ガチャガチャでアートを楽しもう!

2018/4/26 20:40 yamasan yamasan

仕事帰りにときどき立寄る駅前の家電量販店。
いつものようにガチャガチャコーナーをふらふら歩いていたらとんでもない光景を見てしまいました。

何と、コーナーの一角がアートで占拠されている!

歌川広重、歌川国芳、葛飾北斎!



(左から、歌川広重《東海道五拾三次 日本橋・朝之景》、歌川国芳《東都三ツ股の図》と《みかけハこハゐがとんだいゝ人だ》、葛飾北斎《江戸日本橋》、歌川国芳《相馬の古内裏》)

浮世絵はこれだけではありません。 それぞれラインナップはこんなにゴージャス。

傑作 浮世絵編
東洲斎写楽《三世大谷鬼次の奴江戸兵衛》、喜多川歌麿《ポッピンを吹く女》、歌川国芳《みかけハこハゐがとんだいゝ人だ》、葛飾北斎《神奈川沖浪裏》と《凱風快晴》、歌川広重《東海道五拾三次 日本橋・朝之景》(「傑作 浮世絵編」と重複)

歌川国芳編
《みかけハこハゐがとんだいゝ人だ》(「傑作 浮世絵編」と重複)、《東都三ツ股の図》、《相馬の古内裏》、《金魚づくし 酒のざしき》、《猫の当字 なまず》、《坂田怪童丸》

葛飾北斎 冨嶽三十六景編
《凱風快晴》、《駿州江尻》、《江戸日本橋》、《尾州不二見原》、《甲州石班沢》、《神奈川沖浪裏》》(「傑作 浮世絵編」と重複しているものもあります)

西洋絵画も負けてはいません!

フェルメール!



(左から、《牛乳を注ぐ女》、《真珠の耳飾りの少女(青いターバンの娘》、《デルフトの眺望》、《デルフトの小道》、《真珠の首飾りの女》)

クロード・モネ!



(左から、《睡蓮の池》、《散歩、日傘をさす女性》、《アルジャントゥイユの橋》、《印象、日の出》、《睡蓮》、《モネの家の庭、アイリス》)


これ全部、「ミニチュアアートギャラリー」のシリーズです。
いつもなら単発か二連発くらいなのに、今回はなんと五連発。
おまけにおしゃれな飾り台付です。

一つひとつの絵は縦横5センチ×4センチの小さなものですが、ごらんのとおり、できばえはなかなかのもの。いい雰囲気出ています。
裏面に磁石がついているので、冷蔵庫がアートギャラリーに早変わり!



コンパクトなのでたくさん集めても場所をとらないのがいいですね。




そしてもう一つ。
最近では二次元空間から飛び出してきてたものもあります。

葛飾北斎の北斎漫画から飛び出してきた《雀踊り根付》。



そして金刀比羅宮・奥書院上段の間を飾る伊藤若冲《花丸図》から飛び出してきた《若冲の花》。とても鮮やかな色です。



(上段左《ヒマワリ》、右《ハス》、手前左から《サザンカ》、《テマリバナ》、《ヒメバショウ》)


以前にはこんな愉快な仲間もいました。

グラスのふちに居座ってビールを飲ませてくれない鳥獣戯画の動物たち。



【関連エントリ】
「鳥獣戯画」の動物たちを美術館に連れて行ってみた。

鳥獣戯画といえはこんな豪華なものもありました。
「鳥獣戯画 絵巻物風ミニたぺすとりぃ」です。



レオナルド・ダ・ヴィンチもありました。


素描まで立体化!


さて、アートファンも楽しめるガチャガチャですが、一つ困ったことがあります。
ご存知のようにガチャガチャは百円玉を入れてレバーをガチャッと回しても、欲しいものが出てくるとは限りません。それどころか、同じものがいくつも出てきてがっかりすることの方が多いくらいです。
そうこうしているうちに百円玉も底をつき、千円札を両替機に投入することになるのですが、すぐに百円玉もなくなって、また千円札を両替機に投入することになります。
そこで問題は、どこでこの泥沼から脱出するかです。

どうすれば出費をおさえられるか?

今までいろいろ悩み続けましたが(←実はこんなことで長年悩んでいました)、ガチャガチャのグッズはすぐに店頭から消えてしまうので、最近ではコンプリート(=全部そろえること)しようと思ったら全部で揃うまでとことん続けよう、と開き直っています。

それでもガチャガチャで発売されるアート系グッズをすべて集めいていては大変です。
サンプルでいくつか集まればいいと思ったものは、2、3個でやめる、といった具合にメリハリをつけるようにしています。

最初に紹介したもののうち、モネはコンプリートしましたが、フェルメールは全部で6種類のうち《レースを編む女》がなかなか出てこないので、出るまで挑戦するつもりです。
浮世絵の方は、国芳はそろえて、北斎は、以前そろえた葛飾北斎「冨嶽三十六景」と「浮世絵ミニチュアコレクション」と重複するものがあるので、とりあえずこれくらいにしておこうかな、と思っています。

葛飾北斎「冨嶽三十六景」ミニチュアコレクション


(上段左から《尾州不二見原》、《山下白雨》、《深川万年橋下》、手前左から《神奈川沖浪裏》、《凱風快晴》)

浮世絵ミニチュアコレクション



(上段左から東洲斎写楽《三世大谷鬼次の奴江戸兵衛》、葛飾北斎《神奈川沖浪裏》(冨嶽三十六景と重複)、喜多川歌麿《当時三美人》、手前左から歌川広重《東海道五拾三次 日本橋・朝之景》、葛飾北斎《富嶽三十六景 遠江山中》)

アートファンの一人として内外の名作を収集してゆくゆくはプライベート美術館のひとつでも、と言いたいところですが、そんな大きな資産は持ち合わせていないので、せめてガチャガチャで部屋の中をアートで飾ろう、と考えつつガチャガチャコーナーに出没する今日この頃です。

(楽しいガチャガチャですが、のめり込みすぎると懐具合がさびしくなってしまいます。くれぐれもほどほどに。)


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