熊野三山制覇!よみがえりの聖地巡礼ツアー【後編】(2/3)

2020/12/28 08:00 スピリチュアル占い師 CHIE スピリチュアル占い師 CHIE


■神倉神社




神倉神社は熊野の神々が最初に降りた場所と言われています。

その後、神々は熊野速玉大社に迎えられたので「新宮」と呼ばれ、それに対してここ神倉神社は「元宮」と呼ばれています。


そんな聖地、神倉神社は神倉山の中腹に存在しているので、お参りするには山を登らなければなりません。
歩きやすいシューズ必須で、538段の階段を登っていきます。



538段というとそこまでの段数ではありませんが、まるで岩壁のような急勾配の石段を登っていくので、これが相当キツイ…!
(体力に自信の無い人は鳥居をくぐり階段を登らず、下から山に向かって参拝する人もいるくらい。)


息を切らしながら階段を登っていくのですが、辺りは緑が覆い被さり、ほぼ手付かずの森は古代の息吹が残っていて神秘的で、スピリチュアルなパワーを存分に感じます!


空気がいっそうひんやりと変わる山の中腹まで階段を登ると、神倉神社の入り口の鳥居が見えてきます。



朱色の鳥居が緑のコントラストに映え。これも美しい!

鳥居をくぐって先へ進むと、山の上から街が一望できます。



新宮市の街の遠くには太平洋が見え、海と山が見ることが出来素晴らしい眺めで見入ってしまいます。


そしてこちらが神倉神社の本殿。



本殿の後ろには巨大な「コトビキ岩」と呼ばれる岩がご神体として祀られています。
この岩に熊野の神々が最初に舞い降りたといいます。


岩には直接触れることもでき、力強いパワーをいただけます。




そして本殿と岩の奥には、祭祀場のようなものがひっそりと佇んでいます。




この中にも入ることが出来るのですが、中はいっそう神聖な空気が漂っていて、しばらくいると頭がクラクラするくらいエネルギーが強かったです。
神様の声が降りてきそうな場所でした。
ここも必見スポットなので見逃さず、しっかりお参りしてください。


熊野速玉大社で見た曼茶羅には、この神倉神社が火で焼かれるような絵で描かれていましたが、あれは神倉神社の伝統行事でお祭りの様子です。

毎年2月6日に2000人に近い男性が松明を持ちながら石段を駆け下りる「お燈祭り」というお祭りが開催されています。



息を切らしてひいひい言いながら登ったこの急勾配の石段を、白装束を纏った男性たちが火を灯しながら駆け下りてくる姿…生で見たら相当感動する景色でしょうね。
お祭りは古くから現代にも受け継がれ残っていて、時代を問わない熊野信仰の篤さが感じられます。

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