この秋行きたいお茶イベント8選!美味しいお茶を飲み比べ
肌寒くなってくる秋はあったかいお茶が恋しくなる季節。
実は秋はお茶イベントの最盛期でもあるのです。日本各地で多くのお茶イベントが開催されます。
そこで、今回はこの秋行っておきたいお茶のイベントをご紹介します!
お茶イベントといっても、日本茶や紅茶、中国台湾茶など、各イベントで扱っているお茶も様々。それぞれのイベントの特徴やテーマなどを事前におさえて、参加するお茶イベントを決めましょう。
◆シングルオリジンティーフェスティバル2016 [紅茶](東京)
まずは、今週末10月8日(土)開催の紅茶のイベント「シングルオリジンティーフェスティバル2016」。
昨年2015年よりはじまった紅茶のイベントで、特徴はイベント名でもある「シングルオリジンティー」。生産者が明確で、かつブレンドや着香などの加工を施していない、茶葉本来の個性を味わう紅茶のことです。
紅茶の輸入元・作り手が集まったこのイベントでは、世界中の茶園から厳選された紅茶や、他では出会えないレアティーが並びます。なんと5年熟成のビンテージの紅茶もあるとか。
イベントでは、紅茶の販売の他に、テイスティング用のカップを持参すればラリー出展者の紅茶を試飲することができる「ティスティングラリー」も実施。世界中の紅茶を飲み比べられる貴重な機会と言えそう。
2016年産の紅茶を対象にしたプレミアムティーコンテストも実施され、入賞茶はイベントでも販売されます。今年のチャンピオンティに選ばれたのは井村製茶、井村典生さんの「べにふうき紅茶 Contest」。
2016年プレミアムティーコンテストのチャンピオンティが発表となりました。栄えあるチャンピオンティに輝いたのは、井村製茶 井村典生さんのべにふうき紅茶"Contest"です。桃のような甘い香りが素晴らしく、満場一致の選出となりましたhttps://t.co/1IGee2r9hN
— シングルオリジンティーフェスティバル (@tea_festival) 2016年9月6日
金賞と銀賞の受賞茶は5点です。
金賞:「手摘み和紅茶(カネトウ三浦園 三浦克暢)」「対馬紅茶(大石孝儀)」「みなみさやか紅茶 MAKOTOBA(宮崎茶房)」
銀賞:「べにふうき紅茶 MIMIZAKO(宮崎茶房)」「紅誉(富士お茶の秋山園 秋山勝英)」
他にも、紅茶鑑定歴40年の三井農林・三浦宣安氏による講演や、紅茶のセミナーなど、紅茶づくしのイベントです。
日時:2016年10月8日(土)10:00~17:00
会場:東京都立産業貿易センター 台東館4F
チケット:前売券 1,200円/当日券 1,500円
※試飲用カップ(30-60cc程度)要持参
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◆第5回 紅茶フェスティバル in 尾張旭 [紅茶](愛知)
愛知県尾張旭市は、日本紅茶協会が認定する「おいしい紅茶の店」店舗数日本一になっている街です。10月23日(日)に開催される「紅茶フェスティバル in 尾張旭」は、尾張旭市を“紅茶の町”として盛り上げるために尾張旭市観光協会が主催しています。
世界の珍しい紅茶体験や、世界と日本の紅茶バザール、紅茶の製茶体験、紅茶セミナー、国産紅茶グランプリ、シンポジウムなどが実施され、紅茶好きには見逃せないイベントです。
シンポジウムの今年のテーマは「国産紅茶の品質を向上させるために」。昨年の国産紅茶グランプリ受賞者など、日本でもトップレベルの紅茶生産者の方々が集結します。
国産紅茶の日本一を決める国産紅茶グランプリ 2016では、一般審査員を含んだ審査により予選通過した12点から日本一を決定します。一般審査員は参加費300円、紅茶フェスティバル当日受付。
また、自分で紅茶を作れる製茶体験も実施。(事前申し込み2,000円、会場:名古屋経営短期大学 調理実習室)
お茶の葉を揉んで紅茶を作り、出来上がった紅茶はお土産に持って帰れます。自分で手作りの紅茶が作れる貴重な機会です。
紅茶フェスティバルまであとひと月!
