あの美術館の学芸員が明かす!【展覧会の裏側狂騒曲】

2019/9/30 12:00 虹


美しく荘厳、そして時に刺激的な作品たち。
添えられたキャプションには、その背景や技法などが学術的に紹介され、こちらの知的好奇心に語りかけます。
トークイベントに参加すれば、知性溢れるスマートな学芸員さんが詳しい解説をしてくれる……ああ、展覧会とはなんと優美なものでしょう! きっとその準備は粛々と滞りなく、エレガントに進められているに違いない。──そう思っていませんか?
展覧会を作る側の人々の話を聞くまでは、私もそう思っていました。しかしそこにはアクシデントに次ぐアクシデント! 鬼のようなスケジュール! 立ちはだかる予算の壁! などなど、優雅とは程遠い戦いが繰り広げられていたのです……‼


◆あの5つの美術館が赤裸々に明かす 展覧会狂騒曲!

とは言え、普段はなかなか聞くことができない展覧会の裏側。しかし年に一度、その舞台裏が(かなり赤裸々に)語られる日があるのをご存知でしょうか?
その名も「学芸員あるある」トークショー! 美術館の学芸員たちが「今だから話せる展覧会のエピソード」を大胆に語ってしまうという、涙と笑いとスリルに満ちた貴重なイベントです。(しかも無料!)
昨年初めて開催され、大好評だったこの企画。「ぜひ続編を」の声が多く、今回は「のぞいてみよう! 展覧会ができるまで」と題して、「現在開催している展覧会の担当学芸員」を中心に「現在開催中の展覧会の裏側や後日談」を語るという、臨場感たっぷりの内容となっていました。



本イベントは今年で4回目の開催となる「EDO TOKYO NIPPON アートフェス」という文化・観光振興の一環です。東京駅周辺の私立5美術館(アーティゾン美術館・旧ブリヂストン美術館、出光美術館、三井記念美術館、三菱一号館美術館、東京ステーションギャラリー)が、歴史的に東京の中心となっている3地域(日本橋・丸の内・八重洲)の魅力を美術館連携を通じて再発見するという取り組みです。
各館をつなぐシャトルバスを運行したり、ワークショップを企画するなど、アートを通じてさまざまな体験ができるようになっています。今年は9月21日(土)~23日(月・祝)の3日間に開催されました。
というわけで残念ながらイベントは終了してしまいましたが、プログラムのひとつであるこのトークショーがあまりにも面白かったので、その内容をレポートしようと思います!

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