過去には松本隆、松田聖子がプロデュース!ファミレスのロイヤルホストとコラボしたアルバムを9月21日に発売した藤井隆に次にコラボして欲しいのはあの超大物ミュージシャンだ!そのわけは

2022/9/22 15:30 龍女 龍女

筆者も大好きで観ていた番組が
Matthew's Best Hit TVシリーズ(2001年4月~2006年9月)である。
内容的には音楽を中心としたバラエティ番組だが、厳密さはなくゆるかった。
司会者の藤井隆はイギリス人と日本人のハーフのマシュー・弦也・南と言う設定で登場する。
2005年5月に乙葉(1981年1月28日生れ)と結婚を発表したときは、マシューが藤井隆にインタビューする場面が放送されている。

藤井隆は自身よりもキャラに扮した方がイキイキする性格のタレントだ。
キャラになると、ハイテンションなスイッチが入るのが特徴である。

『Best Hit Generation』という、ゲストとテーマ毎に思い出の映画や音楽について当時の映像を見ながら語ったコーナーがあった。
この中で特に藤井隆の音楽的好みが反映されたのが、マシュー推薦の作品を挙げた「マシューズ・アイ」で、80年代のセレクションが多かった。
彼が好きな音楽特にアイドル系に造詣が深いせいか、放映当時全盛だったハロー・プロジェクトのアイドルを始めとして、ゲストが多彩であった。
筆者がよく覚えているのは、小泉今日子(1966年2月4日生れ)にはげづらを被らせて、モデル歩きをするなど腹を抱えて笑った。
ついにはマシュー南はハリウッド映画にも進出している。
ソフィア・コッポラ監督の映画『ロスト・イン・トランスレーション』(2003)で、主人公の俳優役のビル・マーレが出演する番組のMCとして登場していた。

番組の終了後はマシュー南としてはしばらく他の番組にも出ていなかった。
今年、Amazon Audibleで
『Matthew’s Matthew マシュー南の部屋の中のマシュー』で復活した。


(復活したマシュー南 イラストby龍女)

藤井隆本人としても、NHKのラジオ深夜便土曜日の月の第2・3週にある深夜便ビギナーズのパーソナリティを務めているなど、ますます音楽と親和性の高いメディアでの仕事が増えている。


マシュー南が誕生したのは、80年代のポップス、特にアイドル歌手が取り上げていたジャンルとして洋楽のカバーからの影響があったからだと考えられる。
そのカバーの元ネタにはイギリス発のアイドル的人気なミュージシャン(バナナラマ、ワム!、デュラン・デュラン、デッド・オア・ライヴ等)も多かったので、それに対する憧れを体現したキャラクターがマシュー南になって結実したのだろう。
今ではシンガーソングライターは主流になってしまったが、藤井隆は作詞作曲家歌手と分かれる音楽に深い愛着があった。
その象徴がアイドル歌手であり、また女優が歌う歌にも興味を広げている。

藤井隆本人の音楽活動もその傾向に沿った道のりになったので、次に詳しく観ていこう。

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