衝撃の顔面を初公開!…放射ホログラフと駄コラシールと「ファンシー絵みやげ」(1/3)
前回の連載でお伝えしたとおり、放射ホログラフという分野がファンシー絵みやげキーホルダーの世界で一定のシリーズとなっています。 ファンシー絵みやげというのは1980年代から1990年代に日本全国の観光地にあふれていた子供向けの漫画風イラストを印刷した雑貨みやげの総称です。
まずは前回紹介したものをおさらいで見てみましょう。
↑こういったキーホルダーで背景が放射ホログラフになっている。
↑伊豆の踊子キーホルダー。文学作品の主人公がまるでディスコスターに見える。
↑京都・天橋立で股のぞきする子供が完全にディスコスター。
はい、このように数々のディスコスターを輩出し続けたこの放射ホログラフキーホルダーの世界ですが、前回も書いた通りビックリマンシールの背景には存在しないデザインのプリズムなのです。
■ ビックリマンにおけるホログラム技術
悪魔VS天使シリーズのオマケシールで大人気となったロッテのチョコウェハース菓子ビックリマンでは、主に当たりシール(ヘッド)などの背景にホログラム技術を応用したプリズムが使われていました。
↑ビックリマンでイメージされる背景は、この四角い角プリズムが多い。
中でも定番は初期のヘッドに使用された角プリズムだったのですが、その後さまざまな模様のプリズムが登場していきました。それでもこの放射ホログラフだけは使われなかったのです。
- 1
- 2
- 3
- >
次へ 印刷前素材との出会いが…