あの美術館の学芸員が明かす!【展覧会の裏側狂騒曲】

2019/9/30 12:00 虹

◆第3弾もきっと開催されるはず⁉ 5MUSEUMS.TOKYO をチェックしよう!


▲クロストークの様子

このほかクロストークの時間では、各館の名前の由来や、照明など展示の工夫、そして災害対策など、普段はなかなか聞けないお話を聞くことができました。
とくに地震対策はとても興味深く、各館過去の震災に学んで作品を守っているとのこと。
例えば三井記念美術館。一番初めの展示室では、全てのケースを免震設計にしているそうですが、東日本大震災の直後も茶杓が僅かに倒れた程度で、茶碗などは動かず無事だったとか。また、免震台は横揺れには強いけれど縦揺れには弱いということで、やきものなど、割れたら価値が一気に下がってしまうものは必ずテグスも付けているということでした。


▲東日本大震災の一番大きな揺れの直後の様子。茶杓がぽろっと倒れただけで済んだそうです

このように優雅で落ち着いているように見える展覧会の裏側では、その雰囲気を壊さぬように東奔西走している人の涙ぐましい努力があるのです!
他にも書ききれないほどのエピソードが盛りだくさん。この面白さは、ぜひ参加して体験してほしいと思います。

このようなイベントの情報は5つの美術館が連携して運営する「5MUSEUMS.TOKYO」のサイトでチェックすることができます。楽しいイベントのほかにも、学生無料ウイークなどお得な情報も随時更新されますので、ぜひのぞいてみてくださいね!
笑いと涙に溢れた「学芸員あるある」トークショー。
第3弾が開催されることを熱望しています!

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