【素敵なデザインで振り返る】2020年展覧会チラシデザイン10選

2021/2/6 21:05KINKIN



2020年の展覧会チラシを私の好みで選んだ「展覧会チラシコレクション 2020」、去年、一昨年から引き続き、なんと第三回の開催です!美術展などに行くと、持って帰ってきてしまうチラシから好みのデザインのものを選び、ここで発表しています。

2020年は大変な年でした。美術展なども去年4月5月頃の展覧会のチラシはほとんど手元にありません。開催されなかった展覧会のチラシ、開催されたものの入手できなかったチラシなども。

私が入手できたものから、まず50種類に絞ったものが下記の写真です。皆さんの好きな展覧会チラシはありましたか?この中からさらに好きなデザインもの10種類に絞りました!


↑こちらは第一次予選を通過した2020年展覧会チラシ50選

選んだ基準
1.2020年以降に始まった展覧会のチラシである
2.美術館や博物館、ギャラリー、アート関連イベントなどのチラシである
3.私の目に付いて持ち帰られたものである
4.基本は展示内容に関係なくデザインを中心に選定している
5.私の好みで選定している


基本選んだ10本には順位をつけず、展覧会の開催順に発表します。

2020年展覧会チラシ 私が好きなデザイン10選!発表します!(なお、チラシや表記と実会期がズレている展覧会もありますのでご了承ください)




Bodyscore - the soul signature ヤコポ バボーニ スキリンジ展
https://chanelnexushall.jp/program/2020/jbs2020/
CHANEL NEXUS HALL
2020/1/15-2/16

黒地に作品である写真の魅力をうまく見せているチラシ。情報量も少なく、シルバー色の文字が縦横交じりもデザインによって気にならない様にまとられています。




ハマスホイとデンマーク絵画
https://www.tobikan.jp/exhibition/2019_hammershoi.html
東京都美術館
2020/1/21-3/26

情報をグッとおさえて作品の引き込まれる魅力で勝負しているチラシです。この雰囲気が好きな人は見た瞬間に手に取ってしまいそうなデザインです。




白 の中の白 展 ―白磁と詞(ことば) という実験。
https://atelier.muji.com/jp/exhibition/1999/
無印良品 銀座 6F ATELIER MUJI GINZA Gallery1
2020/3/13-10/18

白地にエンボスのかかった文字のみで何の展覧会かパッと見わからなくてもこのデザインが好きな人が来てくれれば良いのだ、と言うような割り切った感じが好きです。





久門 剛史 − らせんの練習
https://www.museum.toyota.aichi.jp/exhibition/hisakado/
豊田市美術館
2020/3/20-9/22

色版と黒版の2種類あります。地が薄ら霞掛って見えますが、よく見ると螺旋状に細かい文字がビッシリ書いてあります。文字色もグラデーションになっていたりとこのデザインは大好きでした。




開校100年 きたれ、バウハウス ―造形教育の基礎―
http://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/202006_bauhaus.html
東京ステーションギャラリー
2020/7/17-9/6

古い紙の感じを出して、レトロでカッコいいデザインのチラシになっています。色も使っていますが、くすみ具合によって落ち着いて良い感じです。




翁 -大名細川家の能の世界-
http://www.eiseibunko.com/end_exhibition/2020.html#2020natsu
永青文庫
2020/7/23-8/30

ぱっと見、何の展覧会か判りませんが、円が重なっていくことを見せている大胆なデザインです。能の音楽のリズムや踊りの動きを円の重なりで表現しているのでしょうか?




ミヒャエル・ボレマンス マーク・マンダース|ダブル・サイレンス
https://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=17&d=1782
金沢21世紀美術館
2020/9/19-2021/2/28

ぱっと見でカッコいい。日本語を小さくしているからでしょうか?作品の写真+文字というあくまでも普通のチラシの構成なのに色合いや少し浮き出る文字などのバランスが良いです。




日本美術の裏の裏
https://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2020_2/index.html
サントリー美術館
2020/9/30-11/29

作品に絡む文字が表に来たり、裏に来たり、裏返っていたり、タイトルを大きく出してもデザイン性が感じられてよかったです。




琳派と印象派 東西都市文化が生んだ美術
https://www.artizon.museum/exhibition/detail/45
アーティゾン美術館
2020/11/14-2021/1/24

琳派のデザインをあっさりした色合いで見せているのが良い。印象派はどこ?と思ったら模様の地色っぽく印象派の絵を使っているのも良いです。まさに東洋と西洋の組み合わせのデザイン。




眠り展:アートと生きること ゴヤ、ルーベンスから塩田千春まで
https://www.momat.go.jp/am/exhibition/sleeping/
東京国立近代美術館
2020/11/25-2021/2/23

タイトル文字のタイポグラフィがそのまま全体のグラフィックデザインとなっています。各情報の文字もとても良く、色味と相まって眠い感じがとても良く伝わってくるようです。




いつもの通り私の好みでの10本です。毎回思うのが、デザインって難しいな、と。デザインが良くても内容とあっていないとダメですし、手に取ってもらうデザインでないとダメですし、良いという基準がどこにあるのか迷います。
このチラコレは私が好きなデザインで選んでいますが、決してそれが展覧会のチラシとして良いデザインとは限りません。

また、実際に見ると文字がエンボス状に浮き上がったり、紙の質感が魅力的だったり手に取らないと判らないようなデザインのこだわりがあるチラシもありました。

ただ、毎回書いていることですがチラシが展覧会に興味を引くための第一歩である事は多いでしょう。これらを見て展覧会に興味を持ってくれる人が増えると嬉しいです。今年の展覧会のチラシにも注目していきたいと思います。



チラコレ(チラシコレクション)は去年、一昨年もやりましたのでこちらも是非みてください。

【これはカッコいい!】2019年展覧会チラシデザイン10選発表
https://ima.goo.ne.jp/column/article/7922.html

【思わず手に取った!】2018年カッコいい展覧会のチラシ10選
https://ima.goo.ne.jp/column/article/6753.html