【こっちの高尾山は紅葉の穴場】炎上でできた絶景!温泉&ワイン飲み放題も…甲州高尾山がスゴい
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何ということでしょう…
尾根に出たとたん開ける大展望!
斜面を覆うのは高い木じゃなくて草むら。
日本の1500mくらいまでのいわゆる低山といえば斜面は樹林に覆われて、尾根沿いも高木がみっちり。眺望も無いのが普通なのに。
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この山の尾根道は高木がまばらでスケスケだよ~!草も高くてもススキが2mほど。
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あまりの絶景、甲州高尾山だけで帰るのはもったいない。
甲州高尾山と逆方向へ往復45分で行ける、この付近で一番高い棚横手山へ先に登りにいきましょう。
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どんどん上っていくと荒涼とした林道とクロス。一番上の写真で斜面に横一文字に見えていたグレーの帯は、コンクリ固めされた林道の側壁でした。
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コンクリ階段を上ると周辺ぜんぶ丸見えの大絶景。
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登山道はずっと右側が開けて左側は疎林。眺望を楽しみながら歩いてたらあっという間に棚横手山の山頂(標高1306m)、別名・大富士見台に到着!
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残念ながら雲が多くて富士山が見えなかったけど、谷底を覗き込んだら
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紅葉のパッチワーク!こっちまで来てよかったぁ~。
棚横手山から戻ったら今度こそ甲州高尾山へ。富士見台というポイントを通り
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小気味よく続く小さなピークを登りくだり。眺望のよい稜線が遠くまで伸びていて、
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ここだけ見るとまるで高山の上にいるみたい。遠くの山も丸見えです。
さらに振り返ってびっくり。棚横手山方向から下りてきた道が美しい!
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他の登山者が全然いなくてスケール感が分かりづらいけど、写真中央にカーブした1本の長いラインが見えますか? あぁ、この山って
控えめに言って、最高。
この道、ずっと歩いてられる。っていうか、ずっと歩いてたい。
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楽しすぎて忘れてましたが、低山なのに何故こんな絶景になったのか?その答えを物語るのが、全山のいたる所に設置された「たき火たばこに注意」の看板。
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不幸なことにこの山は、
4回も山火事に見舞われた
のだそう。複雑な気持ちだけど、炎上が絶景の生みの親でした…。
原因は地元の人に聞いたら工事作業者のたき火の不始末とか、登山者が揚げた天ぷらとか人災だったらしい。。。基本中の基本ですが、山メシしたら絶対確実に消火しないとですね。
数年前まではリスさんどころかもっと恐ろしい看板と共に、火事による消失面積
平成5年4月 75ヘクタール消失
平成9年3月 375ヘクタール消失
平成19年4月 19ヘクタール消失
平成21年4月 92ヘクタール消失
平成9年3月 375ヘクタール消失
平成19年4月 19ヘクタール消失
平成21年4月 92ヘクタール消失
が登山道に貼り出され「火気厳禁」と厳しく警告していたようです。この山とても乾燥してるように見えるし、元々燃えやすいんでしょうか…。
でも、山火事直後はそれこそ焼け焦げて一面が土色、ぺんぺん草すら生えないハゲ山だったことを想像すると
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まばらでも高木や草むらに覆われた今は、順調に復活中だと言えるのでは。
時々、木の燃えカスを見つけてドキドキするけど
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樹林帯に覆われるノーマル低山に戻るまであと何十年。その間はもう二度と火事を出さずに絶景の稜線歩きを楽しもうではありませんか!
というわけで、再び甲州高尾山の山頂を目指して…
![](https://ima.xgoo.jp/column/img2/kotsubu/220_181106_szcd.jpg)
着く前に!稜線中で一番眺めの良い、一つ手前のピークでランチがお勧め。
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空飛ぶメスティン!
今日のヤマメシは紅葉色の赤&黄パプリカ入りジブリ飯、ミートボールパスタ。
でも最高のごちそうは眺望!南東側が250度くらい見渡せて目の前の山並みはもちろん、眼下に甲府盆地、これから下る尾根と横切る林道も下の方に見えてます。
![](https://ima.xgoo.jp/column/img2/kotsubu/502_181106_szcd.jpg)
![](https://ima.xgoo.jp/column/img2/kotsubu/503_181106_szcd.jpg)
![](https://ima.xgoo.jp/column/img2/kotsubu/504_181106_szcd.jpg)
ちなみに、やっと出会った他の登山者、計6人くらいも皆ここでランチしてました。
なぜなら、あと10分弱で着く甲州高尾山の山頂(標高1106m )は
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![](https://ima.xgoo.jp/column/img2/kotsubu/246_181106_szcd.jpg)
15人くらいで宴会できそうな広さはあるけど、木に囲まれ眺望はほとんどありません。。。(棚横手山に行かず直で来ると、尾根に上がってから40分です)。
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でも、ここまでに絶景の稜線を堪能してお腹もいっぱい。温泉&ワイン目指して一気に下山します。約5分歩けば、4本のアンテナがそそり立つ斜面に。
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林道を横切って真向かいの登山道の続きへ。よくある低山の樹林帯の始まり。
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いよいよ下り一辺倒に。高い木が増えてきてのチラ盆地。眺望よ、サヨナラ(涙)
![](https://ima.xgoo.jp/column/img2/kotsubu/259_181106_szcd.jpg)
下山道はちょいちょい転びそうになるザレた急坂の連続。しまいには倒木だらけの天然アスレチックができてました。
![](https://ima.xgoo.jp/column/img2/kotsubu/269_181106_szcd.jpg)
甲州高尾山山頂から1時間30分くだってゴール間近、ぱあっと開ける風景。
日本の里山の風景っていいよねぇ~。
![](https://ima.xgoo.jp/column/img2/kotsubu/274_181106_szcd.jpg)
特に甲州高尾山はぶどう畑と紅葉と川、高速挟んで向かいの山々という絶景。
害獣(猪、猿、鹿)対策の電気柵が出てきたらついにフィニッシュ。
![](https://ima.xgoo.jp/column/img2/kotsubu/275_181106_szcd.jpg)
恐る恐るドアを開けようとしたら、甲州弁にめっちゃ癒やされた…
![](https://ima.xgoo.jp/column/img2/kotsubu/276_181106_szcd.jpg)
お疲れさま!!
気を付けて帰れしー
また来おしょー(^-^)
「また来る~♪」と心の中で返事して、今日のもう一つのメインイベント、温泉&ワイン飲み放題へと向かいます!