— 紅茶フェス @ 尾張旭 (@teafes) 2016年9月23日
皆様に有益な情報をどんどんお知らせしていきますね。
シンポジウムやセミナー、世界の紅茶の喫茶室。製茶体験からバザールから、珍しい紅茶からステージショー。
紅茶のイベントで盛りだくさんですから。https://t.co/M3Lh73L780
日時:2016年10月23日(日)10:00~16:00(雨天決行)
会場:スカイワードあさひ他(愛知県尾張旭市)
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◆世界お茶まつり2016 [日本茶](静岡)
お茶イベントは東京だけではありません。茶処静岡では3年に1度の「世界お茶まつり」が今年開催されます。「世界お茶まつり」は春・秋2回の開催で、この秋は10月27日(木)~30日(日)の4日間、静岡県コンベンションアーツセンター「グランシップ」をメイン会場に開催されます。
世界に向けて日本茶の魅力を静岡の地から発信している「世界お茶まつり」。秋の祭典では、世界緑茶コンテストや世界緑茶会議、各種セミナー・講演会など、茶処ならではの深いお茶の世界が堪能できるプログラムが数多く実施されます。
日本各地や世界の様々なお茶が揃う茶産業の総合見本市「ワールドO-CHAメッセ」や、県内こだわりスイーツと静岡茶の組み合わせを堪能できる「お茶とスイーツを愉しむ銘茶カフェ」など、飲んで食べて買って愉しむこともできます。
お茶を体験するプログラムも多く、世界各国の喫茶文化を体験できる「世界大茶会」や富士山を愉しみながらお茶を味わうという「富士山大茶会」も開かれます。
お茶漫画『茶柱倶楽部』のイメージを再現した「茶柱倶楽部の世界を愉しむ」では、作品中に登場する各産地のお茶を味わうことができ、作品の読者ならまたとない体験になるでしょう。
日時:2016年10月27日(木)~30日(日)10:00~16:00
会場:静岡県コンベンションアーツセンター「グランシップ」(JR東静岡駅南口)ほか
住所:静岡県静岡市駿河区池田79-4
入場無料
公式ホームページ
◆第10回 日本のお茶の魅力「茶匠と語ろう」[日本茶](東京)
現代喫茶人の会主催の第10回 日本のお茶の魅力「茶匠と語ろう」が東京松屋(東京都台東区)で11月5日(土)に開催されます。
静岡や狭山、八女、嬉野など日本各地より日本茶の匠が集まり、それぞれの地域のお茶を飲みながら日本茶の奥深さについて触れられるイベントです。
参加茶匠(予定):
吉野誠一(狭山 吉野園)/斎藤安彦(静岡 島田市伊久美)/益井悦郎(静岡県 川根 益井園)/大山泰成(東京 しもきた茶苑)/中谷一美(八女 くま園)/太田祐介(嬉野 太田重喜製茶工場)/川口史樹(品種茶専門店『心向樹』)他
日時:2016年11月5日(土)10:30~17:00
(各席30分x8回 中間で45分の昼休み有り)※途中参加、途中退場可能
会場:東京松屋(江戸からかみ屋)
住所:東京都台東区東上野6-1-3 東京松屋UNITY・4F
参加費:一般2,000円、会員1,500円※当日、受付にて支払い
イベント紹介ページ
◆第2回 九州和紅茶博覧会2016 in 東京 [和紅茶](東京)
昨年より始まった「九州和紅茶博覧会」。第2回目の今年は、会場も2箇所に、2日間開催と昨年の倍の規模に。11月10日(木)は今年3月にOPENしたばかりの東急プラザ銀座店7階「HANDS EXPO カフェスペース」内で、11月11日(金)は昨年と同会場のお台場 東京カルチャーカルチャーで開催されます。両日とも19:00開始(18:30開場)なので、お勤め帰りに寄ってみては。
九州7県の和紅茶や、サミットで話題の三重県の伊勢和紅茶も登場し、20種類以上の紅茶飲み比べができます。飲み比べ用に長崎県「波佐見焼」の茶碗を試飲用に参加者全員にプレゼント!紅茶の色の違いがよくわかる白磁茶碗です。
九州長崎のかすてら菓子「かすてら・カスドース・かすまき」の食べ比べも実施!壱岐島の伝統の製法で作ったかすてら巻「かすまき」や、TV番組で紹介され売切れの幻の茶菓子「カスドース」などが味わえます。
和紅茶ブレンダーの岡本啓さん、堀口園(鹿児島県)の堀口将吾さん、宮崎茶房(宮崎県)の宮崎亮さんらによる和紅茶のトークショーも行われます。
会場ではお茶の販売も。試飲して気に入った和紅茶を生産者から直接その場で買うこともできます。
全県で紅茶生産をしている「九州」。各県選りすぐりの生産者が自慢の紅茶を持参して、九州和紅茶の美味しさを伝えます。
全九州7県から各県代表の「お茶名人」
・鹿児島県:かごしま紅茶 浜田製茶 濱田隆一
・熊本県:あしきた紅茶 お茶のカジハラ 梶原敏弘
・宮崎県:たかちほ紅茶 甲斐製茶園 甲斐雅也
・大分県:因尾紅茶 小野農園 小野隆壽
・長崎県:つしま紅茶 大石農園 大石孝儀
・佐賀県:うれしの紅茶 茶師 松尾俊一
・福岡県:八女紅茶 おぼろ夢茶房 くま園 中谷一美
(6月現在)※変更あり
【各会場】
・東急プラザ銀座店7階「EXPO CAFE」内
日時:2016年11月10日(木)18:30開場、19:00~21:00
住所:東京都中央区銀座5-2-1 HANDS EXPO CAFE内7F
参加費:チケット 3,500円(税込)
詳細ページ
・お台場 東京カルチャーカルチャー
日時:2016年11月11日(金)18:30開場、19:00~21:00
