大河ドラマ『どうする家康』に佐藤浩市が登場!父・三國連太郎との疎遠の原因とは?息子で俳優の寛一郎がいつ〇〇するかも気になる

2023/8/25 18:00 龍女 龍女

今回のコラムの主役は佐藤浩市(1960年12月10日生れ)である。


(佐藤浩市の宣材写真から引用 イラストby龍女)

今回取り上げるのは、8月25日公開の『春に散る』で横浜流星とW主演を務めるからである。


(『春に散る』の1シーン イラストby龍女)

更に大河ドラマ『どうする家康』第33回『裏切り者』(8月27日放送)で
真田昌幸(1547~1611)として初めて登場するからだ。


(『どうする家康』の真田昌幸 イラストby龍女)

佐藤浩市は1976年生れの筆者とは16歳も上の年齢だが、デビューした年が
1980年だ。
ちょうど筆者が物心ついた時からキャリアを始めているので、若い頃から今までの変化がリアルタイムで分かる。

俳優として超売れっ子なので、作品数も多く全部見切れていない。
筆者が印象に残った作品だけでもピックアップして紹介しながら、
今回は俳優同士の親子関係をテーマに考えていこう。

佐藤浩市の父親は名優三國連太郎(1923~2013)である。
佐藤浩市の息子の寛一郎(1996年8月16日生れ)は祖父の死後の2017年に俳優デビューしたので親子三代での共演作はない。

佐藤浩市と寛一郎の共演作は数本ある。
『一度も撃ってません』(2020年7月3日公開)では、主人公の売れない小説家・市川進(石橋蓮司)の担当編集者・児玉道夫が佐藤浩市、部下の五木要が寛一郎である。
『せかいのおきく』(2023年4月28日公開)では、主人公の松村きく(黒木華)の父親の浪人・源兵衛が佐藤浩市、おきくが好きになる元紙屑拾いの下肥買いの中次が寛一郎である。
昨年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』では、上総広常は佐藤浩市、公暁が寛一郎だ。
しかし、関東の実力者・上総広常は前半で暗殺され、二代将軍頼家の次男・公暁は叔父の三代将軍実朝(柿澤勇人)を暗殺した後、三浦義村(山本耕史)に殺される役なので一緒の場面はない。


三國連太郎は、筆者の祖母と同い年で、青春を戦争とともに過ごした世代である。
高度経済成長期に育った佐藤浩市とはかなり世代間ギャップがあったはずだ。
それを反映したかのような共演作もあるので、是非読んでいただきたい。

その前に、何故親子なのに名字が違うのか?
三國連太郎とは芸名である。
佐藤浩市は本名である。
次の頁では、何故三國連太郎という芸名でデビューしたのか?
三國連太郎の俳優としてのキャリアがよく分かるので、その理由を紹介しよう。

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