ファンシー絵みやげ初のガイドブック…『ファンシー絵みやげ大百科』2月17日発売決定(1/2)

2018/2/2 12:00 山下メロ 山下メロ


お久しぶりです。平成元年あたりのカルチャーを発掘調査している山下メロと申します。80年代とも90年代とも違うその時代を、平成レトロとして愛好しております。



当連載では、80年代から平成初期に流行した「ファンシー絵みやげ」から、当時の流行を紹介していきたいと思います。「ファンシー絵みやげ」とは80年代からバブル経済期~崩壊を挟んで90年代まで、日本の観光地で若者向けに売られていた、かわいいイラストが印刷された雑貨みやげのことです。



「ファンシー絵みやげ」については連載第一回をご覧ください。

■ ファンシー絵みやげが遂に一冊の本に

当連載にて、これまで紹介し続けてきた「ファンシー絵みやげ」ですが、今回書籍化されることが決定いたしました。


これまで紹介してきた色々なブームや、懐かしいアイテムに関する話も、少し違った切り口で書いています。
タイトルは『ファンシー絵みやげ大百科 忘れられたバブル時代の観光地みやげ』で、イースト・プレスより2月17日に発売されます。



表紙のデザインは「水中ニーソ」でも有名な映像作家・デザイナーの古賀学さん。当時のグラフィックの本質を捉えられていて、とてもファンシーで気に入っております。


↑帯を外すとこのようになっている。

とてつもない数の多様な商品が日本中で作られていたにも関わらず、書籍などにほとんど記録が残っていないファンシー絵みやげ。今回は初の書籍化ということで、歴史から何から徹底的に掘り下げて書きました。

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