音楽ドキュメンタリー映画『サマー・オブ・ソウル』の舞台は1969年の夏のニューヨークのハーレム。当時19歳だったスティーヴィー・ワンダーが10年後に生み出した名曲との関係が分かった!

2021/9/17 15:00龍女龍女

結果とはすぐに出るとは限らない。
時代が進みすぎて、ついつい時間に追われて少しでも早く答えが知りたくなりがちな世の中だ。
そうじゃない、時には機が熟さないと実現できないことがある。
絶望するなと言いたい。
そんなことを考えさせられる作品を観た。
筆者は久々に映画館へ行った。

題名は
『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』
である。

1969年6月29日・7月13日・7月20日・7月27日・8月17日・8月24日の日曜日午後3時から暗くなるまでの6日間、無料の音楽フェスティバルが行われた。
場所はニューヨーク州ハーレムのマウント・モリス(1993年にマーカス・カーヴィに改名)公園だ。
ハーレム・カルチャラル・フェスティバルの模様を約2時間に編集して、その歴史的意義を検証した作品が、この長編音楽ドキュメンタリーだ。

アフリカ系やラテン系を含め、ニューヨークのハーレムに住んでいる移民たちが観客として集まった。
それに合わせるかのように、出演したのは、様々な音楽ジャンルのミュージシャンやコメディアンや活動家だ。

今回は、27組の出演者の中で、スティーヴィー・ワンダー(1950年5月13日生れ)に焦点を絞る。
映画を観終えて、一つの名曲の伏線になっていることに気づいたのでそれを解き明かしていこう。
本題に入る前に、映画の概要を説明する。

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