衝撃の顔面を初公開!…放射ホログラフと駄コラシールと「ファンシー絵みやげ」(2/3)
■ 印刷前素材との出会い
このようなビックリマンのヘッド的なプリズムシールを背景として色々な素材を切り抜いてコラージュする「駄コラシール」というカルチャーが生まれ、Twitterを中心に盛り上がり、今年の3月には展示イベントが行われました。
決定事項、更新しました。
— OMI GIBSON (@OMI_KERO) 2018年2月28日
【イベント】駄コラシール博覧会 3月30日&31日 - OMI化郎GIBSON https://t.co/Ybl8OSE8Q2 #駄コラシール pic.twitter.com/PzMG903ZIi
駄コラシールという新しい表現に感銘を受けて私も作品を作りました。そして発案者のOMI化郎GIBSONさんとは旧知の仲だったこともあり、展示会会場へ足を運んだのですが、そこで驚きの作品が眼前に現れました。こんな出会いがあるとはまったく予想していなかったのです。
はい。そうです。なんと放射ホログラフを背景に作った作品があったのです。あまりの衝撃に挙動不審になりながらも、慌てて作者であるOMIさんに質問したところ、参加された方がホームセンターで放射ホログラフの素材を買われ、それを分けてくれたそうです。その素材がこちら。
このサイズのものがいくつか連なって、切れ目にミシン目が入っていました。ここから分かるのは、中心にキャラクターを据えて放射状に広がるようなデザインに使用するものなので、中心から端までの距離が決まってしまうことです。
おそらくこのサイズのものしかないようで、ファンシー絵みやげキーホルダーで使われているのも、すべてこのサイズ以下でした。どこを四角く切り取っても成立する角プリズムなどのパターンと違い、中心に絵が来るように印刷し、中心を合わせる形で裁断しなくてはならないため、かなり特殊な例とも言えるでしょう。
ビックリマンは、お菓子のオマケにおける景表法の問題で、当選金額の上限を超える高額なホログラムシールを当たりに使えなくなったという話も囁かれており、やはりパターンではないため高額となる放射ホログラフも使えなかったのかもしれません。
■ 顔面ディスコスター
さて、では少しファンシー絵みやげの放射ホログラフを今回も新たに紹介したいと思います。
放射ホログラフは、通常白インクを背景のすぐ上に印刷することで下地が透けないようにするのですが、この白インクの印刷工程を行っていないものや、一部をわざと透過させて独特の雰囲気を狙っているものもあります。
その中でも特殊な分野として、なぜか顔の部分に白インクが印刷されておらず、背景の放射ホログラフが透けているのです。まずは見てください。
軽井沢なのにサーファー!? 陸サーファー!? などとツッコミたくなりますが、顔が透明になっていることを見ていただきたいです。
これを角度を変えていくとこうなります。
顔面の中心から光が放たれちゃっています。
便宜上これを顔面ディスコスターと呼ぶことにします。