「ネシ子が会う」歯のマンガ(連載 第十四回)(2/5)

2017/2/7 12:40 フレネシ フレネシ



―――フ:【質問その11】歯のLINEスタンプにも出てくる赤ちゃんと奥さんは、歯の家族ですか?



歯:『幻の家族』です。歯が生み出した幻です。家族が欲しくて妻と子供の幻を見るようになってしまいました。すぐ消えてしまいます。

フ:悲しい設定ですね。「幻の家族」が出てくる回が個人的にとても好きです。

―――フ:【質問その12】「歯のマンガ」に出てくるタニマチさんは、タニマチなんですか?



歯:タニマチ建設の社長で歯にいつもゴハンをご馳走してくれます。一応誓約があって奢るのは食事だけで現金と物は与えないというのがルールです。旅行はOKです。

―――フ:【質問その13】歯のLINEスタンプにも登場する、メガネの女性は誰でしょう?



歯:これ主人公なんですよね…。歯はこの女の子から抜けた歯で一緒に住んでるという設定があるんですが最近ほとんど登場してないです。

フ:この女性が主人公!歯が主人公じゃなかったんですね。

歯:始めた当初は頻繁に出てたんですが最近月一くらいしか登場回数が少なくて毎回「誰こいつ?」ってなるので最近あまり出してないですね。また普通に登場するかもしれません。

―――フ:【質問その14】歯のマンガのグッズはどんなものがありますか?

歯:結構出てます。本、バッジ、Tシャツ、パーカー、ジャンパー、ケース、ポーチ、ブローチ、キャップ、クッションですね。ブローチは手作りですが他は全部業者に頼んで作ってます。



―――フ:【質問その15】グッズにもなっている名シーン「サンバ」はどのようにして生まれたんですか?

歯:単純にサンバが好きなんです。友達がサンバ隊で太鼓叩いてるのでサンバカーニバルとかもよく見に行ってました。その影響もあってサンバよく聴いてます。日本人のサンバの曲も好きです。

フ:サンバいいですよね。私も大好きです。関係ないですが、「つらくてもサンバ」のイラストを見るとSergio Mendes & Brasil '66の「Tristeza」のサビがいつも浮かびます。「悲しみよ、去れ」という歌詞ですし、「つらくてもサンバ」の哲学に通じるものがある気がしています。



―――フ:【質問その16】歯のグッズは、どちらのお店で買えますか?

歯:下北沢のキャンディシロップというユメカワイイがコンセプトのお店で買えます!!



お店の店員さんのせななんさんという方が気に入ってくださって置かせていただいてます。あと吉祥寺のカフェゼノンさんというところでも置かせていただいてます。




フ:一番人気の歯のグッズを教えてください。

歯:なんだなんだで本が一番売れてますね。



フ:では、歯のマンガさんご本人のイチオシの歯のグッズを教えてください。

歯:キャップです!



―――フ:【質問その17】歯のキャラクターなのに、「歯を毎日磨こう」とか「お菓子ばかり食べていると虫歯になっちゃうよ」とか、そういった説教臭さが全くなくて、歯であることを忘れさせるような言動が魅力だと思います。歯磨きとか、歯の治療とか、歯っぽいことはしないんですか?

歯:そうですね。歯のキャラクターが「歯磨こう!」とか言ってると、塾のCMに出てくる子供みたいな気持ち悪さと違和感を感じるので極力言わせないようにしてます。でも歯ブラシのメーカーから歯の予防の漫画描いてくれって言われたら喜んでやります。



―――フ:【質問その18】歯のマンガさんとお呼びしていますが、Twitterのアカウントは「てにをは」さんと「カトちゃんの花嫁」さんも管理していますよね。それぞれのアカウントはどのように使い分けていますか?

歯:漫画家としての活動は基本的に『カトちゃんの花嫁』です。古いアカウントはどこかへ行った写真とか食べ物の写真とかが多いです。

―――フ:【質問その19】マンガはいつから描き始めましたか?

歯:中学生の時です。花くまゆうさく先生の作品を見て衝撃を受けて、失礼ですがこれなら自分にも描けると思って描き始めました。

―――フ:【質問その20】初期はどんな作品を描いていましたか?

歯:花くまゆうさく先生の影響をモロに受けてプロレスの漫画とか戸塚ヨットスクールの漫画を描いてました。

    次へ

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5