星野源の音楽の師匠、細野晴臣が在籍したはっぴいえんど『風街ろまん』は2021年11月20日で発売50周年。見開きジャケット左の撮影場所付近へ行って、今では当たり前の〇〇〇〇の理由が分かった

2021/11/19 22:00 龍女 龍女


1971年11月20日にはっぴいえんど『風街ろまん』が発売された。
今年でちょうど発売50周年である。
どれくらい売れたかは、データが残っていない。
ただし、どれだけ後世の日本のミュージシャン達に影響を与えたか計り知れないものがある。


(1971年頃のはっぴいえんど。左から細野晴臣、大滝詠一、鈴木茂、松本隆 イラストby龍女)


(1985年に再結成時の写真から引用。左から大滝詠一、松本隆、細野晴臣、鈴木茂 イラストby龍女)

基本情報として、はっぴいえんどのメンバーは4人。
細野晴臣(1947年7月9日生れ)東京都港区白金出身、立教大学社会学部観光学科卒業。 ボーカル、ベース、ギター、キーボード、作曲を担当。
大滝詠一(1948~2013)岩手県奥州市江刺区出身、早稲田大学第2文学部中退。ボーカル、ギター、作曲を担当
松本隆(1949年7月16日生れ)東京都港区青山出身、慶應義塾大学商学部中退。ドラムス、パーカッション、作詞を担当。
鈴木茂(1951年12月20日生れ)東京都世田谷区出身。東京都立玉川高等学校卒業。ギター、ボーカル、作曲を担当。
活動期間は1969年 - 1973年。再結成が1985年、2021年と続く。
2021年は、既に大滝詠一が亡くなったので、3人だけと言うことであるらしい。

オリジナルアルバム3枚の内、2枚目に当たるこの作品は日本語ロックの金字塔として、名作アルバムとして、オールタイムベストに必ず入ってくる作品である。

曲目を挙げると、
1.抱きしめたい (3:32)
作詞:松本隆、作曲:大瀧詠一
2.空いろのくれよん (4:05)
作詞:松本隆、作曲:大瀧詠一
3.風をあつめて (3:50)
作詞:松本隆、作曲:細野晴臣
4.暗闇坂むささび変化 (1:51)
作詞:松本隆、作曲:細野晴臣
5.はいからはくち (2:58)
作詞:松本隆、作曲:大瀧詠一
6.はいから・びゅーちふる(0:38)
作詞・作曲:多羅尾伴内
7.夏なんです (3:11)
作詞:松本隆、作曲:細野晴臣
8.花いちもんめ (4:09)
作詞:松本隆、作曲:鈴木茂
9.あしたてんきになあれ (2:11)
作詞:松本隆、作曲:細野晴臣
10.颱風 – (6:26)
作詞・作曲:大瀧詠一
11.春らんまん – (2:32)
作詞:松本隆、作曲:大瀧詠一
12.愛餓を – (0:39)
作詞:松本隆、作曲:大瀧詠一

音楽面や文学的価値については、大滝詠一と鈴木茂、作詞家に転身した松本隆の研究がある。

最低限、知って欲しい情報は、4人の内、松本隆を除く3人がリードヴォーカルをした曲が配置されている。
原則は作曲者が歌っている

筆者の得意の分野は、歴史と美術である。
そこでふさわしいメンバーを見つけた。
細野晴臣である。
後年、彼ほど総合芸術の映画、その劇伴音楽を手がけた人物もいない。
また、大ヒット映画の舞台になった豪華客船に乗っていた人物と縁があるからである。
そこで、筆者は今回は細野晴臣の視点で、はっぴいえんどから50年経って、どうなったのか?

細野晴臣は、日本の音楽シーンを牽引する星野源の音楽の師匠として知られる。
星野源(1981年1月28日 生れ)に具体的にどういう影響を与えたかで、その歴史的価値が分かるはずだ。


筆者は早速Wikipadiaで、『風街ろまん』の項目を読んでいたら、見開きジャケット左の写真の4人がどこで撮影したか、注目した。
それは、筆者の地元、東村山から電車で気軽に行けるほどの距離。
11月14日に早速行ってみて場所の空気を吸ってみようと言うことになった。

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