「劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)」が公開!北条司原作の終盤戦のあのエピソードが遂に映像化も、これは後編がありそう!?
昭和40年代に入ってアニメは子供向けから徐々に対象年齢を上げていった。
その代表格が『ルパン三世』である。
第一シリーズは視聴率の低迷で半年足らずで打ち切られてしまったが、再放送を繰り返す内に評判になり第2シリーズも制作されるようになった。
それを製作していた会社が現在のトムスエンタテインメント、東京ムービー新社である。
1983年~1985年にかけて、同じ東京ムービー新社で、ルパン三世と同じく泥棒を主人公にしたTVアニメが製作された。
週刊少年ジャンプに掲載された福岡県小倉市(現・北九州市)出身の北条司(1959年3月5日生れ)の連載デビュー作である
『キャッツ♥アイ』だ。
(北条司 イラストby龍女)
『チャーリーズ・エンジェル』を彷彿とさせるような美女3人組のアクションが楽しめる娯楽作だ。
来生三姉妹の泪・瞳・愛が父親の画家ハインツのコレクションを狙って、予告状を出して盗みを働く。
泪と瞳は表向きは喫茶店『CAT'S EYE』の店員として働いている。
愛は高校生である。
瞳の恋人の内海俊夫は刑事になったので、いつ三姉妹が泥棒とバレてしまうのかということもワクワク感をかき立てている。
主題歌の杏里の『CAT'S EYE』は歌詞にこそタイトルは入っていたが
今で言うところの「シティーポップス」な曲調だ。
アニメソングとしてと言うより普通にポップスとしても通用する内容である。
オリコンの一位を獲得して大ヒットになった。
アニメには登場しなかったが、原作に登場するキャラクターで泥棒の「ねずみ」こと神谷というキャラクターがいた。
彼を主人公にして、探偵のような「スイーパー(掃除屋)」という職業に設定を変えて生み出されたのが
シティーハンターこと冴羽リョウ(けものへんに尞)である。
『シティーハンター』がアニメ化された時には、監督は『キャッツ♥アイ』の第2期を担当したこだま兼嗣(1949年12月13日生れ)が起用された。
製作会社は、日本サンライズ、後のサンライズに変わった。
ロボットアニメやSFモノが多かったサンライズが初めて手がけた漫画原作モノであるそうだ。
キャラクターデザインに決まっていた神村幸子が夫のこだま兼嗣を紹介したことから監督に決まったそうだ。
神村は以前からガンダムのキャラクターデザインの安彦良和と仕事をしていたのでサンライズとの繋がりがあっただろう。
筆者はTVアニメ版の『シティーハンター』が好きすぎて、再放送を観まくったあげく作画監督の違いまで分かるようになった。
第一話『粋なスイーパー XYZは危険なカクテル』はこだま兼嗣の師匠筋に当たる
北原健雄(1942~2013)だ。
原作の北条司の絵柄と比べてキャラクターを華奢に描く傾向がある。
作品全体のキャラクターデザインを手がける神村幸子は涼やかな目を描くのですぐに分かる。
今回の映画のキャラクターデザインの高橋久美子(1962年2月20日生れ)はふくよかな輪郭線でキャラクターを描いている。
一番北条司に近い絵柄なので起用されたのだろうか?
2019年に公開された『シティーハンター』の劇場版『新宿プライベートアイズ』はアニメオリジナルのエピソードだったが、今回の『天使の涙(エンジェルダスト)』は原作にあったエピソードである。
冴羽リョウが何故最強のスイーパーになったか?
その秘密が明かされる原作でも映像化が待ち焦がれていた重要なエピソードである。
次の頁ではTVシリーズから続投するレギュラー声優陣とゲストキャラクターを紹介しながら、今回のエピソードのさわりだけでも語りたい。
その代表格が『ルパン三世』である。
第一シリーズは視聴率の低迷で半年足らずで打ち切られてしまったが、再放送を繰り返す内に評判になり第2シリーズも制作されるようになった。
それを製作していた会社が現在のトムスエンタテインメント、東京ムービー新社である。
1983年~1985年にかけて、同じ東京ムービー新社で、ルパン三世と同じく泥棒を主人公にしたTVアニメが製作された。
週刊少年ジャンプに掲載された福岡県小倉市(現・北九州市)出身の北条司(1959年3月5日生れ)の連載デビュー作である
『キャッツ♥アイ』だ。
(北条司 イラストby龍女)
『チャーリーズ・エンジェル』を彷彿とさせるような美女3人組のアクションが楽しめる娯楽作だ。
来生三姉妹の泪・瞳・愛が父親の画家ハインツのコレクションを狙って、予告状を出して盗みを働く。
泪と瞳は表向きは喫茶店『CAT'S EYE』の店員として働いている。
愛は高校生である。
瞳の恋人の内海俊夫は刑事になったので、いつ三姉妹が泥棒とバレてしまうのかということもワクワク感をかき立てている。
主題歌の杏里の『CAT'S EYE』は歌詞にこそタイトルは入っていたが
今で言うところの「シティーポップス」な曲調だ。
アニメソングとしてと言うより普通にポップスとしても通用する内容である。
オリコンの一位を獲得して大ヒットになった。
アニメには登場しなかったが、原作に登場するキャラクターで泥棒の「ねずみ」こと神谷というキャラクターがいた。
彼を主人公にして、探偵のような「スイーパー(掃除屋)」という職業に設定を変えて生み出されたのが
シティーハンターこと冴羽リョウ(けものへんに尞)である。
『シティーハンター』がアニメ化された時には、監督は『キャッツ♥アイ』の第2期を担当したこだま兼嗣(1949年12月13日生れ)が起用された。
製作会社は、日本サンライズ、後のサンライズに変わった。
ロボットアニメやSFモノが多かったサンライズが初めて手がけた漫画原作モノであるそうだ。
キャラクターデザインに決まっていた神村幸子が夫のこだま兼嗣を紹介したことから監督に決まったそうだ。
神村は以前からガンダムのキャラクターデザインの安彦良和と仕事をしていたのでサンライズとの繋がりがあっただろう。
筆者はTVアニメ版の『シティーハンター』が好きすぎて、再放送を観まくったあげく作画監督の違いまで分かるようになった。
第一話『粋なスイーパー XYZは危険なカクテル』はこだま兼嗣の師匠筋に当たる
北原健雄(1942~2013)だ。
原作の北条司の絵柄と比べてキャラクターを華奢に描く傾向がある。
作品全体のキャラクターデザインを手がける神村幸子は涼やかな目を描くのですぐに分かる。
今回の映画のキャラクターデザインの高橋久美子(1962年2月20日生れ)はふくよかな輪郭線でキャラクターを描いている。
一番北条司に近い絵柄なので起用されたのだろうか?
2019年に公開された『シティーハンター』の劇場版『新宿プライベートアイズ』はアニメオリジナルのエピソードだったが、今回の『天使の涙(エンジェルダスト)』は原作にあったエピソードである。
冴羽リョウが何故最強のスイーパーになったか?
その秘密が明かされる原作でも映像化が待ち焦がれていた重要なエピソードである。
次の頁ではTVシリーズから続投するレギュラー声優陣とゲストキャラクターを紹介しながら、今回のエピソードのさわりだけでも語りたい。