住所:東京都江東区青海1丁目3-11 Zepp Tokyo2F
料金:前売りチャージ券 3,500円(和紅茶20種類試飲/カステラ食べ比べ試食付)当日券500円増
詳細ページ
◆日本茶AWARD 2016「TOKYO TEA PARTY」[日本茶](東京)
2016年12月2日(金)~12月4日(日)の3日間、渋谷ヒカリエ(東京)で日本茶AWARD2016の「TOKYO TEA PARTY」が開催されます。
消費者の視点の新しい審査方法によるコンテスト「日本茶AWARD」の第3回目が今年も開催され、一次二次審査会が9月3日・4日に静岡茶市場(静岡県)で行われました。審査により選ばれた優秀なお茶、プラチナ賞受賞茶20点の中から、12月2日・3日に行われる一般参加者によるテイスティング(三次審査)により、2016年の「日本茶大賞」が決定されます。
日時:
TOKYO TEA PARTY 2016年12月2日(金)~12月4日(日)
三次審査会 2016年12月2日(金)~12月3日(土)
会場:渋谷ヒカリエ
住所:東京都渋谷区渋谷2-21-1
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◆第15回 全国地紅茶サミット in 奈良 「ならではの紅茶&香茶」[紅茶](奈良)
「第15回 全国地紅茶サミット in 奈良『ならではの紅茶&香茶』」が2016年12月4日(日)・5日(月)に開催されます。
古都奈良の歴史とともに育まれてきたお茶文化をさぐり、全国各地のお茶を楽しむ2日間です。
地紅茶の飲み比べが奈良県庁回廊にて行われます。
全国各地から出店した約30のお茶農家さんの地紅茶を、奈良県在住陶芸家・奥野陶房さんによる専用カップで飲み比べます。参加費は1,500円(税込)、うれしいお菓子付きです。
他にも、茶歌舞伎のスタイルの「地紅茶によるおもてなし」や和紅茶専門店「紅葉 くれは」岡本啓氏が講師のシンポジウム、奈良ホテルでの地紅茶懇親会などが行われます。詳細は公式ホームページをご覧ください。
日時:2016年12月4日(日)・5日(月)
場所:県庁中心にプログラムごとに各会場で開催
(奈良県文化会館、奈良町にぎわいの家、奈良県庁回廊、奈良ホテル、やまと会議室)
・全国地紅茶の飲み比べ
日時:2016年12月4日(日)10:00~16:00/12月5日(月)10:00~15:00
会場:奈良県庁回廊
参加費:1,500円(税込)※お一人様につき/1日
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◆地球にやさしい中国茶交流会[中国・台湾茶](東京)
国内最大級の中国茶総合イベント「地球にやさしい中国茶交流会」。第12回の今年は2016年12月10日(土)・11日(日)の2日間、東京・浅草の東京都立産業貿易センター・台東館にて開催されます。
中国茶・台湾茶などのお茶専門店が一挙に集まる1年に1回の貴重な機会です。
様々な茶葉をはじめ、茶壷、蓋碗、飲杯などの茶器、雑貨などが販売され、中国茶をはじめたばかりの人も、ベテランも楽しめるイベントです。
ティーマーケット以外にも、ワンコイン茶席(30分500円)とツーコイン茶席(40分1,000円)は、毎回、行列ができて、茶席券が売り切れ必至の名物コーナーです。
著名な講師陣による中国茶セミナーやミニセミナー、イベントなどは事前に公式ホームページ上で予約します。
通称「エコ茶会」とも呼ばれる本イベントは、「参加者が茶杯を持参すること」がルールとなっています。また、「エコバッグの持参」も呼びかけていますので、自分用の茶杯(小さめの茶碗)とエコバッグを持参して来場しましょう。
日時:2016年12月10日(土)13:00~17:00/12月11日(日)10:00~16:00
会場:東京都立産業貿易センター 台東館 6階展示室
住所:東京都台東区花川戸2-6-5
入場無料
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●参加する際の注意
試飲用カップを購入するイベントもありますが、イベントによっては試飲用カップ持参のところもあります。マグカップなどカップ(200cc)を持っていくと試飲でおなかもタプタプになってしまうので、小さめの試飲用カップを持参しましょう。
また、空腹でお茶を飲みまくると茶酔いをすることもあるので、茶酔いしやすい人はお茶を飲みながらチョコや干菓子などの糖分を摂るようにしましょう。
いずれのイベントもマナーやルールを守って、お茶との出会いを楽しんでください。
各イベントの詳細はそれぞれの公式ホームページにて、最新情報は各公式SNSでチェックしましょう。
10月~12月に開催される主なお茶イベントだけでもこんなにたくさんあります。地域のお茶イベントや、各お茶専門店で開催されるフェアなどもあげたらもっと数があることでしょう。
お茶に詳しくないという方や、普段ペットボトルのお茶しか飲んでないという方も、お茶イベントで美味しいお茶に出会えるかもしれません。まさに「茶縁」です。
いろいろなお茶を飲み比べて、お気に入りのお茶を見つけるのも楽しいものです。
ぜひこの秋は、各地で開催されるお茶イベントに出かけてみてはいかがですか。
(satomin@日本茶インストラクター)
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