このキャラ、見覚えある?思い出してほしい、あの万博と「ファンシー絵みやげ」 (1/3)
■ 2025年 大阪万博開催決定

先週末、2025年の万博の会場が大阪に決定したという深夜のニュースに盛り上がりましたね。色々な場所で誘致に関する施策を目にしていたので、選出は非常に嬉しい報せでした。
5年に1度だけ開催される大規模なものは現在「登録博」と呼ばれており、その規模としては2005年に愛知県で開催された2005年日本国際博覧会(愛・地球博)以来、大阪では1970年の日本万国博覧会(大阪万博)以来55年ぶりの開催と報じられています。

しかし、大規模博覧会としては大阪万博以来55年ぶりかもしれませんが、その間に大阪で国際花と緑の博覧会が行われたことも思い出してほしいのです。通称・花博と呼ばれた国際博覧会規模の万博は、まさにファンシー絵みやげ全盛の時期である1990年に開催されており、ファンシー絵みやげの仕様を生かした商品展開がなされていました。
ファンシー絵みやげは1980年代から1990年代にかけて日本中の観光地の土産店や施設の売店で売られていた子供向けの雑貨みやげです。動物は擬人化され、人物は二頭身にデフォルメされた漫画風のキャラクターイラストが特徴です。

↑ これがファンシー絵みやげ。
花博のことは忘れていても、一般公募から誕生したマスコットキャラクター「花ずきんちゃん」のことは憶えている方も多いのではないでしょうか。かわいらしいマスコットがいることで、子供向けの商品群もファンシー絵みやげ同様にたくさん作ることができたのです。では、一体どんな商品群があったのか見てみましょう。

↑ ざっくりキーホルダーだけでもこんなにあった花ずきんちゃん。これでもほんの一部だと思われる。