミレスを題材にユーミンが曲を書いたらどうなるか?
一種の実験として、適切なコラボ相手は藤井隆がふさわしいのではないかと思えてきた。


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